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クレジットカードのキャッシング審査はどのくらいかかる?審査時間や通らない理由などを解説
クレジットカードのキャッシング機能を利用すると、ATMから現金が引き出せたり、口座に振り込まれたりして最短即時でお金を借りることができます。いざというときに便利なサービスですが、利用には審査が必要です。
キャッシングの審査ではどのようなことが確認されるのか、その日のうちに結果がわかるのか気になる人もいるでしょう。
ここでは、クレジットカードのキャッシング枠の審査にかかる時間や、審査でチェックされる項目、審査が下りない場合の原因などを詳しく解説します。
- キャッシングの審査とは?
- 審査の項目について
- 審査期間はどのくらい?
- キャッシングの審査は即日下りる?
- 審査が下りないときに考えられる原因
- すぐお金が必要なときはどうすれば良い?
- キャッシングの審査内容を把握して計画的に利用しよう
キャッシングの審査とは?
クレジットカードには、ショッピングの利用代金の支払いや公共料金の引き落としなどに利用できる「ショッピング枠」と、お金の借り入れができる「キャッシング枠」の2つの機能があります。
キャッシング枠が付いていれば、ATMからの現金の引き出しや口座への振り込みによって、必要なときにお金が借りられます。
しかし、あくまでも「借り入れ」であるため、利用するにはカード会社の審査に通らなければなりません。
クレジットカードの申し込みと同時にキャッシング枠も希望すれば、借り入れの可否や借入限度額が審査で決まります。カード発行後に追加で申し込むこともできますが、その場合は再度審査を受ける必要があります。
審査の項目について
キャッシング枠の審査内容はカード会社によって異なり、詳細は非公表であるケースがほとんどです。
しかし、一般的に審査時に確認するとされている項目があるため、審査時に確認される可能性が高い項目を見ていきましょう。
信用情報
信用情報とは、クレジットカードや各種ローン、携帯電話などの割賦販売の契約について、契約内容や支払状況といった取引内容が登録されているものです。信用情報は、個人信用情報機関に保管されており、照会があると申込者の信用情報が開示されます。
開示情報を見れば、クレジットカードやカードローンなどの申込履歴や支払状況、長期延滞や債務整理などの情報がないかなどを確認できます。
キャッシングは借り入れであるため、返済能力を確認するために、過去の支払状況をチェックされるのです。
本人の属性
本人の属性として、主に以下の項目が審査されます。
- 年齢
- 収入
- 勤務先
- 職種
- 勤続年数
- 居住形態、居住年数
- 家族構成
など
これらの項目から、借入金をきちんと返済できるか確認されます。
一般的に、収入が高い方や勤続年数が長い方は、今後も安定した収入があると見込まれるため、審査に通りやすい傾向があるでしょう。また、賃貸物件よりも持ち家、一人暮らしよりも家族と同居しているほうが審査が有利になると考えられます。
他社からの借入状況
他社からの借入状況も重要な審査項目のひとつとされています。他社からの借り入れとは、銀行や消費者金融業者のカードローン、クレジットカードのキャッシング枠などが当てはまります。なお、住宅ローンや自動車ローン、奨学金などは他社借入には含まれません。
他社からの借り入れを確認する理由は、申込者の返済能力を把握するためだけでなく、総量規制に違反していないかをチェックするためでもあります。総量規制とは、貸金業法で定められた、「貸金業者は年収の3分の1を超える金額を融資してはいけない」というという規制です。総量規制の対象となるのは貸金業者(お金を貸し付ける業務を行う業者)の貸付けのみのため、貸金業者ではない銀行の住宅ローンなどは対象になりません。
例えば、年収300万円の方が、すでに他社から100万円近くを借りている場合、キャッシングの審査に通りません。
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審査期間はどのくらい?
クレジットカードに後からキャッシング枠を付ける場合、審査期間が長くなるのが一般的です。
実際にかかる期間はクレジットカードにより異なり、数日~1週間程度の場合もあれば、1週間~2週間かかる場合もあります。
また、キャッシングの審査では本人確認書類のほか、以下に該当する場合は収入証明書類の提出が必要です。
- 1つのクレジットカードで50万円を超えるキャッシング枠を希望する場合
- 他社借入と合計して100万円を超える場合
など
収入証明書類とは、給与明細書(一般的に直近のもの2カ月分)、源泉徴収票、確定申告書(いずれも最新のもの)などです。これらを速やかに用意できないと、審査に時間がかかってしまいます。
キャッシングの審査は即日下りる?
