・交通手段に1つ加えるだけで駐車場が無料

・フェリーは安くて早くて便利

・フェリーの利用は片道だけでいい

例えば、兵庫県に住んでいる人が北海道に1週間旅行に行くとしましょう。北海道に行くためには神戸空港・伊丹空港・関西空港のいずれかを利用しますが、通常であれば神戸空港を使うのが近くて便利です。

神戸空港の駐車場料金は1日最大1,500円で、7日間利用すると9,000円（1日分は飛行機の利用により無料）の駐車場代が発生します。しかし、神戸空港から関西空港に向かうフェリーを利用すれば、なんとフェリー乗り場の駐車場を何日でも無料で利用できてしまうのです。

「フェリーを利用したら、時間も費用もかかって実際にお得じゃないのでは？」と思うかもしれません。実際のところどうなのでしょうか？

フェリーの料金は大人片道1,850円、6～12歳（小学生）までの子どもは930円とリーズナブルです。先の例で見ると、1人で出張の場合には7,150円、夫婦の場合には5,300円も節約できてしまいます。ビジネスマンや夫婦での旅行ならとてもお得です。

また、神戸空港の乗り場を出発してから関西空港の降り場まで30分、ターミナルまでバスで10分、合わせて40分と比較的早く到着するため、不便さもほとんどありません。

ただし、利用する前にフェリーの時刻表を必ず確認しておきましょう。また神戸空港からのフェリー乗り場までのアクセスやバスの運行状況、空港のお土産や食事コーナー、ラウンジなどがどこにあるかはスカイマークのホームページなどであらかじめ確認しておくようにします。

また、神戸空港は国内線のみです。国際線を利用したい場合は、関西国際空港を利用します。ややこしいですが、関西空港も関西国際空港、関空、KIX、全て同じ意味です。海外に行く場合もフェリーを使った駐車場代を無料にする裏ワザは使えます。ただ、時刻表など時間やアクセスを調べておく必要があります。

フェリーは往復利用する必要はありません。行きは神戸空港からフェリーに乗り関西空港を利用して、帰りは神戸空港に戻るというプランにしても駐車場が無料になるため、時間もコストも削減できます。ただし、飛行機の往復割引が適用されない場合や、天候によってはフェリーが出港しないこともあるので、その点だけ注意しましょう。