まずは仮想通貨取引所の仕組みや、取引形式を簡単に紹介します。

・仮想通貨が売買できる場所

仮想通貨取引所とは、企業が運営している取引所のことで、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を売買できる場所です。

国内の仮想通貨取引所の場合は、日本円で仮想通貨を購入するのが一般的で、値上がりしたところで仮想通貨を売却すると利益を得られます。

・販売所と取引所の違い

仮想通貨取引所の中には、取引所と販売所の2つの取引方式があります。

販売所形式での売買は即取引が成立するため、今すぐ欲しい方におすすめです。ただ、投資で利益を得たい場合は、取引所形式の方が利益を狙いやすい仕組みです。

初心者が仮想通貨取引所を選ぶときに、確認するポイントは4つあります。

・金融庁の認可済み取引所から選ぶ

金融庁はユーザー保護のため、審査を通過した取引所にのみ営業許可を出しています。国内の仮想通貨取引所を利用するときは、必ず金融庁が認可している取引所から選ぶようにしましょう。認可済み業者は、金融庁の公式サイトで公開している「仮想通貨交換業者登録一覧」にて確認可能です。

無認可の仮想通貨取引所は単に許可が下りていないというだけでありません。中には個人情報や資産を狙う悪徳業者もいます。無認可取引所に口座開設するのは避けましょう。

・手数料をなるべく抑えたい場合はスプレッドや手数料を確認

仮想通貨取引所で取引をするには、入出金や取引に手数料がかかることがあります。また、販売所形式の場合はスプレッドと呼ばれる売値と買値の価格差がありますが、これも事実上の手数料です。

このような手数料コストを重視する場合は、口座開設前に公式サイトの手数料一覧やスプレッドの値を確認することをおすすめします。

・取り扱っている仮想通貨の確認

仮想通貨取引所を選ぶ際は、取り扱っている通貨の種類も確認しておきましょう。国内の仮想通貨取引所は、ビットコインやイーサリアムを含む5～10種類前後の通貨を取り扱っています。

モナコインやライトコイン、ネムといった時価総額ランキング3位以下のアルトコインは、仮想通貨取引所によっては取り扱っていないケースもあります。取り扱い通貨は各取引所サイトのトップページに公開しているので、口座開設前に確認可能です。

・セキュリティ対策や過去の事例を確認

仮想通貨取引所に限らずインターネットに接続されている端末は、常にハッキングリスクにさらされています。認可済み仮想通貨取引所は、セキュリティ対策の規制基準をクリアしていますが、それでもハッキング被害に遭っている取引所もあるため、100％万全とはいえません。

ハッキング被害に遭った仮想通貨取引所は、一時的に口座開設を停止していることもあります。準備をしたのに開設できないといったことにならないよう、現在の口座開設・セキュリティ状況を各公式サイトのお知らせなどで確認しましょう。

・DMM Bitcoin

DMM Bitcoinは、DMM.comなどで有名なDMMグループが運営している仮想通貨取引所です。初心者も始めやすいビットコイン取引だけでなく、中級者以上向けのアルトコインレバレッジ取引も取り扱っているのが特徴です。

取引ツールには、チャートを分析したり指標を利用したりできる機能もあり、本格的に仮想通貨取引を始めたい方にもおすすめできます。

●取り扱い通貨：ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムクラシック、ネム
●入出金手数料：無料
●取引手数料：無料
●セキュリティ：コールドウォレット管理、マルチシグなど
●営業日：平日・土日祝日

仮想通貨取引所は、金融庁の認可を受けている取引所から選ぶことが大切です。その上で、手数料コストや取り扱い通貨、セキュリティ対策について比較することをおすすめします。

仮想通貨取引所の口座開設手続きは、氏名・住所など基本情報の入力と本人確認書類の提出といったシンプルな内容です。仮想通貨取引初心者の方は、今回紹介した仮想通貨取引所などから検討してみてください。

・コインチェック

コインチェックは、マネックスグループ株式会社の完全子会社の仮想通貨交換業者です。わかりやすいスマホアプリや、口座開設もスマホから最短1日で行えることが特徴です。また、ビットコインで不動産投資が行えることも魅力的です。

●取り扱い通貨：ビットコイン、イーサリアム、イーサリアムクラシック、リスク、ファクトム、リップル、ネム、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、モナコイン
●入出金手数料：無料
●取引手数料：無料
●セキュリティ：2段階認証、SSL暗号化通信など
●営業日：平日・土日祝日