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理想の部屋は作れる! 簡単にできるDIYで、快適な暮らしを手に入れよう
ブロガーのものものさんが、自宅のDIY空間を紹介します。「毎日をもっと快適にしよう」をモットーに、自分の理想的な空間にするために、玄関やトイレ、キッチン、リビングでさまざまなDIYをしてきました。実際に洗面台に設置した小物棚、キッチンに設置した調味料棚作りの過程をくわしく解説します。
- わが家のお気に入りDIY空間
- DIYは難しくないし、高くない
- 洗面所が散らかる問題を解決! 小物棚DIY
- わが家にピッタリの「調味料棚」をDIY。料理が楽しくなった!
- 毎日過ごす場所だからこそ、「快適なリビング」を作る
こんにちは!「毎日をもっと快適にしよう」をモットーに、生活の改善や、買ってよかったものをブログで紹介しているものものと申します。賃貸物件に妻と2人で暮らしています。
毎日の生活の中で、「なぜか部屋が散らかってしまう……」「些細なことなんだけど、部屋のこの部分がすごく不便」って思うことありますよね。
僕自身も、昔はそうでした。そんな課題を解決するために始めたのが、DIY。暮らしていて「快適」だと思えるような部屋にすると、生活スペースも自然とお気に入りになる。今日は、そんな話をしたいと思います。
わが家のお気に入りDIY空間
まずは、今住んでいる部屋の中から、DIYで作ったものを紹介します。
温かいイメージの玄関。壁にホームセンターで購入したベニヤ板を貼って、100円ショップのグッズをアレンジして作ったDIY小物を飾りました。人感センサーで照明が点灯するのがこだわり。作るうえで気をつけているのは、原状復帰できるようにすること。賃貸物件に住んでいるため、壁や床に何かを取り付けるときは、跡が残らないようにしています。この玄関の壁も、ベニヤ板を立てかけるようにして設置(四隅だけステープラー程度の太さの針で止めています)し、退去時にも問題ないようにしています。
築年数が古い物件に住んでいるため、いろいろな場所のデザインがレトロ。トイレも年季が入っていました。そこで、ホームセンターなどで購入できる木材や床に敷くシートを使い、10,000円以下でカフェ風にDIY。
ポイントは、木材を使ってタンクレス風トイレにしたこと。作るのは少し大変でしたが、完成してからはトイレに行くのが楽しくなり、お気に入りの空間になりました。こちらも床に敷いたシートはマスキングテープを使ってきれいに剥がせるようにしたり、タンクレス化で作ったスペースも板を外せば元通りになるようにしたりしています。
ほかにもキッチンの調味料棚や、洗面台の小物置き場、壁面黒板など、さまざまなものを作りました。
1日でできる簡単なものから、1週間かけて少しずつ作りあげたものまでいろいろありますが、どれも元の状態から使いやすく改善して、家にいるのが楽しくなるようなDIYを目指しました。
DIYで作るものの完成図を想像しているときは「どうしたら使いやすくなるかな? 僕はどんな状態を求めているんだろう?」というように、自分自身について考えるきっかけにもなります。
そして、しっかり考えて作ったものだから部屋にちょうど収まるサイズにすることもできるし、アクセントになるような色に仕上げることもできます。
自分で作ったものなので愛着が持てるし、それを毎日使うことができるのも、DIYの醍醐味だと思っています。快適な空間にすることで、日々の生活が楽しくなります!
