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ワインを知ることはRPGを楽しむ感覚に似ている。初心者なりの「ワインの楽しみ方」を紹介します(推しワイン付)
ワイン初心者でも気軽に楽しむ方法をブロガーのヒマワインさんが紹介します。ハードルが高い印象を持たれがちなワインですが「知識やお金がなくても大丈夫」なのだそう。スーパーやコンビニで買える1,000円以下、1,000円台でおすすめのワインも登場します。
- 「家でも飲みたい」と衝撃を受けたワインとの出会い
- ワインを楽しむことは、RPGの楽しさに似ている
- ワイン初心者なりの、楽しみ方を紹介します
- ワインに興味が出てきたら。2,000円以内で楽しめるおすすめデイリーワイン
みなさん、はじめまして。ワインブロガーの「ヒマワイン」と申します。約2年前からワインにハマり、1年前にはワインが好きになりすぎてワインに関するブログ「ヒマだしワインのむ。」を始めました。
新型コロナウイルスの影響で外飲みの機会が減り、家飲みが増えたという方も多いのではないでしょうか。みなさんは普段ご自宅でどんなお酒を飲んでいますか? 家飲みといえばその手軽さからビールや発泡酒、缶チューハイなどを選ぶ方も多いと思います。
でも、家で飲む機会が増えるとだんだん飽きてくる……なんてこともあるのではないでしょうか。そんなとき、僕が今猛烈にハマっている「ワイン」を手にとってみてはどうでしょうか。
ただ、ワインに対してなんとなくハードルが高いイメージを持っている人は少なくないように思います。難しそうだし、お金もかかりそうだし……と。気持ちはよくわかります。私もかつてはそう思っていましたから。
でも、実はそんなことないんです。ワインは知識がなくても楽しめるし、お金をかけずに楽しむことも可能だと私は思っています。にも関わらず、家で過ごす時間をすごく充実したものに変えてくれる飲み物だと思っています。
というわけで、この記事では私がワインのどんなところに魅力を感じて、ここまでのめりこんでいったのか。ワインを通してどんな体験を得たのかを紹介できればと思います。みなさんが自宅で過ごす時間に「ワイン」を楽しむという選択肢が上がると、うれしいです。
また、私自身も知識がないところからスタートさせたまだまだ初心者です。ですが、初心者なりに感じた気軽にワインを楽しむ方法や、手に取りやすいお手頃価格のワインもご紹介できればと思います。
・「家でも飲みたい」と衝撃を受けたワインとの出会い
・ワインを楽しむことは、RPGの楽しさに似ている
・ワイン初心者なりの、楽しみ方
(1)ワイングラスは100円ショップのものでもOK
(2)飲みきれなくても大丈夫。料理に使っても◎
(3)食事がよりおいしくなるような、ワインの選び方
・2,000円以内で楽しめる! おすすめしたいデイリーワイン
「家でも飲みたい」と衝撃を受けたワインとの出会い
私がワインにハマったきっかけは、とあるレストランでたまたまワインを頼んだことでした。
なんとなーく頼んだ白と赤の2杯のワイン、それがどちらも衝撃的においしかったんです。もちろんそれまでもワインを飲んだことはありました。居酒屋で飲んだり、友だちの結婚式で飲んだりとか。
でも、その日飲んだワインはなにかが「違った」んです。それ自体もおいしいし、料理の味を何割増しかにしてくれたことも驚きでした。残念ながら銘柄は覚えていないのですが、別に高いものではなく、600円とか700円とか、それくらいの金額のグラスワインでした。
この感動を自宅でも味わいたい! そう思った私は情報収集を開始しました。
もともと調べるのが好きなこともあり、「ワイン おすすめ」「ワイン 初心者」といったキーワードでネットを検索してヒットした記事を熟読。
あとからわかったことですが、ワイン業界は(どの業界も同じかもですが)初心者を獲得すべく、多くのショップ、あるいはメディア、個人ブロガーに至るまでがいわゆる初心者コンテンツにすごく力を入れているようで、参考になるページを見つけるのは難しくありません。
知識ゼロで「おいしい」ワインにたどり着いたときの感動
それらを調べに調べて、ためしに2本のワインを買ってみました。どちらも1,000円前後で買えるワインです。ワイングラスなんて持ってないので、自宅にあった口径の広い(いちばんワイングラスっぽい)グラスに注いで飲んでみました。そうしたら……これがめっちゃおいしかったわけです。
なんだこりゃーっ! ってなりました。「ちゃんと調べて買えば、知識ゼロでもおいしいワインにたどり着けるんだ!」と、おいしいだけじゃなくて達成感まで味わえてしまったのです。
