暗号通貨
仮想通貨のチャートおすすめ5選!初心者でも使いやすいのはどのツール?
ビットコインなどに代表される仮想通貨(暗号資産)。仮想通貨の取引を始める場合、株取引と同様種類に応じた、例えばビットコインにはビットコインのチャート分析が必須です。チャート上に表される価格情報とチャートの読み方を説明し、さらに各社が提供する仮想通貨チャートツール4つを紹介します。
仮想通貨の取引にチャートは必要?
仮想通貨取引では、株式投資などと同じくチャートと呼ばれるツールが使われます。なぜチャートが必要なのかというと、それは価格予測や異変を察知するためです。チャートがない場合、仮想通貨の価格変動を予測するためには、ニュース(時事情報)や日々の金額を独自に分析するしか方法がありません。しかし、仮想通貨の価格をグラフ化したチャートがあれば、一目でどのような動きや変化が起きているのか分かります。
・チャートで何が分かる?
仮想通貨取引で使用されているチャートは、ローソク足と呼ばれる特殊な記号で値動きを表示します。ローソク足と呼ばれるのは、1本1本がローソクのような形状をしているから。ローソク足は、設定によって1年・6カ月・1カ月・1日・1時間・5分といった任意の時間内の価格情報を示します。まず陽線と陰線の違いを説明し、それぞれの状態でローソク足が示す価格を具体的に説明しましょう。
陽線:該当期間の終値が始値よりも高い状態
陰線:該当期間の終値が始値よりも安い状態
例:1日スパン、陽線の場合
・ローソク足の上ひげ(ローソク足上部の線):1日の間で最も高い価格
・ローソク足の下ひげ(ローソク足下部の線):1日の間で最も安い価格
・ローソク足の上部:終値の価格
・ローソク足の下部:始値の価格
例:1日スパン、陰線の場合
・ローソク足の上ひげ(ローソク足上部の線):1日の間で最も高い価格
・ローソク足の下ひげ(ローソク足下部の線):1日の間で最も安い価格
・ローソク足の上部:始値の価格
・ローソク足の下部:終値の価格
また、始値と終値が同じ場合は、ローソク本体が十字を描きます。
どうやってチャート分析したらいいの?
続いては、チャートを使ってどのように分析をすればいいのか、チャートの読み方を紹介します。
・チャートの形状から判断
仮想通貨のチャートを分析するときは、チャートの形状から判断することが大切です。チャートの形状とは、株式投資などで確立した「チャートパターン」と呼ばれるテクニックを仮想通貨へ応用したものです。
例えば1カ月分のチャートを見たときに、ローソク足が「W」のような形状を作っていたとします。このような場合は、「W」の右端が左端の高さを超えると上昇傾向へ切り替わったことを示唆します。
反対に「M」のような下から上がって再度下がるような場合は、今後の下落傾向を意味しているかもしれません。
他にも以下のようなチャートパターンがあります。
●三角持ち合い:時間の経過とともに価格変動が小さくなる動き。近々大きな価格変動が起きるサインの1つ。三角形のように見えるため三角持ち合いと呼ばれる。
●上昇フラッグ:上昇傾向へ切り替わる際に現れるパターンの1つ。上昇・反落・反発したあとに値上がりする現象が、「N」のように見える。
●ダブルボトム:上昇傾向へ切り替わる際に現れるパターンの1つ。下落・反発・下落・反発したあとに値上がりする現象が、「W」のように見える。
●ヘッド&ショルダー:文字通り、人の頭と両肩のように見えるチャートパターン。下落傾向へ切り替わる際に見られる現象。
チャートパターンは、上昇・下落・横ばい、どのような動きになるのか過去のデータからいくつか示されています。興味がある方は、株式投資やFXのチャートパターンに関する書籍を調べてみるといいでしょう。
・ツールを活用してチャート形状を詳しく分析
チャートパターンは、基本的にツールを使用しなくても判断できます。しかし、中には目視のみでは判断の難しい形状もあるため、ツールの活用をおすすめします。
分析ツールは、テクニカル指標と呼ばれる様々な計算結果をグラフ化してくれるだけでなく、チャート上に線を引くような独自の使い方にも対応したものです。例えば「W」の形状になっているか判断する際に、横方向へ線を引いて右上がりか右下がりか細かく分析することを可能にしてくれます。
おすすめの仮想通貨チャート4選!
ここからは、おすすめのチャートツールや特徴について紹介します。
・各チャートツールの特徴
仮想通貨初心者にもおすすめのチャートツールを、以下にまとめました。
1. Trading View
Trading Viewは、株式投資やFXだけでなく仮想通貨にも対応している分析ツールです。スマホアプリ版もリリースしているので、外出先でも手軽に価格やチャートの確認ができます。
大きな特徴は、豊富な機能です。例えば描画ツールだけでも、線を引く以外にアイコン挿入、指標と連動した描画、図形描画、チャートの角度表示など、様々な機能を搭載しています。テクニカル指標も80種類以上と豊富で、上級者にもおすすめです。
最初から本格的な分析を行いたい方、実践しながら勉強したい方は、Trading Viewを導入してみるのがいいでしょう。
2. bitFlyer
国内の仮想通貨取引所bitFlyerでは、独自の無料ツールを利用できます。スマホアプリ版もリリースされていて、15種類のチャートツールがあります。初心者向けに設計されたツールと、詳細に分析したい中級者向け以上のbitFlyer Lightningがリリースされているので、ニーズに合わせて選べるのが特徴です。
3. DMM Bitcoin
DMM Bitcoinは、独自のツールを2種類用意しています。1つはweb版専用の取引・ツールで、もう1つはスマホアプリ専用の取引・分析ツールです。
ツール内から仮想通貨の取引や口座管理ができ、外出先でも手軽に入出金や売買できます。テクニカル指標の設定・描画設定など細かく設定できるのですが、初心者には難易度が高く、使いこなすまで時間がかかるかもしれません。
実用性の高いツールですので、DMM Bitcoinで口座開設する方はインストールしてみることをおすすめします。
4. bitbank
国内の仮想通貨取引所bitbankでは、上記Trading Viewを利用しています。取り扱っている通貨はbitbankで取引できる通貨に限られますが、テクニカル指標や描画ツールなどは本家のTrading Viewと違いはありません。Trading Viewの公式サイトから利用するのが面倒な方などは、bitbankで利用してみましょう。
仮想通貨取引で利益を得るためには、価格予測が欠かせません。そして価格予測するにはチャート分析が必要です。精確な分析をするにはチャートツールのテクニカル指標や、線や図形の描画機能が欠かせません。これから仮想通貨取引を始める方は、仮想通貨取引所が提供しているツールなどを使用して価格予測し、売買タイミングを見逃さないようにしましょう。
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このテーマに関する気になるポイント!
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仮想通貨の取引にはなぜチャートが必要なの?
価格予測や異変を察知するためです。
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陽線があらわすチャートは?
該当期間の終値が始値よりも高いものです。
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陰線があらわすチャートは?
該当期間の終値が始値よりも安いものです。
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チャートを詳しく分析するには?
チャート分析ツールを活用すると良いでしょう。
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
取引初心者でも、ツールがチャートを分析して今後の予測をしてくれるのはありがたいわね!