少しの工夫でカフェ気分に! 生粋のコーヒー好きが紹介する「おうちカフェ」のアイデア

リリース日:2022/07/20 更新日:2024/08/01

少しの工夫で自宅にいながらカフェ気分が味わえる「おうちカフェ」の楽しみ方を紹介。おいしいコーヒーの淹れ方やカフェのようにくつろげておしゃれ感も演出できる空間作りのポイントなど簡単にできるアイデアが満載です。

  1. 自分の思うがままにできる「おうちカフェ」は最高
  2. 【Step1.】ハンドドリップに挑戦。「コーヒーを淹れる楽しみ」を味わう
  3. 「挽きたて」は格別! 作業に没頭することで、こころも整う
  4. 【Step2.】淹れ方を変えて、味わいの違いを楽しもう
  5. 【Step3.】フードや空間にもひと工夫。より居心地のいいおうちカフェを堪能
  6. 最後に

はじめまして、おなじといっしょと申します。丁寧に暮らしたい、たまには楽したい、いいものを買いたい、節約したい、そんな矛盾の波を航海するディスカバリーブログ「おなじといっしょ」を運営しています。

 

さて、昨今の状況から、自宅で過ごす「おうち時間」とともにコーヒーや紅茶をたしなむ人が増えていると聞きます。わが家も普段からコーヒーを自宅でも楽しむ「おうちカフェ」派なのですが、ちょっとした工夫をプラスするだけで、より素敵な時間になると日々実感しています

 

そこで今回は、コーヒーにまつわる「わが家流のおうちカフェの楽しみ方」をご紹介したいと思います。

【INDEX】

【はじめに】自分の思うがままにできる「おうちカフェ」は最高

【1】まずは「コーヒーを淹れる楽しみ」を味わおう
・すぐ始められる、お気楽ハンドドリップ法
・作業に没頭することで、こころも整う

【2】別の淹れ方にもチャレンジ。バリエーションを楽しむ
・初心者にもおすすめ「フレンチプレス」
・「水出しコーヒー」もおうちで味わえる!

【3】フードや空間をひと工夫。より居心地のいい「おうちカフェ」に
・市販のお菓子もお皿に載せてカフェ感アップ
・お気に入りの場所を見つければ気分転換にピッタリ

自分の思うがままにできる「おうちカフェ」は最高

わたしはコーヒーをあればあるだけ飲んでしまう、生粋のガブ飲み愛飲家。

 

夫は数年前からコーヒーを飲むようになったのですが、凝り性な性格も手伝ってハンドドリップを習得し、今では自宅で生豆焙煎(珈琲の自家焙煎)が休日の習慣になるほど。

 

小さな子どもがいるわが家では、おしゃれなカフェでゆっくり……というわけにはなかなかいきません。おしゃれなカフェに行けないならばと、おいしいコーヒーの淹れ方、空間づくりなどを工夫し、生活感あふれる自宅の中に居心地のよい「おうちカフェ」を作り出すことに成功しました。

 

今回はカフェのような気分を楽しむためのいくつかのポイントを、ご紹介します。

 

コーヒーを極めるのって難しそう……とひるんでしまう人もいるかもしれません。でも、おうちカフェは想像よりもずっと簡単・フリースタイルな趣味なんですよ。

コーヒーって簡単だ!

【Step1.】ハンドドリップに挑戦。「コーヒーを淹れる楽しみ」を味わう

まず「インスタントコーヒーしか淹れたことがない」という方は、コーヒー粉を使ったハンドドリップにチャレンジしてみましょう。

 

ここで豆を挽くところからでなく、既に粉砕されたコーヒー粉をおすすめするのは訳があります。

 

コーヒー豆専門店ではなく、スーパーやコンビニ等の量販店で売られているコーヒー豆はあまり流通が回っておらず鮮度が落ちてしまっていることも。コーヒー初心者でお目当てのものが特にない場合は、粉砕済みの(粉)と書かれたコーヒー粉で、さらには売れ筋のものを購入することをおすすめします。その方が鮮度が高く、大ハズレに出会う確率は低いはずです。

正解なんてない。のほほんとした気持ちで淹れてみよう

わが家でハンドドリップをするときに使っているものは、

 

・コーヒー粉
・メジャースプーン
・細口のケトル
・ドリッパー
・ペーパーフィルター
・お気に入りのマグ、もしくはコーヒーサーバー(ドリップしたコーヒーを受けとめるための容器)

 

です。わが家流の淹れ方を紹介します。

まずは、ケトルに十分な量のお湯を沸かし、ボコボコと沸騰したら一旦火を消し、ペーパーフィルターにきっちり折り目をつけます。

 

ペーパーフィルターには円錐形と台形の2種類があるので、お手元のドリッパーの形状に合わせて選んでください。

 

台形の場合はこのように底面と側面で互い違いに折るのがコツ。ドリッパーの形状にきっちり沿わせることができます。

地味に好きな作業です

ドリッパーにフィルターをセットし、淹れたい杯数のコーヒー粉をメジャースプーンで測って入れます。そしたらトントンと表面を軽くならして平(たいら)にします。

 