ちなみに、このとき購入したのはどちらも赤ワイン。1本はスペインの「エヴォディア」で、もう1本はイタリアの「カザマッタ ロッソ」というワインです。
どちらも有名なワイン漫画に登場するという風に紹介されていたワイン。洋服で言う「雑誌掲載商品」みたいなもんですね(笑)。エヴォディアはコンビニでも買えるため、その後複数回リピート。カザマッタ ロッソも気に入って、何度か再購入しました。
私がこの2本を選んだ決め手のひとつは値段が1,000円前後と安かったこと。調べてみると、1,000円くらい出せば十分おいしいものが飲めそうなことがわかりました。1,000円なら失敗しても「まぁいっか!」と思えるし、2本買っておけばどちらかは気にいるんじゃないかと。
また、いろいろなワインが紹介されているなか、ワインに慣れない人にとって苦手意識を持ちやすいとされる「渋み」や「酸味」が弱く、果実味が強いと紹介されていたことと、ラベルのデザインが自分にとって好印象だったことも選んだ決め手になります。結果的にどちらも大変気に入ったので、初めてワインを選ぶという人は
(1)値段は1,000円前後
(2)酸味や渋みは弱め、果実味は強め
(3)ラベルの印象が良いか
という3つの条件を満たすものを探してみるといいかもしれません。(実際に3,000円、5,000円するワインは味が複雑で、最初に飲んでも「よくわからない」可能性があったりします)。
気を良くした私は、さらに1本、続いて2本……と少しずつワインを買い、晩酌にそれを飲む日々をスタートさせました。「白ワインもおいしいけど、赤もいいな〜!」みたいな感じで。
そうしてひと月、ふた月経つうちに、今度は「白か赤か」ではなく「品種」や「産地」が気になってくるんです。「同じ赤ワインでも、こないだ飲んだカベルネ・ソーヴィニヨンっていうのと、今日のピノ・ノワールってのはずいぶん味が違うな〜」とか「同じピノ・ノワールでも、フランスのとチリのだと全然味が違うぞ」とかが少しずつわかってくる。
人間って単純で、そうなると「おれ、ワインのことがわかってきちゃったかも」とか勘違いしちゃうんですね。この状態になると、もう後戻りはできません。ワインラヴァーの一丁上がりです。
品種の違い、産地の違い、同じ産地でも造り手の違い、地域の違い、畑の違い、あるいは醸造の違い……とキリがありません。いわゆる沼っていうやつですね。ワインと出会って約2年、ワイン沼に肩まで浸かってすっかり良い湯加減です(笑)。
ワインを楽しむことは、RPGの楽しさに似ている
このワインにハマる過程の感じって、ちょっとロールプレイングゲームに似ていると思うんです。最初は仲間もいないし、装備も整っていなくて、能力値も低い。
でも、1本また1本とワインを舌に乗せていくことで少しずつ経験値を得ていくと、舌(味覚)のレベルがアップし、ワインごとの違いがわかるようになり、ワインの奥に隠された香りやおいしさが知覚できるようになってくる。
いいグラスなどの装備を整えると、もっとおいしく味わえるようになる。冒険の途中で仲間(ワイン友だち)と出会うこともできます。レベルが上がるほどできることが増えていく。
そして、ゲームで世界地図の空白を埋めていくように、世界中の産地のワインを飲むのがまた楽しい。
フランスやイタリアはもちろん、チリや南アフリカにもおいしいワインがたくさんありますし、ルーマニアやブルガリアといった東欧、モロッコやトルコ、タイにベトナムにインド………世界中でワインは造られているんです。よし、次はジョージアのワインを飲んでみよう! そんな風に考えてワインをグラスに注いでみれば、ちょっとした擬似旅行気分も味わえたりします。
ワインって実は「楽しむために知識が必要」なんじゃなくて、「知識を得ること自体が楽しめる」お酒だと思います。
まだまだ私自身初心者で、知識も経験もありませんし、普段飲んでいるワインも1,000円でお釣りがくるものから1,000円台、2,000円台のワインがほとんど。それでも、十分に楽しめています。毎日、夜のワインタイムが待ちきれない気持ちです。
私はテレワーク中心の生活で、18時が終業の時間。その時間が来るとチーズや生ハム、クラッカーといったつまみと、これもいろいろと吟味して選んだとっておきのグラス、そしてもちろんワインを用意。それをグラスに注いで飲み始めた瞬間からがワインタイム。これにより、自宅にいながらにしてオンとオフの切り替えがカンペキにできちゃいます。
料理も趣味なのですが、「今日のワインにはどんな料理が合うかな?」なんて考えながらキッチンに立つのもすごく楽しい時間です。もちろん、ワイン片手に。
