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「好き」を追求して手に入れた椅子中心の居心地いい空間。理想の部屋づくりのポイント
ブロガーのmashleyさんが「好き」を詰め込んだ部屋の紹介をします。「好き」を追求するようになったきっかけでもある、家具屋での仕事を通して大好きになった椅子の魅力、また、部屋作りをしていくうえで意識したポイントについても語ります。
- 「好き」を追求するようになったきっかけは椅子
- 「好き」を追求することで理想の部屋は手に入れられる
- 「好き」を中心にした我が家のお気に入り空間
- 居心地のいい部屋作りの進め方
- 時間をかけて「好き」を見つけよう
夫と二人暮らしで、家づくりブログを運営しているmashleyと申します。
「自分の部屋を居心地のいい空間にしたい」
「でもインテリアってよくわからない」
「何から始めたらいいの?」
そう思ったことはありませんか?
私も数年前までは「とりあえず」家具を置いた部屋に住んでいました。
そしてこう感じていました。
「なぜ写真で見たような理想の部屋と違うんだろう」
「なんだか気に入らない」
「コレジャナイ!」
当時はおしゃれっぽいものを置けばいいと勘違いし
何をやっても後悔ばかり。
でも、あることをきっかけに
自分にとって居心地のいい部屋を手に入れました。
そのあることとは
「好き」を追求することでした。
自分の「好き」がわかっていれば
部屋作りにセンスは必要ない。
誰でも、理想の部屋はきっと手に入れられると思います。
今回は、私が「好き」を追求するようになったきっかけと
「好き」を詰め込んだ部屋の紹介をします。
あわせて、部屋作りをしていくうえで意識したポイントについても
お話していこうと思います。
【INDEX】
・「好き」を追求するようになったきっかけは椅子
・「好き」を追求することで理想の部屋は手に入れられる
・「好き」を中心にした我が家のお気に入り空間
1. 居心地のいいリビングダイニング
【POINT】バラバラ椅子でコーディネート。個性的だけど統一感をみせる
【POINT】置くものに優先順位をつける
2. 雰囲気のあるヴィンテージ客間
【POINT】部屋作りのアクセントに欠かせない「小物」の選び方
・居心地のいい部屋作りの進め方
(1)自分の「好き」を考える
(2)家具の「好き」を追求する
(3)その部屋のゴールを決める
「好き」を追求するようになったきっかけは椅子
私にとっての「好き」で、真っ先に挙げたいのは椅子。
好きすぎて、椅子がたくさんある美術館のために
デンマークまで行ったこともあります。
家を建てるときも
椅子をベストな状態で置くために
椅子を中心に間取りを考えました。
そもそも、なぜこんなにも椅子を好きになったのか?
きっかけは過去にやっていた
家具屋での仕事でした。
いろんな仕事を経験しましたが
家具の仕事は初めて。
「この椅子が10万?!なぜ?!」
「中古なのにどうしてこんなに高いの?」
当時、椅子はもちろんのこと家具に価値を感じていなかった私は
なぜその家具に価値があるかのかさっぱり。
当然好きな椅子もなく
座れたらそれでいいと思っていました。
でも、仕事をしながら考えるようになりました。
「自分に家具の好みってあっただろうか」
「自分は一体どんな部屋に住みたいのだろう」
そこで私が仕事中にやっていたのが
「どちらにしようかな」です。
ランダムに選んだ2つの椅子を比べて
一体どちらが好きなのか考えてみました。
それを続けていくと自分の好みが見えてきたのです。
木製の家具は好きだけど
椅子はFRP(繊維強化プラスチック)の曲線があるものが好きだとか。
装飾が多いものより1950年代前後の
モダンなデザインが好きだとか。
椅子は家具の中で最も人に近いものであり
デザイナーの個性が出るもののように思います。
座るという行為は同じなのに
形が違うと座り心地だけでなく
部屋の雰囲気も変わるのがおもしろいと感じるように。
