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おすすめのストレス解消法5選 お金をかけずにできる方法も
仕事やお金、人間関係に悩むと溜まってくるのがストレス。ここでは運動など、おすすめのストレス解消法を5つご紹介。また悪い結果を招くやってはいけない解消法や、いざというときの相談先などについても解説します。
ストレスが溜まりすぎることで起きる心身への影響
ストレスを受けることで、人間の体はどのような反応をするのでしょうか。これについてはハンガリー系カナダ人の生理学者、ハンス・セリエの「ストレス学説」という研究があります。人間は外部環境からの刺激で、物理的・化学的・生理的・心理的なストレスを引き起こすものですが、ストレス学説では、ストレスに対する体の反応を3つの段階に分けています。最初は警告反応期、次に抵抗期、そして疲憊期(ひはいき)という3つです。
警告反応期では、まずストレスのショックによって自律神経のバランスが崩れ、血圧や体温が低下するなど体の活動が低下します。その後、苦痛や不安、緊張を緩和するホルモンの働きが始まります。
続く抵抗期はホルモンや自律神経の働きにより、心身がストレスに対抗できている状態です。ストレスに強くなっている状態ですが、エネルギーを消費するため長くは続きません。エネルギーがなくなると疲憊期と呼ばれる状態に入り、心身の活動が低下し、やがて衰弱します。
ストレスに対処するには、まず自分の心身がどういう状況にあるのか把握することが必要です。抵抗期でストレスに耐えられるからと言って放置すると、エネルギーが切れて心身への悪影響が大きくなってしまう可能性があるのです。
おすすめのストレス解消法
それではストレスの解消法には、どのようなものがあるのでしょうか。5つほど紹介したいと思います。
(1)まずおすすめなのが、運動。体を動かすことです。ウォーキングやランニングといった有酸素運動は、脳を刺激します。またこの2つは一定のリズムを保つ運動でもあり、脳内の神経伝達物質であるセロトニンを活性化します。セロトニンが増えることで不安やイライラが低下し、ストレスが解消されるのです。ストレスを感じたらまずは散歩というのが、科学的で最も手軽なストレス解消法となるでしょう。
(2)ストレスに対しては、瞑想も効果があると言われています。瞑想とは一般的に、目を閉じて静かに考えること。心を静めて無心になったり、目を閉じて静かに思いをめぐらせたりするものです。最近ではマインドフルネスという瞑想法が、ストレスを和らげる方法として紹介されることが多くなっています。今現在起こっていることに意識を向ける仏教的な瞑想法です。
(3)またストレスと感じていることを、紙に書きだしてみるのもよいかもしれません。心の中でモヤモヤしている感情を、客観的に分析できるようになります。解決する手段が見つかる可能性もあります。またストレスの中身を紙に書くということは、外へ向けての表現でもあり、それだけでもストレス解消効果があるようです。
(4)家族や友人と過ごす時間を作ることも、ストレスの低減につながることがあります。一人ではなくだれかと一緒にいることで、安心感や自尊心を満たすことができ、ストレス解消につながるということです。
(5)ほかにも家事をすることが、ストレス解消につながることがあります。たとえば部屋の掃除に集中すれば、運動と瞑想を合わせたような効果があるでしょう。
間違ったストレス解消法
ストレス解消のつもりでおこなっていることでも、それに依存したり病気になってしまったり、デメリットが多いものも存在します。
たとえばお酒。飲酒には、緊張を和らげ心をリラックスさせる効果があります。しかし飲み過ぎると判断力の低下や、二日酔いといった問題を引き起こします。またストレス解消の手段として、長期にわたって大量の飲酒を続けたことが原因で、脂肪肝や肝硬変といった肝臓の病気や高血圧になるケースも珍しくありません。
飲酒だけでなく、やけ食いも間違ったストレス解消法として挙げられます。無茶な食べ方をすれば、一時的にはストレスを発散できます。しかし行き過ぎると、太ることに対する恐怖感などから、やけ食いと嘔吐を繰り返すような状態に陥る場合があるのです。ストレスから衝動的に食べ、恐怖感から吐くのは、健康とは言いがたい状況です。
またギャンブルも、ストレス解消のつもりで始めると、依存症になってしまう可能性があります。ギャンブルをすると脳内でドーパミンという物質が分泌され、幸福感を引き起こすため、一時的にストレスは解消されますが、今度はギャンブルをしないとイライラするような症状に見舞われます。ギャンブルは依存症になるとお金を失うものでもあり、ストレス解消に手段としてはおすすめできません。
限界を迎える前に、専門家に相談しよう
さまざまなストレス解消法がありますが、それでも問題が解決しない場合もあります。心身がストレスに対抗し続ける時間には限界もあるため、専門家への相談を検討した方がよいケースもあるでしょう。病院では精神科や心療内科などが窓口となります。最近よく聞かれるパワハラ・セクハラ・マタハラといったハラスメントがストレスとなっている場合は、公的機関に電話やメールで相談することも可能です。お金のストレスであればFP(ファイナンシャル・プランナー)が役に立つかもしれません。
最初のうちは耐えられるストレスも、放置しておけば心身を消耗させてしまいます。運動や瞑想をする、仲間と会うなど正しい方法で解消を試みるのがよいでしょう。方法を間違うと、健康を害したりお金を失ったり、さらに悪い結果を生じさせます。ストレスとなる問題の解決に専門的な知識が必要であれば、専門家への相談がストレス解消の近道になると考えられます。
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間違ったストレス解消法とは知らずにやっちゃってる人も多いんじゃないかしら…?