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ワイン初心者なりの、楽しみ方を紹介します
ここまでで、ちょっと家でもワイン飲んでみよっかなーという気持ちになってもらえたでしょうか? でも、やっぱりそうはいってもハードルの高さを感じちゃうという人も多いかもしれません。そもそも最初はどのワインを買えばいいの? とか。一日で飲みきれないからなあ……とか。その気持ち、よくわかります。
というわけでここからは、私なりにワインの世界への入り方・ハマり方をご紹介していきたいと思います(具体的な銘柄はこの記事の最後にまとめるので、手っ取り早くなにを買えばいいかが知りたい方は、そちらをお読みください)。
(1)ワイングラスは100円ショップのものでもOK
まずはグラスです。自宅でワインを楽しもうと思っても「グラスがない」という人も少なくないのではないでしょうか。レストランなどで見かけるような大ぶりのグラスで飲むことで、たしかにワインの香りをより楽しむことができるわけですが、なかなか家にないですよね。
とはいえ、ワインはグラスによって大きく表情を変えるのも事実。そこで私のオススメの方法は、手はじめに100円ショップでワイングラスを購入すること。
その際、なるべく大振りで、なるべく薄いものを選ぶとワインをさらにおいしく味わえるはず。近所に100円ショップがないという人は、家にあるグラスのなかで透明で、なるべく大きく、なるべく薄いものを選ぶと良いと思います。透明だとワインの色を、大きいと香りを、薄いと味わいを、よりダイレクトに楽しむことができますから。
(2)飲みきれなくても大丈夫。料理に使っても◎
続いて、残しちゃったらどうしよう問題です。ワインは開けたらその日のうちに飲みきらなくちゃ! と思う方は多いと思いますが、気にしなくていいんです。
そもそも私もお酒が強いわけではなく、一日にボトル半分くらいしか飲めません。
では残った分はどうするか? コルクをもう一度差して、冷蔵庫の牛乳とか麦茶なんかを入れるスペースに戻すだけ。3日くらいはふつうに楽しく飲めますし、ワインによってはむしろおいしくなったりします。750mlを3日で飲むのはちょっとキツいかも……と思う方は、375ml入りのハーフボトルがオススメ。そのさらに半分の187ml入りというものもあります。白ワインならアサリのパスタや鶏肉を使った料理、赤ワインならカレーやビーフシチューに調味料として入れちゃうというのもひとつの方法です。
(3)食事がよりおいしくなるような、ワインの選び方
料理の話が出たついでに、フードペアリングについても。
難しい顔をして向き合うというより、今日の食事に合うのはどんなワインかな? 今日のワインに合うのはどんな料理だろう? って考えながら飲むことで、いつもの食卓を何割増しかで輝かせてくれるんです。そして、その際ちょっとだけ“相性”を意識すると、もっともっとワインも料理も楽しめます。
簡単なのは、ワインと料理の「色」を合わせるという方法です。白ワインは白っぽい、赤ワインは赤っぽい食材や料理と合わせるんです。
個人的に一番わかりやすいと思うのは肉料理。実は「肉=赤ワイン」なんてことは全然なくて、サラダチキンみたいなあっさりした、白っぽい肉には白ワインが合いますし、牛ステーキのような赤っぽい肉には赤ワインがよく合うと感じます。
味付けによっても合うワインは変わります。わかりやすいのは焼き鳥。塩なら白、タレなら赤がよく合いますよ。唐揚げは、そのままなら赤、レモンをたっぷり絞るなら白がオススメ。
「魚=白ワイン」ってこともまったくありません。寿司を例に挙げれば、光り物や白身、貝には白。濃厚なマグロのトロや、甘辛く煮たアナゴなんかには赤ワインが合います。また、ピンク色をしたロゼは万能で、どんな料理にも合うオールラウンドプレーヤーです。
ワインに興味が出てきたら。2,000円以内で楽しめるおすすめデイリーワイン
最後に、私からとりあえず買うのにオススメのワインを紹介しておきたいと思います。最初にオススメするのは1,000円札でお釣りがくるワインです。それも、スーパーやコンビニで入手可能なもの。もしそれをおいしいと感じたなら、ぜひ1,000円台のワインにも挑戦してもらいたいと思います。
ただ、1,000円台とはいえチューハイなどに比べたら高いですよね。
なので、絶対に失敗したくない! という場合は、まず商品名を調べて「vivino」や「vinica」というワードをつけて検索してみるといいと思います。これらはワイン評価アプリで、多くのユーザーがそのワインを評価した点数や、口コミなどをチェックすることができます。それらをチェックしてから購入すると、失敗する確率はさらに減ると思います。