ちなみに、我が家にある椅子の多くが中古です。
県外まで出かけて手に入れたり
ネットのオークションで手に入れたり。
都会のヴィンテージショップだと高い椅子も
地方のリサイクルショップではグッとお得に購入できることも。
購入するときはほぼカード決済です。
大きな値段が動くこともありますし
貯まったポイントで別の家具を買うこともできます。
そうしてコツコツ集めてきた椅子は現在21脚になりました。
「好き」を追求することで理想の部屋は手に入れられる
「どちらにしようかな」を繰り返していくうちに
椅子に限らずテーブルや収納家具などの「好き」も見えてきました。
つまり今まで満足いく部屋が作れなかったのは
自分を知らなかっただけ。
自分の好みを把握せず
なんとなくおしゃれっぽいものを
選んでいたからでした。
好きじゃないものを選んで
自分の部屋が好きになれるはずがありません。
いろんな椅子や家具を見比べて
一体自分は何が好きなのか見定めていきました。
そうやって時間をかけて自分の好きを追求し
出来上がったのが我が家です。
北欧とミッドセンチュリーのミックススタイルやヴィンテージ感のある
「好き」が詰まったお部屋になりました。
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「好き」を中心にした我が家のお気に入り空間
ここからは、「好き」を中心にして考えた
我が家のリビングダイニングと客間をご紹介します。
1. 居心地のいいリビングダイニング
【POINT】バラバラ椅子でコーディネート。個性的だけど統一感をみせる
我が家のダイニングの特徴はバラバラ椅子。
デンマークの巨匠カイ・クリスチャンセンの
丸テーブルを中心にいろんな形の椅子たちをセットしています。
ダイニングの椅子というとよくセットになったものを見かけますが
揃っている必要はありません。
あえてバラバラに置くことで
個性的な空間が出来上がります。
そして、デザイナーや作られた年代など
共通点を作るとバラバラの中にも統一感が生まれます。
さらに空間の色も限定し基本の差し色は青と黄色。
色を絞ることで全体に調和が生まれていきます。
【POINT】置くものに優先順位をつける
いくら「好き」でもただ並べたのでは
ちぐはぐになってしまうと思います。
実際に部屋作りを進める中でどう家具や雑貨を配置するか。
そのひとつの判断ポイントして「自分にとって必要かどうか」が重要となります。
我が家のリビングの主役はベッドとしてもソファとしても利用できる
デンマークの家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーのデイベッドGE258。
横幅が約2m あり最初は大きさに躊躇しましたが
その機能性とデザインに惚れこみ、我が家にとって必要なアイテムだと判断し購入しました。
一方で、ソファの前につい置きたくなりがちな
大きなコーヒーテーブルはありません。
置かないほうがすっきりして
部屋の主役と決めたデイベッドの良さが引き立つからです。
さらにこの空間にはアレがありません。
そうです。
我が家にはテレビがありません。
後ほどご紹介する客間には
AppleTV用のモニターがありますが
テレビはなく線は繋がっていません。
昔はテレビを持っていましたが
黒色の面積が多いテレビに
圧迫感を覚えるようになったのです。
それよりも
好きな椅子に座りながら食卓を囲む。
好きな照明の明かりを眺めて
ソファでゆったり過ごす。
それだけで十分居心地がいいと感じました。
またテレビを置く位置を気にする必要がないので
部屋も自由に飾れますし、ソファを窓際に寄せることもできます。
もちろん、ここでお伝えしたいのは
テレビを置くなということではありません。
自分にとって必要なモノかどうか見定めて
取捨選択をすることが大切だということです。
テレビやテーブルに限らず絨毯や本棚などお部屋に
「一般的にある」とされているものたち。
それって本当に必要でしょうか?