借り主からすると、緊急でお金が必要になったときは即日審査が下りてキャッシングできるというのが理想ですが、先述のとおり、審査には数日から2週間程度かかることが多いとされ、即日結果を知ることは困難です。
これからクレジットカードを申し込む場合は、借り入れをする可能性も考えてキャッシング枠も同時に申し込むと良いでしょう。
なお、カード会社によっては、最短即日で審査結果が下りてキャッシング可能なところもあります。ただし、その日のうちに借入するには専用アプリの利用や、受付時間内に申し込みを完了するなど、カード会社が定めた条件を満たす必要があります。
最短即日でキャッシングができるクレジットカードは限られているため、キャッシングの予定がある場合は日程に余裕をもって申し込むほうが良いでしょう。
審査が下りないときに考えられる原因
キャッシングの審査が下りないときに考えられる原因はいくつかあります。主な5つの理由を見ていきましょう。
借入希望金額が支払い能力を超えている
キャッシング枠の希望金額を高額にしすぎると、審査に通らない可能性があります。
カード会社としては、貸したお金を返済してもらわなければならないため、申込者の返済能力を慎重に審査します。年収に対して借入額が大きすぎると、返済能力が不十分と判断される可能性があります。
また、総量規制によって年収の3分の1を超える貸し付けは禁止されているため、それ以上の金額を申し込むと、審査に通らない原因となります。
信用情報に問題がある
信用情報を照会した結果、過去に延滞を繰り返していたり、強制解約があったりした場合、返済能力が不十分と判断され、審査に通らない可能性があります。
クレジットカードの支払記録や各種ローンの支払状況などは、個人信用情報機関に漏れなく登録されており、延滞履歴も残されています。延滞をたびたび起こしていることがわかると、カード会社としてはキャッシングしたお金を返済してもらえるのか不安になるため、審査を通さない可能性があります。
なお、信用情報は個人でも開示請求ができるため、心配な方はご自身で確かめることも可能です。
安定した収入がない
キャッシングを申し込む際には、「継続して安定した収入があること」が条件となっていることがあります。一般的に「安定した収入」とは、毎月一定金額の収入を得ている状態とされています。
そのため、短期間で転職を繰り返している方などは収入が安定しないと判断された場合、審査に通りにくいでしょう。
在籍確認ができなかった
キャッシングの申し込み審査では、勤務先に在籍確認のための電話がかかってくる場合があります。申込書に記載した勤務先に、確かに在籍しているのかを確認するためです。
自宅や勤務先へ電話があると困ると考える方もいますが、在籍確認の際には、キャッシングの申込確認であることを、本人以外に知られないよう配慮してくれます。
在籍確認が取れると審査は次に進みますが、取れない場合はそこでストップし、結果として審査が通らない可能性があります。
申し込み内容にミスや漏れがある
クレジットカードの申し込みと同時にキャッシング枠を申し込む際にも注意が必要です。キャッシングサービス利用の有無の欄で「あり」を選択しなかった場合は、そもそもキャッシング枠の申し込みができていません。
また、誤って「なし」を選択した場合も申し込みができていないことになります。
申込時の記載内容にミスや漏れがないかを忘れずに確認しましょう。
すぐお金が必要なときはどうすれば良い?
クレジットカードにすでにキャッシング枠が付いていれば、すぐに借り入れができますが、これからキャッシング枠を追加で申し込む場合、審査に時間がかかる可能性があります。
ここではクレジットカードのキャッシング以外で、すぐにお金が用意できる方法を3つご紹介します。
不用品を売る
不用品の中に換金可能なものがあれば、リサイクルショップやフリマサイトなどに売って現金を得られます。換金しやすいものとして、ブランド物のバッグや時計・貴金属・家電などがあります。
近くのリサイクルショップに持ち込めばすぐに換金可能ですが、近所に店舗がない場合や出向く時間がない場合は、インターネット上の買取サービスやフリマサイトを利用するのも良いでしょう。ただし、品物を送る時間や手間を考えると、すぐにお金に換えるのは難しいです。
生命保険の契約者貸付を利用する
加入している生命保険の「契約者貸付」を利用して借入する方法があります。契約者貸付とは、お金が必要なときに、解約返戻金の一定の範囲内で借入できるサービスです。
解約返戻金が担保になっているため審査が不要で、手続きをすれば即日借入が可能です。ただし、所定の利息がかかることや、返済せずに放置しておくと借入金が解約返戻金を上回り、契約自体が失効してしまう点に気を付けましょう。
また、掛け捨ての生命保険など貯蓄性のないものは契約者貸付が利用できないため、利用できるかどうかは加入している生命保険会社に確認しましょう。
カードローンに申し込む
カードローンは銀行をはじめ信販会社や消費者金融などで取り扱っており、中には即日融資に対応しているところがあります。申し込み後、最短30分ほどで審査結果がわかり、そのまま借入できるため、急にお金が必要になったときに便利です。
借入限度枠内であれば、何度でも借入できるメリットもあります。
ただし、クレジットカードのキャッシング枠と同様に審査に通らなければ利用できず、利息がかかる点にも注意が必要です。
キャッシングの審査内容を把握して計画的に利用しよう
クレジットカードのキャッシング枠の利用には審査が必要です。キャッシングは借り入れであるため、返済能力を確認する必要があるのです。
キャッシングはキャッシング枠を設定することでいつでも借り入れができて便利ですが、借り癖が付かないように注意しましょう。また、利息の支払いもあるため、借り入れは必要最小限の金額にとどめて早期返済を心がけることも大切です。
※キャッシングをご利用の際は、貸付条件の確認をし、計画的にご利用ください。
このテーマに関する気になるポイント!
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キャッシングの審査はどのようなことをチェックされるの?
詳しい審査項目はカード会社によって異なりますが、主に信用情報や本人の属性、他社からの借入状況などが審査されます。
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審査期間はどのくらいかかる?
一般的に、数日~2週間程度かかります。
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審査に通らない理由は?
借入希望金額が高すぎる、信用情報に問題がある、安定した収入がない、在籍確認が取れないなどの理由が考えられます。
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キャッシング以外でお金を借りる方法は?
生命保険の契約者貸付を利用する、カードローンに申し込む、などがあります。
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キャッシングの審査はいろいろな面からチェックされるのね。