1,000円以下で手に入りやすい「コスノル」は初心者にぴったり
まずは、コンビニやスーパーで手に入る、1,000円以下のワインから。これは、「コノスル」がオススメ。1,000円以下でもおいしいワインはたくさんありますが、そこに“どこでも買える”という要素を加味すると選択肢は一気に狭まり、個人的に「コノスル」の独壇場ではないかと思います。
コノスルは南米のワイン大国・チリの生産者。自転車のラベルがトレードマークの最安値レンジ「ビシクレタ」シリーズは、日本全国津々浦々のスーパーやコンビニで入手可能です。
よく売られているのは白品種の「シャルドネ」や、赤品種の「カベルネ・ソーヴィニヨン」ですが、少し大きめのスーパーなどに足を運んだ際には是非、白品種の「ゲヴュルツトラミネール」を探してみてください。ハッキリと感じられるライチ味で、飲みやすさは抜群。キリッと冷やして食前酒〜食中酒として飲むのに最高のワインです。
1,000円台のワインで、ワインの奥深さを体感
ワインをもっと知りたい! と思ったら1,000円台のワインにも挑戦してみるといいと思います。1,000円札1枚に100円玉を数個足せば、1,000円以下で挙げた「コノスル」の上級レンジである緑のラベルの「コノスル レゼルヴァ エスペシャル」シリーズがオススメ。白ならシャルドネ、赤ならカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールなどがオススメです。
1,000円台後半なら同じくチリの「モンテス」のクラシックシリーズがオススメ。やはりシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンなどは満足度が高いです。少し大きめのスーパーや酒販店などで見つけられると思います。
もっと色んな種類を楽しみたくなったら「通販」で
もっと個性的な味わいを楽しみたいと思ったら、スーパーやコンビニなどではなかなか見られないものも購入できる、ネットショッピングにトライしていただきたいと思います。
白ワインなら南アフリカの「ビリエラ ジャスミン」はバラのような香りと白桃やマスカットのような味わいがあってものすごく飲みやすいですし、同じ南アフリカの「リントンパーク76 シャルドネ」は、蜂蜜やレモンのようなニュアンスがあるとっても華やかなワインです。
赤ならば、クッキリとした果実味とちょっぴりあるスパイシーさが食欲を誘うオーストラリアの「30マイル シラーズ」は個人的にリピートしている銘柄。アメリカはカリフォルニアの「サブミッション カベルネ・ソーヴィニヨン」は濃厚な果実味で非常にわかりやすいおいしさがあります。濃厚な果実味という意味ではイタリアの「チャンキー レッド ジンファンデル」もおいしいです。
また、フランスの有名なスパークリングワインに“シャンパーニュ(シャンパン)”がありますが、「ポワルヴェール・ジャック」はときに2,000円を切る価格で買える超高コスパシャンパーニュとしてオススメです。
……と、挙げればキリがありません。
そんなこんなでもしも首尾良く「ワインっておいしいかも!」と思えたらしめたもの。おいしいと感じたワインが赤のカベルネ・ソーヴィニヨンだったら、同じカベルネ・ソーヴィニヨンを飲んでみるのもよし、別の赤品種のワインを飲んでみるのもよしです。同じ品種なのに味が違う! とか、品種が違うと味がこんなに違うのか! といった感動が、きっと味わえるはずです。
そこから先は、私が“沼”にハマったのと同じ経緯が待っています。産地に品種、地域に畑、ヴィンテージ(ブドウの収穫年)による違い、醸造法、“自然派”か否か……味の差分をもたらす要素の組み合わせは無限にあり、飽きることはまったくありません。知れば知るほど知りたくなる、それがワインなのですから。
もっと知りたい! と思ううち、気がつけば私の家にはワインセラーが設置されるまでになりました。また、これが楽天カードさんのメディアだからというわけではなく、ワインを買うには楽天市場が品揃えも豊富で価格も安く、ポイントもついて圧倒的に便利。そのため、楽天市場でワインを買っていたらいつの間にか貯まった楽天ポイントでテレビを買い換えることができた、なんてイベントも発生しました(笑)。
ワインは知れば知るほど面白く、飲めば飲むほどおいしいお酒です。おうち時間をちょっぴり、いや、かなり豊かにしてくれるワイン。みなさんもぜひ一度、トライしてみてくださいね!
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。