ほかの人にはそうでも自分にとっては
そうでないかもしれません。
好きなものをお部屋で輝かせるためには
置くものに優先順位をつけることも必要だと考えます。
2. 雰囲気のあるヴィンテージ客間
お気に入りの空間をもう一部屋紹介させてください。
こちらは客間という名の趣味部屋です。
この部屋では動画配信サービスを利用し
休日に映画を楽しんだり
ダーツ対決をしたり
ときにはビリヤードもします。
昔ながらの喫茶店をイメージして
ヴィンテージ感あるお部屋に仕上げました。
【POINT】部屋作りのアクセントに欠かせない「小物」の選び方
こういったお部屋にするときは家具もそうですが
小物もポイントになってきます。
このとき気をつけたいのが、小物を選ぶ前に
部屋のゴール(どんな部屋にしたいか)を最初に設定しておくこと。
どんな感じに仕上げたいのか着地点がなければ
せっかくの小物もただ置いただけになってしまいます。
このお部屋の場合
「昔ながらの懐かしい喫茶店」がゴール。
雑誌を見たり気になった喫茶店に出かけたりして観察し、
・基本は暗めの色
・だけどアクセントも入れる
(色付きガラスや金属)
・ノスタルジックなポスター
で小物を揃えていくことにしました。
では実際に見ていきましょう。
ドライフラワーや木製の古い家具に
旅行先で買ったムンクのポスター
そこにガラスや金属、ホーローといった異素材を
組み合わせていきました。
するといい意味での雑多な感じが出て
ヴィンテージ感を醸し出してくれます。
こちらの家具や小物も一つずつ気に入ったものを
集めてきたものです。
どれもこだわりや思い出が詰まっているので
この部屋で過ごす休日は居心地のいい時間です。
我が家を見ていただき
「この部屋は好き」
「この家具は好きではない」
と感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それは当然のことで
「好き」は人によって違います。
でも私にとってはこの部屋たちは
どんなホテルや豪邸よりも
最高に居心地がいい空間です。
それは「好き」を追求して悩んでこだわって
選んだ家具や小物たちだから。
結局はお部屋って自己満足で作りあげていくものなのかなと思います。
もちろんインテリアには
色使いや配置などのセオリーはあります。
でもセオリーはあくまでもセオリー。
最終的に大事なのは住まう人にとって
心地いいかどうか。
その人がいいと思うか
どうかなのではないでしょうか。
つまりは住む人自身が「好き」を追求していくこと。
それが居心地のいい部屋作りに
一番大事なものだと思います。
では具体的にどうすればいいのか?
改めてその部分を整理しながらお話できればと思います。
居心地のいい部屋作りの進め方
(1)自分の「好き」を考える
まずは自分の「好き」を追求することです。
私の場合は「椅子」という家具でしたが
まずは雑貨からスタートしてみるのが
とっつきやすいんじゃないかなと思います。
例えばゲーム、フィギュア、アートなど
お部屋に置きたいものを決めましょう。
これは全部でなくても
特に見せておきたいものを決めてください。
決めたものを置くことを念頭におきながら
家具や小物、お部屋のイメージを決めます。
(2)家具の「好き」を追求する
家具はよくわからなくても大丈夫です。
その代わり「好き」を探求していきましょう。
例えば椅子を選ぶとき。
いいなと思うものを
見比べてみてください。
そして頭の中で
「どっちが好きだろう」
「なぜ好きなんだろう」
と考えていきます。
やっていくうちに家具への「好き」が見えてくるはずです。
すぐにできることではないかもしれませんが
時間をかけていきながらでも、「好き」を知ってほしいなと思います。
(3)その部屋のゴールを決める
なんとなく好みの家具が決まったら
ゴールを決めていきましょう。
ネットの画像やSNS、雑誌などをみて
「こんな感じがいい」というモデルを探していきます。
例えばネットで探す場合は「インテリア 実例」と検索すると
有益なサイトを見つけることができます。
商品やインテリアのテイストについて書かれている
サイトだとわかりやすいです。
また日本語だけでなく英語で検索すると
海外のインテリアの実例を見ることができます。
あくまで一例ですが、北欧系のインテリアデザインを
見たい場合は「Scandinavian decor」
と検索すると参考になる写真が出てきます。
(単語の組み合わせはこの限りではありません)
全く同じ部屋をつくるわけではありません。
自分の好きなものと好きになった家具を
置いてどうなるかイメージできることが大切です。
この(1)〜(3)をじっくり行うことで
自分のお部屋のイメージができてきます。
あとは予算や部屋の大きさ、機能性を考慮して
家具を選んでいきましょう。
引越しや単身赴任などで家具を
一気に買う必要がある方もいるかもしれません。
でもできれば家具を買うときは
焦らず少しずつ集めていくのがオススメです。
大きな面積のものが多いため
失敗したなと感じたとき
処分の手間やコストを考えると大変ですから。
時間をかけて「好き」を見つけよう
自分にとって満足いくぴったりのお部屋をつくるには
今日明日ではできないと思います。
だからこそ、出来上がったら
自分らしい本当に満足のいく空間になるはずです。
ぜひあなた自身の「好き」を見つけ
「好き」を大事にしてください。
そして居心地のいい空間での暮らしができますように。
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