国内旅行の服装を選ぶときは、次の3つのポイントに注目しましょう。

• あらかじめ旅行先の天気や気温を調べておく
• シワになりにくい素材の服を選ぶ
• 動きやすく着回しのきく服を選ぶ

旅行に出てから服装が合わないと感じた時は、旅行中に購入することもできます。デパートやショッピングセンター、駅ビルなどで素敵な洋服や靴が見つかるかもしれません。

多くを持っていくよりは、少し足りなくても良いくらいの気軽な気持ちで服装を準備すると良いでしょう。

日本は南北に長いため、地域によって天気や気温差があります。あらかじめ旅行先の天候を調べておくと、服を選びやすくなります。

同じ地域でも山間部と海岸沿いでは気候が異なり、体感温度が変わるため注意が必要です。海辺など風が強い場所に出かけるときは、かさばらない羽織ものが1枚あると便利です。また、上記の理由から都道府県ごとではなく旅行に行く地域の天気予報をチェックしておくと良いでしょう。

旅行中は写真を撮影する機会も多いため、写真写りを考えて服装を選ぶようにしましょう。シワになりにくい素材を選ぶと、写真写りも良くなります。また、適当にたたんでもシワになり辛いので、荷物をまとめやすくなります。

特にカーディガンやジャケットなどの上着は、シワになりにくい素材がおすすめです。羽織るだけできちんとした印象になるので、高級なレストランに入るときにも役立つでしょう。

車での旅行を除けば、旅行中は常に荷物を持ち運ぶことになります。荷物が多いと移動が大変なため、コンパクトにまとめるためにも、できる限り服は少なくしましょう。

着回しのきく服が多ければ、持っていく服の数を減らせます。また、動きやすさも大切です。余計な荷物を減らすためにも、動きやすさと着回しのきく服を選ぶようにしましょう。

ここでは、国内旅行に持っていきたいおすすめの服を紹介します。

• Tシャツ、襟付きのトップス
• カーディガン、パーカー
• ストレッチ素材のパンツ
• ゆったりとしたシルエットのワンピース

ベーシックな服を選ぶことで、どのような場面にも対応しやすくなります。前述したように、動きやすく着回しのきく服を中心に持っていくようにしましょう。

Tシャツが何枚かあると、コーディネートの幅が広がります。寒いときはインナーとしても使えるので、旅行日数分は入れておきましょう。

襟のあるシャツやブラウスは、きちんとした印象を与えます。高級なホテルやレストランへ行くときは、ラフすぎる格好はお店やほかのお客さまにも失礼になってしまうことがあります。TPOを弁え、きちんとした印象になる服を持っていきましょう。

カーディガンやパーカー、ジャケットなどの羽織ものがあると、肌寒いときに対応できます。特に春や秋は寒暖差の激しい季節です。日中がどんなに暖かくても朝晩は冷え込む可能性があるため、羽織ものを1枚用意しておきましょう。

また、羽織ものは日焼け対策にもおすすめです。UVカット加工のものなら、日焼け防止の効果を期待できます。シワになりにくい素材かつUVカット加工のものを1枚持っておきましょう。

旅行先でのパンツ類はワイドパンツやストレッチ素材など、動きやすさ重視で選びましょう。

パンツ類を選ぶときは、丈に注意が必要です。普段ハイヒールを履いている方なら、スニーカーやウォーキングシューズなどにパンツをあわせると、丈が長すぎてバランスが悪くなってしまうことがあります。少し短めの丈のパンツを選ぶようにしましょう。

ゆったりとしたワンピースもおすすめです。ハイウェストタイプのワンピースなら、お腹周りに余裕があるので、旅先の食事も存分に楽しめます。

ワンピースは、きちんとした印象とリラックスした雰囲気を両立できるアイテムです。旅行に行く機会の多い方なら、シワになりにくい素材のワンピースを1枚用意しておきましょう。

服装だけでなく旅行先へ持っていくバッグにも注意しましょう。以下で、おすすめのバッグを3種類紹介します。

• リュックサック、バックパック
• ポシェット、ウエストポーチ
• エコバッグ

バッグを選ぶときは軽くて丈夫なものがおすすめです。バッグが重いと持って歩くのに疲れてしまうので、軽量なナイロン素材のものを中心に選びましょう。

旅行中はお買い物で荷物が増えたり、食べ歩きなどをする可能性もあるため、両手を空けて動くためにキャリーバッグよりは背負うタイプのものが良いかもしれません。ただし、大きなバッグに荷物をまとめると、お財布やスマートフォンが取り出しにくくなります。ポシェットなどの小型のバッグによく使うものを入れて、すぐに取り出せるようにしておきましょう。

お土産を買ったときや上着を脱いだときのために、エコバッグがあると便利です。

国内旅行に行くときは、靴や小物も使いやすいものや旅行先で役立つものを選びましょう。

靴は、歩きやすいもの、履き慣れたものがおすすめです。特にクッションがあるソールの靴は疲れにくいです。

また、日焼け防止には帽子やサングラスがあると便利です。サングラスがあるとメイクをしていなくてもおしゃれに見えるので、顔の形にあったものを使ってみましょう。

スカーフやマフラーが1枚あると防寒対策になるため、荷物に余裕があれば持っていくことをおすすめします。アウターに比べてかさばらないので持ち歩きやすいところがメリットです。

国内旅行をするときは季節によって適切な服装も変わるため、時季にあったコーディネートを心がけましょう。

おすすめコーディネートを季節別に紹介しますので、参考にしてください。

3月ごろはまだ寒いところが多いので防寒対策をすると良いでしょう。カーディガンかパーカー、薄手のトレンチコートなどの羽織もの＋長袖シャツ＋パンツがおすすめです。暖かい素材の帽子もあると役立ちます。

ゴールデンウィークを迎える時期になると、気温が上がり紫外線も強くなってくる傾向があるので日焼け防止対策を始めましょう。長袖のUVカットカーディガンや、つばの大きな帽子、折りたたみの日傘などを用意することをおすすめします。

夏は暑さ対策だけでなく、室内の防寒対策も意識しましょう。室内が冷房でとても冷えていて寒いといった状況になる場合などに備えるためです。

薄手のUVカットカーディガンと半袖シャツ＋パンツ、もしくは薄手のUVカットカーディガン＋ワンピースなどがおすすめです。

秋は行楽シーズンです。観光地巡りやハイキングを思いっきり楽しむためにも、たくさん歩いても疲れない靴がおすすめです。履き慣れたスニーカーやウォーキングシューズ、クッションソールのパンプスなどで出かけましょう。

夕方になると寒さを感じることもあります。少し厚めのパーカーやコート＋半袖シャツ＋パンツで温度調整をすると良いでしょう。

冬の旅行は寒さ対策が必須ですが、歩いていると暑くなることもあります。脱いだときに手で持てるように、コートは軽いものを選びましょう。ダウンコート＋カーディガン＋長袖シャツ＋パンツなどの組みあわせなら、重くなりすぎず、温度調整もしやすくなります。

手袋やニット帽などの小物も持っていきましょう。手先や頭部が暖かいと屋外でも快適に過ごせます。

旅先の服装が決まれば、旅行はいっそう楽しくなります。持っていく服を選ぶときは、荷物をコンパクトにまとめられるだけでなく、服自体が軽いかどうかもチェックしてください。

また旅行前の準備や旅行先でのお買い物は、クレジットカードを使うと便利です。現金を持ち歩かなくてもカード払いでスムーズにお買い物ができ、宿泊や食事といった旅先ならではのサービスを楽しむことができます。