焦らなくても大丈夫。こうやってモタモタ準備すると、さきほど沸騰したお湯がハンドドリップにちょうどよい適温(95℃前後)になっているという寸法です。

 

ここ、「えっ……雑」って思った方もいるかもしれませんが、「コーヒーの淹れ方なんて難しくない、のほほんとした気持ちで各々好きにすりゃーいい」という説を私たちは唱えています。

 

ちなみに夫は「プロに聞きに行こう」とハンドドリップコーヒーの講習を受けに行ったことがあるのですが、自分たちなりに解釈し、おうちでも面倒じゃなく毎日楽しめる流儀として、今の形になっています。プロの講習を受けて一番の収穫は「講師の方が好きにすればいいって言ってくれたので、『なるほど、好きにするのが良いんだな』と分かったこと」だそうです。

好きにしたらいいとのこと

では、ドリップ作業に入ります。はじめチョロチョロと表面の粉を濡らす程度の少量のお湯をかけ、一旦ストップ。10秒程度ひと休みします。これは「蒸らし」という工程です。

 

蒸らし工程の後は、こうやって500円玉サイズの円をくーるくる。

……ちょちょ! 温度は? 湯量は?

 

安心して、ここは「おうちカフェ」。実際のところ、ハンドドリップは個人によってやり方はさまざま。正解なんて、あってないようなものです。




「挽きたて」は格別! 作業に没頭することで、こころも整う

こう見えてコーヒー豆は鮮度が命の生鮮食品。もしもお気に入りの豆と出会えたら、ぜひ飲む直前に「豆を挽く」という工程も覚えてほしい!

挽きたての豆で淹れるコーヒーは至高です。味わいについては言うまでもなく、挽いた直後のコーヒー粉は香り高くフワフワで、先述のハンドドリップの工程や時間がよりいっそう楽しくなります。

 

すこし話が脱線しますけれど、一口に「コーヒーを淹れる」と言いますが、その工程には「こころを整える」段取りがいくつも散らばっているように感じます。

 

お湯が湧くのを待つ、フィルターの角をきっちり折る、お湯で500円玉サイズの円を乱れずに描く……などなど。

 

これらの単純な工程をおろそかにせず真正面から没頭することも、おうちにいながらリフレッシュできる大事な過程だなと感じています。

 

話を戻しましょう。次に紹介するのは、豆を挽く器具ことコーヒーミル。手動と電動があり、すこし面倒ではありますが手動でゴリゴリ挽く、昔ながらのハンドミルも没頭要素のひとつなんです。

わが家で愛用しているミルたち

お湯が湧くのを待つ間、豆の手応えを感じながら挽きましょう。音と香りで気持ちを整える時間です。

【Step2.】淹れ方を変えて、味わいの違いを楽しもう

ここまで、実におおらかな方法の基本のハンドドリップを紹介しました。せっかくなので、すこし変わり種の淹れ方もご紹介します。同じ豆でも淹れ方が変わると味わいがガラリと変わるので、その違いをぜひおうちで楽しんでみてください。

コクや油分も抽出! 初心者にもおすすめ「フレンチプレス」

まず「フレンチプレス」という抽出法。ハンドドリップとはまったく違う器具をつかった抽出方法で、コーヒーが持つ自由さに気づかされるはず。ハンドドリップよりコツもテクニックもいらないので入門者にもおすすめの抽出法です。

 

淹れ方は、ポットに人数分のコーヒー粉をザラっと入れて、お湯を注いで数分間待つだけ。そう、紅茶や日本茶と同じなんです。

粗野な男をきどって、ぶっきらぼうにコーヒー粉を入れる

豆本来の味わいやコク・油分までしっかり抽出できるとされるフレンチプレス。同じ豆を使っていてもハンドドリップとは違う別のおいしさの一面が出るのが非常に面白いです(1つだけ注意点をあげるとすれば、コクもカフェインもストロングですので、飲み過ぎに注意です)。

お湯を入れて待つだけなのにめっぽううまい

酸味が苦手な人にも◎ 「水出しコーヒー」もおうちで自作できる

これからの季節におすすめ。「水出しコーヒー」(コールドブリュー)も実は簡単につくることができます。お湯を沸かさないでいい分、フレンチプレスよりもさらに簡単、しかも「ほったらかしでOK」なんです。必要なのはじっくりと抽出する時間だけ。

 

低温でじっくりと旨味を抽出する水出しコーヒーは、コーヒーの酸味が苦手な人にもおすすめの方法です。氷を使って急冷させるアイスコーヒーよりも、水っぽくなりにくく安定したおいしさをお約束します。

 

わが家には水出しコーヒー専用ポットはないので、麦茶用のポットを使って抽出しています。必要分のコーヒー粉を入れて水を注ぎ、気持ちクルクルっと混ぜ合わせたら、ポットごと冷蔵庫へ。

