Go To トラベルの再開はいつから?割引情報など前回との変更点も詳しく解説
地域経済の活性化策として、多くの期待が寄せられれいるGo To トラベル。利用者にとっても国内旅行がお得に楽しめる嬉しいキャンペーンです。この記事では、Go To トラベルの再開時期と事業内容を解説します。
- Go To トラベルの再開はいつから?
- 新たなGo To トラベルの内容とは?
- 新たなGo To トラベルの旅行代金別の割引率
- Go To トラベルの期間はいつからいつまで?
- Go To トラベル再開後に割引の事後適用はできる?
- Go To トラベルでお得に国内旅行を!地域経済を盛り上げよう!
Go To トラベルの再開はいつから?
・再開時期の見直し、当面は未定
2021年11月、政府は2022年1月下旬の再開を目指し、年末年始の感染状況を見て再開時期を判断すると発表しており、多くの人が再開に期待を寄せていました。
しかし2022年1月9日に、沖縄県・広島県・山口県でまん延防止等重点措置が実施され、さらに2022年1月7日には全国のコロナウイルス新規感染者が6,214人になりました。これは、緊急事態宣言下にあった2021年9月15日以来の感染者数で、状況の深刻さが明らかになりました。
このような状況で、斉藤鉄夫国土交通大臣は2022年1月7日に、現状ではGo To トラベルの再開は難しいという認識を示し、当面の再開見送りを発表しました。今後の再開時期については現時点では未定となっています。
・中止ではなく再開見送りの意向
Go To トラベルの再開は見送られましたが、これは中止の決定ではありません。岸田文雄内閣総理大臣も2022年1月6日に、Go To トラベルの検討状況について適切な時期が来たと判断したのちに再開する意向を表明しています。
上記のような発言から、低迷する地域経済の復興に大きな効果が見込まれるGo To トラベルの再開に、政府も期待をかけていることが分かります。
新たなGo To トラベルの内容とは?
今後再開される予定の新たなGo To トラベル事業の内容(割引額、地域共通クーポンなど)は、すでに2021年11月19日に発表されており、現時点では以下のような内容で再開される見込みとなっています。
前回2020年との違いも含め、下表でまとめています。
前回(2020年)の内容と新たなGo To トラベルとの比較
・割引率や割引上限額が引き下げに
新しいGo To トラベルの割引率・割引上限額は、以下のようになります。
●割引率
前回(2020年):35%→今回(2022年以降):30%
●割引上限額(宿泊付)
前回(2020年):1万4,000円→今回(2022年以降):1万円
割引率や割引上限額は前回よりも引き下げられ、利用者のお得感はやや低下しています。
前回実施時は、利用者に「せっかくお得になるなら、いつもより贅沢な旅行がしたい」という心理が働き、比較的高価な旅館やホテルに予約が集中しました。その結果、リーズナブルなホテルや旅館では、Go To トラベルの恩恵が受けられない、という不平等さが生まれてしまったため、今回のような変更となりました。
・交通費を含む旅行の割引を強化
今回のGo To トラベルでは、交通費を含んだ旅行の割引を強化しています。
●割引上限額(宿泊付)
前回(2020年):1万4,000円→今回(2022年以降):交通付き1万円、宿泊のみ7,000円
●割引上限額(日帰り旅行)
前回(2020年):7,000円→今回(2022年以降):3,000円
前回(2020年)とは違い、新しいGo To トラベルでは、予約する旅行プランに応じて割引上限額が異なります。宿泊と交通(飛行機・新幹線など)付きのプランの割引上限は1万円ですが、宿泊だけのプランであれば上限は7,000円となります。
・地域共通クーポンは平日を強化
今回のGo To トラベルでは、旅行先での食事やサービス利用・買い物などで利用できる地域共通クーポンの配布額について、平日の金額を強化しています。
●地域共通クーポン(1泊あたり)の配布額
前回(2020年):旅行代金の15%→今回(2022年以降):平日3,000円、休日1,000円
