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食後に眠気に襲われる!どうしたらランチ後に眠くならないのか知りたい
食後の眠気を引き起こすメカニズムには、副交感神経・血糖値・脳内物質といった要因が関係しています。ここではとくにランチ後の眠気の原因と、眠気をコントロールするための食事法について解説しています。
食後にどうして眠気に襲われるの?
食後に眠気が起こる現象には、いくつかのメカニズムが関係しています。ひとつは副交感神経の働き、それに血糖値の変化、ほかにも脳内物質の働きなどが関係しているのです。
副交感神経は自律神経のひとつで、交感神経とペアになるものです。自律神経は、心臓や消化器官などを無意識のうちに動かしている神経。交感神経と副交感神経は、興奮と落ち込み、緊張と弛緩など反対の作用を引き起こします。食事をすると消化器官が働くことになりますが、そのときに優位になるのが副交感神経です。交感神経が緊張を引き起こすのに対し、副交感神経は鎮静やリラックスといった感覚を引き起こします。それが食後の眠気という現象につながっています。
血糖値とは、血液に含まれるブドウ糖の濃度のことです。血糖値は、食前と食後で変化します。食事で摂った炭水化物は、消化吸収されてブドウ糖に変化し、血液内に入ります。ここで起こるのが血糖値の上昇です。血糖値が高くなるとすい臓からインスリンというホルモンが分泌されて、ブドウ糖は体の細胞に吸収されエネルギーとして使われます。このとき血糖値は低くなっていきます。
食後の眠気は、このような血糖値の急激な上昇と下降(「血糖値スパイク」と言います)が起こったときの症状です。食後の血糖値の上昇が急激になると、インスリンが大量に分泌されて、反動により血糖値が大きく下がるのです。低血糖の状態になると眠気や倦怠感を覚えるようになります。これが食後に起こる眠気の正体のひとつです。
そしてもうひとつ、食後の眠気に関係しているのが「オレキシン」と呼ばれる脳内物質。オレキシンが発見されたのは、脳の中で食欲を刺激する「食欲中枢」という部分です。オレキシンの働きをみると、オレキシンが活発になると人間は覚醒し、オレキシンが鈍ると睡眠の状態になります。オレキシンが活発になるのは、空腹で血糖値が低いとき。鈍るのは、満腹で血糖値が高いときです。食後にお腹がいっぱいになり、血糖値が上がるとオレキシンの働きが鈍り、眠くなるというメカニズムです。
食後の血糖値に関しては、高すぎても低すぎても眠気を引き起こす要因となっています。
食後の眠気の原因とは
食後の眠気が重い場合、食事の内容が原因なのかもしれません。
血糖値に関しては、上昇すると脳内物質オレキシンの働きが悪くなり、眠くなるというメカニズムがありました。また、急激な血糖値の低下による眠気は、急激な上昇に対する反動として起こることがわかっています。このことから、血糖値を上げる食事に眠気の原因があると考えることができるでしょう。
例えばランチに炭水化物が多いものを摂りすぎることが、血糖値上昇の原因になっているかもしれません。お昼にコンビニなどでよく買う、おにぎりや菓子パン。こういったものは炭水化物が多く、血糖値を上げそうです。ラーメンやパスタ、カレーライスなどにも同じことが言えるでしょう。
また、昼食にはあまり時間を取れないという場合があります。急いで食事をすると、急激な血糖値の上昇を招くことも考えられます。食事の内容だけでなく、食べ方が眠気の原因になることもあるということです。
消化器官が働いているときに優位となる副交感神経も、眠気を引き起こすメカニズムのひとつでした。ランチに揚げ物など消化が悪いものを選ぶと、消化器官を長く働かせてしまい、それが眠気の原因となることもあります。サンドウィッチのカツサンドでも、油が多く消化が悪い可能性があるので、注意が必要と言えるでしょう。
食後の眠気を防止する必勝法
副交感神経に関係のある消化の面で、食後の眠気を避けるには、消化のよい食べ物を選ぶことです。お弁当だと、揚げ物よりも煮物が入ったものを選ぶのが眠気対策になるでしょう。乳製品ではヨーグルトやチーズ、果物だとリンゴやバナナが、消化がよい食品として挙げられます。
血糖値に関してはどうでしょうか。血糖値のコントロールで注目したいのが食物繊維。ブドウ糖の吸収を緩やかにする機能があると言われています。「ベジタブルファースト」という言葉もあるように、ランチなど食事の際には、まず食物繊維が多い野菜から食べていきましょう。たんぱく質や炭水化物を摂るのはその後という順番がよいようです。
朝食が次の食事にも影響を与える「セカンドミール効果」を狙って、ランチ後の血糖値を朝食によってコントロールするという方法もあります。朝食で野菜や果物、大豆など、食物繊維を含む食品を摂っておくと、昼食で血糖値が急上昇するのを抑え、ランチ後の眠気を起こしにくくしてくれるのです。
このように食後の眠気に関しては、眠気を引き起こすメカニズムを知っておくことで、さまざまな対策を採ることができるでしょう。ランチ後の時間を有効に使えれば、新しいことを始める余裕が生まれる可能性もあります。
ところで、ランチ後の眠気で気を付けたいのが事故のリスク。例えば眠い状態で自転車を運転すれば、事故の可能性が高くなります。「楽天損保(サイクルアシスト)」では、万一の賠償責任リスクをカバーできます。自分のケガも補償されるので、一度補償内容や保険料などをチェックしてみるのも良いでしょう。
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