犬を飼うためにかかる費用。毎月の支出と生涯でかかる金額は?
初めて犬を飼う際には、事前に犬を育てるのにどれくらいの費用がかかるのかを知りましょう。この記事では、犬を飼う際の初期費用や、犬に関する毎月の支出、生涯掛かる金額について解説します。
犬を飼う前の心構え
「犬を飼いたい」と思ったら軽い気持ちで飼い始めるのではなく、まずは犬を飼うにあたっての準備をしましょう。犬を飼う前にどんな心構えが必要なのか解説します。
・経済的余裕があるのか
犬を飼う時には、初期費用のほかにエサやおやつ代、病気やケガの医療費、トリミング代、日用品など様々な費用がかかります。毎月いくらくらいの費用がかかるのかを把握した上で、経済的に苦しくならないか確認しましょう。
・飼育時間を確保できるのか
朝晩のエサやりや散歩、トイレ、ブラッシングなど犬の世話には時間がかかります。特に犬にとって散歩は運動不足やストレスの解消に欠かせません。飼い主になったからには、毎日の散歩や世話の時間を作る必要があります。また、長期間家を空ける旅行や帰省も難しくなるでしょう。犬のためにプライベートを我慢できるかどうかも、犬を飼う前にチェックしたい重要なポイントです。
・最後まで責任を持って育てられるか
最も重要なのが、飼い主として最後まで責任を持って育てられるかということです。大きくなりすぎた、いうことを聞かない、病気になったなどの理由で、犬を捨てるということは絶対にあってはなりません。最後まで愛情を注いで育てるのが飼い主の義務です。このことは、何よりも大切な心構えとして覚えておきましょう。
初心者でも飼いやすい犬種と値段
ここでは、初心者でも飼いやすい犬種と平均的な値段を紹介します。
・トイ・プードル
トイ・プードルは、頭が良くしつけがしやすいため飼いやすい犬種です。抜け毛は少ないですが、毛玉やもつれができやすいので毎日のブラッシングは欠かせません。見た目の可愛さから人気犬種として上位にランクインしています。平均価格は20~30万円ほどです。
・ミニチュアダックスフント
ミニチュアダックスフントは家族に対してとても愛情深いといわれており、初心者にもおすすめの犬種です。価格は10~20万円程度が相場で、人気の毛色や毛並みが綺麗な子はさらに高値となります。
・フレンチブルドッグ
フレンチブルドッグはブルドッグを一回り小さくしたようないかつい見た目ですが、優しい性格の犬種です。無駄吠えも比較的少ないため、アパートやマンション暮らしにも向いています。15~25万円が相場ですが、ブリーダーから購入する場合は25~35万円程度です。
・キャバリア
キャバリアは性格がとても良く、初心者向きの犬種です。穏やかで友好的な性格をしているため、子どもがいる家庭でも飼うことができます。抜け毛はありますが、比較的お手入れはしやすいでしょう。価格の相場は10~25万円ほどです。
初期費用
犬を飼うには様々な費用がかかるものですが、まず初期費用について解説します。
・犬の登録代
犬を飼う場合、市区町村に登録することが義務付けられています。登録料は自治体により異なりますが、3,000円程度です。登録するともらえる「鑑札」という身分証明書を首輪などに付けておくことで、万が一迷子になっても帰ってくる確率が高くなります。
・狂犬病の予防接種
狂犬病は人間にも感染し、一旦発症すれば必ず死に至る恐ろしい病気です。そのため、毎年1回の狂犬病予防注射が義務付けられています。費用は「注射済票」の交付料と合わせて3,500円程度です。
・混合ワクチン
接種が義務付けられている狂犬病ワクチンのほかに、免疫を付けるために任意で受けられる感染症の混合ワクチンの予防接種があります。予防できる病気によって2~11種の混合ワクチンがあり、2種混合で3,000~5,000円、7種以上になると7,000~1万円が相場になります。
・グッズ代
犬が日常で必要とするケージやベッド、トイレ、ブラッシング用品、リード、ペットシーツ、フードなどは、生活を始める前に揃えておきましょう。グッズは犬の大きさにより値段が異なり、小型犬であれば全部で3万円程度、大型犬であれば4万円程度で揃えられるでしょう。
毎月の支出額と生涯かかる金額の平均
一般社団法人ペットフード協会が実施した「令和2年 全国犬猫飼育実態調査」によると、1カ月あたりの犬に関する支出額の平均は1万3,175円となっています。また、生涯かかる金額は、犬の平均寿命が14.48歳であることから約200万円と計算できます。
日常的に犬にかかるコストは、フードやおやつなどの食事代やトリミングなどの美容代、ペットシーツなどの日用品です。大型犬であれば食費は多くなり、トリミングが定期的に必要な犬種であれば美容の出費が多くかかります。犬種によってかかる費用は異なるため、金額はあくまでも参考としてください。
また、犬が病気やケガをした際には医療費がかかりますが、ペットには公的保険がないため、医療費は飼い主の全額自己負担となります。病気を早めに発見するために、健康診断は定期的に受けるようにしましょう。
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
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