麦茶用のシンプルポットが洗いやすくてぴったり
どこか山奥に住む部族たちの貴重な飲み物のようだ……

豆の種類や挽き目によって変わりますが、抽出時間は8時間〜12時間くらい。前晩から作っておけば、翌朝の朝食やブランチに間に合います。飲む際にはドリッパー&フィルターで濾していただきます。

 

夫がたーーまに知らない間に仕込んでおいてくれるのですが、次の日に突如登場する水出しコーヒーはサプライズ感が大きく、株が爆上がりです。

 

また、熱湯を使ったハンドドリップは人数が多くなると結構大変なのですが、この水出しコーヒーの方法だとホームパーティ等のおもてなしにもスマートに対応できちゃいます。

【Step3.】フードや空間にもひと工夫。より居心地のいいおうちカフェを堪能

おいしいコーヒーが完成したら、コーヒーの時間をより充実させてくれるフード類にもこだわりたいものです。

市販のお菓子もお皿に載せてカフェ感アップ!

一般的にコーヒーに合うものとして、ドーナツ、シナモンロール、ナッツ、チョコ、キャラメル、クッキー、パン類などが挙げられるかと思いますが、筆者の個人的おすすめと意外性で言うと、おばあちゃんちの仏壇から出てきそうなひとくち茶菓子も非常に合うので、ぜひチャレンジしてほしいです。

もっと食べなさい、と勧められるアレ

市販のお菓子をきちんとお皿に入れ直すだけでもずいぶん違うものです。お好みのお菓子を買ってきたら、お気に入りのお皿に出してみるだけでカフェ感が3割増です。

おばあちゃんちの仏壇お菓子もほれ、このとおり

また、ワインでいうところのマリアージュ——フードとコーヒーが互いに高め合う、そんな食べ合わせがコーヒーの世界にもあり、「フードペアリング」と言われています。フードペアリングの相性の見つけ方は奥が深くこれまた様々なのですが、単純明快な法則をひとつ。

 

「コーヒー豆は果実の種子。似たイメージの食べ物や同じような味のものと相性がいい」のだとか。

 

カカオ豆から作られたチョコレート、ナッツ類がおなじみですね。この考え方でいうと、先述のおばあちゃん御用達のあずきが入った茶菓子が合うというのも、遠からずと言えるでしょう。(以前友人に出したら軽くディスられたので、すこしムキになって説明しています)

おうちでお気に入りの場所を見つければ気分転換にピッタリ

おいしいコーヒーと同じくらい大事にしたいのが「空間づくり」。せっかくおいしいコーヒーを淹れたのなら、リモコンや雑誌が散乱するテレビの前で、ながら飲み〜〜だなんてもったいない!!

 

おうちの中にお気に入りの居場所を作って、自宅にいながら気分転換しちゃいましょう。ベランダや庭、窓際は、自宅にいながらにして手っ取り早く気分を変えられるおすすめの空間です。

 

わが家の場合は、眺めがよく洗濯物が干しやすい広めのベランダがあるのですが、あえてそこには物干し台を置かず展望を確保し、主に窓際でおうちカフェを楽しんでいます。

ただ、なかなかスペースがないという場合もありますよね。

 

そういった場合、アウトドアチェアが意外と使えます。掃除のときも片手でひょいと持ち上がるくらい軽く、しかも折り畳みができるので、使いたい時にだけ出すことができます。通常の屋内用のイスよりもお値段はかなり安いのに、座り心地はなかなか。家の中でも使える上質なデザインのものも増えてますので、ぜひ選択肢のひとつに加えてみてください。

 

また、座るスペースにクッションがあると、快適のくつろぎ空間を作り出すことができます。わが家では最安値のクッション中材をたくさん購入し、気分によってクッションカバーを変えて楽しんでいます。ファブリックでおしゃれ感を演出することもできますし、クッションに包まれるのって気持ちいいんです。

ここに、観葉植物(フェイクグリーンでも効果大)があれば、おうちカフェとしてはもう100点満点です!

最後に

今回紹介したのは、おうちカフェのほんの入り口。

 

ここから先は無限の世界が広がっています。

 

湯量や温度などバリスタ顔負けの品質を追求するもよし、毎日無理なく続けられるくらいのラフさで楽しむもよし、わが家のように生豆を輸入し週末自家焙煎生活もおすすめです。

 

最高のフードペアリングを追い求めてお菓子やサンドイッチを自作する道もあれば、ロゴやオリジナルグッズを作って妄想カフェを楽しむという方法も。

コーヒー専門店では安定した最高の味が求められますが、おうちカフェは自分の余白時間を楽しむためのもの。「自分ならどんな方向が一番楽しめるかな?」という考え方で軸を決めたらよいかと思います。

 

みなさんの性分に合う方向で、ぜひ気ままにおうちカフェを楽しんでみてください。

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おなじといっしょ(mojamojayoriko)
この記事を書いた人
おなじといっしょ(mojamojayoriko)

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

フリーランスwebデザイナーのわたし。夫とむすめ、そして“おとうと”の4人家族。育児にまつわる、おもしろかったこと。もやもやしたこと。夫とともに自営業で生計を立てつつ“丁寧なくらし”がしたくて、もがいたりする話を記録しています。

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