DIYは難しくないし、高くない
ただ、これまでDIYをしたことがない人にとって、DIYで何かを作るということはハードルが高く思われることがありますが、そんな心配は必要ありません。
カラーボックスを組み立てるのと同じくらい、作るものによってはより少ない手間で作れるDIYはたくさんあります。 できるだけシンプルに、を心がけていればOK。
しかも既製品とは違って、自分の家のサイズピッタリに作ることができるので無駄なスペースも生まれません。自分で作ったものだから、後でもっと使いやすいようカスタマイズもできます。
「自分の部屋に合ったものを作ろう!」と思ったときに大切なのは、
不便に感じていることについて考える。解決する方法を考える。作りたいものを考える。まずはこれだけ。
工具を持っていなくても、簡易な工具なら100円ショップで手に入れることもできますし、ホームセンターでは本格的な工具をレンタルできるところもあります。車を持っていなくても、ホームセンターでは無料で軽トラックを貸し出してくれるサービスがあるところも多いです。
DIYで作る材料は、大抵のものであればホームセンターで購入できます。DIYでよく使う材料として木材がありますが、種類がいろいろとあるので、実際に店舗で「こういうものが作りたいです」と相談してみると、フィットした材料を紹介してもらえるはず。
では、僕が作った洗面所の小物棚で実際の手順を見てみましょう。
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洗面所が散らかる問題を解決! 小物棚DIY
僕が妻(当時は彼女)と同棲を始めたころ、家の洗面台の散らかりが気になっていました。
化粧水や乳液、ハンドクリーム、何用なのかよくわからない化粧品の瓶……。男のひとり暮らしでは必要がなかった物たちが洗面台を占拠し始めたのです。
それと、その小物たちを勝手に触っていいかわからず、そのままにしているうちに、洗面台が汚れていくことに気付きました。
・毎日使っているうちに洗面台が水しぶきで汚れていく
・洗面台にいろんな物が置いてある
・汚れを拭き取るためには、物をひとつずつ持ち上げる必要がある
・そのひと手間が面倒なので掃除をする頻度が減る
・汚れが溜まっていく
水ハネしたらその都度拭き取ればいいんですが、小物があるから気軽にできない。「どうしたら解決できるんだろう?」
いろいろ考えた僕が行き着いたのは洗面台にピッタリ収まる棚を作る解決策でした。
こちらがシンプルな小物棚。高さも幅も、うちの洗面台にピッタリできています!
すぐにティッシュを取り出せるから、水ハネの汚れも気付いた瞬間に拭き取ることができます。ティッシュの右側にあるのはミニゴミ箱。
この棚は本当にシンプルで、以下の図のように四角い枠だけでできています。
木材で四角形の枠を作って、間に棚板をはめるだけ。置きたい場所のサイズを測って、木材の大きさを計算して、ホームセンターで木材をカットしてもらったら、持ち帰って組み立てるだけ。組立自体は1時間もあれば完了します!
ホームセンターには大抵置いてある「ワンバイフォー」という規格の木材を使い、材料費は1,000円以下でできました。思ってたより安いですよね!
3つの棚板は固定していないので...…
すぐに外すことができます。
左右に釘を打ってあるだけなので、置きたい物が変わったときはこの位置をずらせば棚板の高さを自由に変更できます。後からカスタマイズをするのも楽しいっ!
こんな単純な棚でもその効果は抜群でした。
単純な棚でも「物を片付けるべき定位置」ができたことで洗面台が散らからなくなり、きれいな洗面台を維持できるようになり、洗面台の前に立つのも楽しくなりました。
毎日汚れていく洗面台を見てガッカリするより、1日だけ頑張って棚を作ろう!
わが家にピッタリの「調味料棚」をDIY。料理が楽しくなった!
最近僕が頑張っていることのひとつが料理です。これまでよりも頻繁に料理をするようになったころ、ある課題に気付きました。
「キッチンシンクの下から調味料を取り出すのがめっちゃ面倒」
キッチンの上に物があると散らかって見えるからという理由で、シンク下に調味料を置くようにしていたのです。...…が、毎回毎回出し入れするのが面倒!!!
・醤油を出して片付ける
・みりんを出して片付ける
・料理酒を出して片付ける etc……
調味料を使うたびに屈んだり立ち上がったりするのは地味に大変だし効率的じゃない。キッチンの見た目がよくても、料理の手間が増えているようじゃ全く意味がありません。
・作業が面倒だと、料理をする頻度が減る
・料理をする頻度が減ると、上達しない
・上達しないから、料理の楽しみがわからなくなる
負のスパイラル。
「よし、解決しよう」
キッチンのDIYをすることにしました。実際の流れとともに紹介していこうと思います。
1. 「どんな物を作るか」を考える
実際に料理を作るときの動きを考えた結果「目の前に調味料が並んでいると使いやすそう」ということがわかったので、デッドスペースになっていた部分にはめ込めるような調味料棚を作ることにしました。
洗面台の小物棚と同じように、2本の柱の間に棚板を並べるというシンプルな構造にすることで、簡単に組み上げることができるように工夫しました。
2. 木材の加工をする
必要な木材の大きさと、長さを紙に書き出しておきます。カット対応しているホームセンターであれば、1カット40円くらいでやってくれます。家で切るより断然ラクです。
持ち帰ってきた木材たち。
設計に問題がなさそうかを確認するため、仮組みしてみました。(積み木みたいに乗せただけ)
今回はキッチンの色に合わせて着色することにしました。木材そのままの色でいいなら、着色は省いてニス塗りをすればOKです。(水回りなのでニスは必要)
一晩放置して乾かし、翌朝ニスを塗ります。水性ウレタンニス(つや消し)を使うと、必要以上にテカテカしなくて安っぽくならないのでおすすめ。
3. 組み立てる
塗って数時間待ったらいよいよ組み立て!
