暗号通貨
初めてのライトコイン。初心者でも分かりやすく解説
ビットコインよりも送金時間が短く、手数料の安いライトコイン。仮想通貨黎明期の2011年頃に開発・公開されたアルトコインの1つで、ビットコインの補助的役割を持っているのが特徴です。ここではライトコインがどのような仮想通貨なのかという点について、初心者にも分かりやすく紹介します。
ライトコインとはなに?
概ねビットコインに似た特徴を持つライトコインですが、まずはライトコインが一体どのような仮想通貨なのか見てみましょう。
・ライトコインとは?
ライトコインは2009年に開発が始まり、2011年に公開された仮想通貨の1つです。ビットコイン以外の仮想通貨を表す「アルトコイン」のカテゴリに含まれます。仮想通貨黎明期に誕生した通貨です。
ライトコインはビットコインと同様に、決済通貨として用いることができます。店舗・ネットショップ側がライトコインの決済システムに対応していれば、日本円と同じように商品の支払いに利用できます。
・ライトコインの開発目的
ライトコインは、ビットコインが持つ課題を解決するために開発されました。ビットコインは仮想通貨の基軸通貨とも呼ばれていますが、送金速度や発行枚数などに課題もあります。ライトコインでは、ビットコインのように決済通貨として開発しつつ、送金速度の改善や発行上限枚数の増加を実現しました。
具体的には以下のような改良点があります。
送金速度
●ライトコイン:約2.5分
●ビットコイン:約10分
データ容量(ブロック容量)
●ライトコイン:20GB
●ビットコイン:1MB
気軽に始められる?
ライトコインは、仮想通貨初心者の方でも比較的気軽に始められるのが魅力です。その理由を説明します。
・国内の仮想通貨取引所で始められる
ライトコインは、仮想通貨の中でも数少ないメジャー通貨(メジャーコイン)の1つです。メジャー通貨とは、時価総額10位以内の大きな市場を作っている仮想通貨を指します。
国内の仮想通貨取引所は、千種類以上存在する通貨の中で信頼性や実績のある十数種類のみしか取り扱っていません。そしてライトコインはその1つです。ちなみに国内の仮想通貨取引所は、身分証明を行った上で口座開設しますし、金融庁の認可を受けています。
以下に主な取り扱い取引所を紹介します。
●bitFlyer
●GMOコイン
●bitbank
●DMM Bitcoin
・対応ウォレットが多い
ライトコインと対応しているウォレットの数が多く、保管・管理しやすいのも魅力です。
●Litecoin Core
●Litecoin Electrum
●Ledger Nano S
●TREZOR
●Loafwallet
●JAXX
●EXODUS
ウォレット管理は、仮想通貨の盗難被害に遭わないためにも必要です。また、対応ウォレットが多いほど、分散管理ができます。
ライトコインの使い方
ライトコインは投資のように売却益を得られるのはもちろん、マイニングや決済手段としても活用できます。売却益を得たい場合は、仮想通貨取引所でライトコインを売買することで利益を狙うことが可能です。
また、マイニングを始める場合は、マイニングソフト(GUIMinerなど)をダウンロードし、パソコンを常時稼働させます。マイニングは初心者向きではないため、事前にマイニングの設定方法やマシンの知識を身につけてから始めるのがおすすめです。
決済手段として活用する場合は、ライトコインを取引所で購入した後、ライトコイン決済に対応した店舗・ネットショップにて支払うことができます。
メリットとデメリット
ここからは、ライトコイン利用のメリット・デメリットを紹介します。
・ビットコインよりも送金時間が短い
ライトコインは、決済や送金手段としてもメリットのある仮想通貨です。ビットコインは決済通貨として普及が進んでいるものの、送金に10分程度かかります。ライトコインは約2.5分で済むため、より実用的な決済通貨です。
・決済通貨としての利用を想定した発行枚数
ライトコインの発行上限枚数は8,100万枚と、ビットコインのおよそ4倍です。ビットコインは決済手段としても需要が非常に多い一方、発行枚数が少ないため将来的にインフレを招くのではないかと予想されています。ライトコインはビットコインの4倍もの発行上限枚数を用意しているので、決済手段としての需要が高まったとしても容易にインフレになることはないでしょう。
・時価総額上位で出来高の多いメジャー通貨
ライトコインは時価総額上位で、常に一定の出来高を記録している仮想通貨です。そのため、マイナーな仮想通貨よりも価格変動のリスクは少ない傾向です。もちろん、元本保証はありませんので、投資リスクはあります。ただ、初めて購入・取引を行う場合は、チャートの分析がしやすいという点でメリットのある仮想通貨です。
・他のアルトコインに需要を奪われる可能性
ライトコインは、ビットコインに代わる決済通貨として期待されている側面があります。しかし、送金速度については既にリップルなどに抜かれていますし、システム開発はイーサリアムなどの方が優れています。今後決済通貨として、どこまで需要を増やすことができるかに注目しながら取引を始めるのが重要です。
ライトコインは、ビットコインと同様に決済通貨として用いられることを想定して開発されました。また、国内の店舗・ネットショップでは、ライトコインの決済に対応しているケースも多く利用しやすい環境が整っています。ただし、新しい仮想通貨が次々と開発されていて、機能性に関して大きなメリットとはいえない側面もあります。ライトコインの取引や決済手段としての利用を始めるときは、時価総額に変化(主に減少方向)がないか注意しましょう。
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