前回(2020年)のGo To トラベルでは、飲食店やサービス事業者の負担が土日に集中し、人員の確保や仕入れの調整が難しくなるなどの弊害が生じました。
今回(2022年以降)、平日と休日に差を設けたことには、平日での利用を促進し、日程を分散させる意図があります。
・ワクチン・検査パッケージの活用
前回(2020年)のGo To トラベルにはなかった取り組みとして、ワクチン・検査パッケージの活用があります。ワクチン・検査パッケージとは、ワクチン接種歴およびPCR検査結果などから、他人にコロナウイルスを感染させるリスクが低いことを証明できる場合は、行動制限が緩和されるというものです。
今回(2022年以降)のGo To トラベルはこの仕組みに従い、ワクチン2回接種の証明、または陰性証明を利用の条件としています。また、Go Toトラベルを利用しての旅行後、2週間以内に陽性となった際の報告が義務付けられます。
新たなGo To トラベルの旅行代金別の割引率
新たなGo To トラベルにおける、旅行プラン別の割引額合計と割引率は下表のとおりです。
・平日(1泊・宿泊のみ)の場合
・休日(1泊・宿泊のみ)の場合
上記の通り、一定金額以上の旅行プランでは割引額が一定となるため、高額な旅行プランほど実際の割引率は下がります。
なお、1泊(宿泊のみ)の金額で考えた場合、平日は1万5,000円以下、休日は5,000円以下の場合に、割引率が前回(2020年)の割引率50%(35%+地域クーポン15%)を超える計算になります。
Go To トラベルの期間はいつからいつまで?
Go To トラベルは、2021年11月時点で、2022年1月下旬をめどに再開し、大型連休であるゴールデンウィーク時期まで開催される予定でした。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受け再開時期が延期になった今、終了時期も再検討される見通しです。
当初の予定では、ゴールデンウィークまでは国がGo To トラベルを主催し、その後は各都道府県が事業を引き継ぎ夏季繁忙期まで継続する予定となっていました。各都道府県に引き継がれるゴールデンウィーク後は割引率が縮小されて開催される予定となっています。
ゴールデンウィーク後に予定されている内容は下表のとおりです。
Go To トラベルのゴールデンウィークまでとゴールデンウィーク後の比較
Go To トラベル再開後に割引の事後適用はできる?
Go To トラベルの再開を待ち望んでいる人は、当面の再開延期が発表されたものの、正式な再開日程が決定すれば、少しでも早めに旅行の予定を組みたいのではないでしょうか。
そこで気になるのが再開後の割引の事後適用です。先立って期間中の旅行の予約を入れた場合には、Go To トラベルの事後の割引適用は可能なのでしょうか。
・再開後の事後適用も可能
旅行予約サイトにもよりますが、Go To トラベルが再開すれば、旅行予約に割引を事後適用できるものもある見込みです。楽天トラベルは、再開前の予約であっても、Go To トラベルの対象となる人には、後から割引が適用される「あとからクーポン適用」の準備を進めていると公表しています。適用可否・条件などは2022年3月現在未定と案内されていますので、再開した場合には必要に応じて確認するようにしましょう。
Go To トラベルでお得に国内旅行を!地域経済を盛り上げよう!
このテーマに関する気になるポイント!
- Go To トラベルとは?
新型コロナウイルスの感染拡大によって低迷する地域経済を盛り上げるため、国内旅行による宿泊費や飲食代、サービス利用代などの一部を国や自治体が支援する制度です。 - Go To トラベルの再開予定は?
政府は再開の方針を表明していますが、2022年3月現在、Go To トラベルの再開時期は未定です。 - ワクチン・検査パッケージとは?
ワクチンの接種歴またはPCR検査の結果などから、他人に感染させるリスクの低いことが証明できれば、行動制限の緩和措置が受けられる制度です。Go To トラベルの適用を受けるための条件となっています。
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
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