ある程度までは床で組み立てます。
キッチンに持っていって、はめ込みます。
左の板を取り付けて完成! 木材だけだと900円ほど。塗料込みでも2,000円くらいでできました。
木材にネジを打つときは電動ドリルが必要です。持っていない場合はホームセンターでレンタルもできるので調べてみましょう。
棚板を取り付けるときは水平器(角度や傾斜を確認する器具)があると便利ですが、精密さを求めないならスマートフォンで角度や傾斜を測定できるアプリがあるので、そちらを利用してもいいかもしれません。
一番下には炊飯器などが入る高さを設けました。
調理中に邪魔になった器具をこの位置に置けるのもポイントです。
また、水道近くには板がシンクに接地しないような設計にしました。調理台を水道のお湯で濡らして、シリコンスクレーパーで水をかき集めるようにすることで、(臭くなりがちな)台拭きを使わなくても掃除ができます。
シンク下に置いていた調味料も、すぐに使うことができるようになりました。すべての調味料をこの棚においてしまうと散らかって見えるので、豆板醤や中華だしなど、たまにしか使わないものは引き続きシンク下に置いてあります。
これを作ってから、快適なキッチンを維持できるようになりました。
また、調味料棚をDIYしたことで料理中の効率がよくなり、以前よりもキッチンに立つことが増えました。現在では僕の料理の腕も上がってきたので、妻と2人で楽しく料理をすることもあります。
今後も使っていくうちに不便と感じることが出てくると思うので、そのたびにアップグレードしていきたいと思います。
毎日過ごす場所だからこそ、「快適なリビング」を作る
そして最後は快適を追求しているリビングルーム。できるだけすっきりさせるための工夫をしています。
通常はケーブルのぐちゃぐちゃが目立ってしまう充電スペースですが、僕は棚の中に仕込みました。扉を閉じておけば、リビングがスッキリした状態を維持できます。
床掃除のためロボット掃除機を導入したので、この子が動き回れるように床にケーブルを置かないようにもしています。
ソファー前にあるのは昇降式テーブル。
元々は小さなテーブルでしたが、天板を付け替えて、2人並んで使えるようにしました。単なるテーブルに見えるけど、実はここにもソファーで快適に過ごすこだわりが!
スマートスピーカーがテーブル裏に!
元々壁の近くに置いていたときはテレビからの音声が干渉して認識率が低かったので、ソファー位置からの声が届きやすいテーブル裏に移動しました。
また、コンセントタップも貼り付けてあるので、テーブルの上でPC作業を行うときなどにもすぐ電源に接続することができます。見えない部分に設置しているので、リビング全体がスッキリして見えます。
リビングでのもうひとつのこだわりは照明です。
賃貸でも後付けできるライティングバーを取り付けて、スポットライトやペンダントライトをいくつか設置しています。すべて目に優しい暖色LED。
暗めの照明だけ点灯させれば、映画鑑賞にピッタリのリビングのできあがりです!
長い時間を過ごす自分の部屋だからこそ、快適かつ、理想的な空間にしたいものです。そのためには、生活の中で手間に感じていることをそのままにしないで、解決策を考えてみることが大事だと思います。その手助けとなるのが、DIYかもしれません。
やってみて解決するなら大成功だし、うまくいかなかったとしても知識が得られる! 次やるときのヒントになるはずです。それに何より、DIYは楽しい! 完成したときの達成感や、自分の理想的な空間に近づいたときの喜びは、大きいです。
まずは身の回りの不便なことを洗い出してみることから始めてみてはいかがでしょうか。シンプルで安いDIYで、もっと快適な生活を作っていきましょう!
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