クレジットカードは、商品の購入時やサービスを利用するときの支払いに利用できます。携帯電話料金の支払いに関しても例外ではなく、カード払いが可能なケースが多くあります。

携帯電話料金をカード払いするメリットとしては、主に以下が挙げられます。

• ポイントやマイルが貯まる
• 携帯電話料金の払い忘れを防げる
• 直接口座から電話料金の引き落としをしないので、個別の残高確認をする必要がない

それぞれのメリットについて、詳しく説明します。

クレジットカードによっては、ポイント還元のサービスがあり利用金額に応じてポイントやマイルが貯まる場合があります。

携帯電話料金をポイント還元のサービスがあるクレジットカードで支払うことで月々の利用料金に応じたポイントやマイルが貯まるので、現金払いよりもカード払いのほうがお得といえます。

口座振替や払込票を利用する場合は、口座への入金漏れや払込票を紛失してしまい支払い漏れが発生してしまう可能性が考えられます。

しかし、カード払いにすれば、口座に引き落とし金額以上の残高があれば支払い日に自動で引き落としされるので払い忘れる心配がありません。カード払いにすることで、支払いを自動化できるので便利です。

携帯電話料金を直接口座からの引き落としで支払う場合、引き落とし日にご自身の口座にお金が残っているかを確認する必要があります。

その点、カード払いにすれば、口座の残高を確認するのはクレジットカードの引き落とし日の前日（前営業日）に一本化することができるので、確認の手間を減らすことができます。

携帯電話料金をカード払いするときの注意点としては、主に以下が挙げられます。

• 利用可能額に余裕を持たせるようにする
• クレジットカードの盗難・紛失などで番号が変わる場合は再登録が必要
• 他人名義のカードを用いる場合は手続きが煩雑になる

それぞれの注意点について、詳しく説明します。

クレジットカードには利用可能枠（限度額）が決められており、その範囲内でしか支払いができません。そのため、携帯電話料金の支払い以外の利用用途で利用可能枠寸前まで使ってしまうと、携帯電話料金を払えなくなる可能性があります。

毎月の携帯電話料金の目安を把握して、その金額を踏まえて利用可能額に余裕を持たせておくことが大切です。

なお、「利用可能枠」と「利用可能額」は混同しやすいですが、「利用可能枠」はそのクレジットカードで支払いができる金額の上限を指し、「利用可能額」はその時点におけるクレジットカードで支払いができる金額の上限のことを指します。

「利用可能額」＝「利用可能枠」－「利用残高」

「利用可能枠」が50万円のクレジットカードで引き落としを迎えていない利用残高が30万円あるとすると、その時点での「利用可能額」は50万円－30万円＝20万円です。

クレジットカードを紛失・盗難などで、カードの作り直しを申し込む場合、カード番号が変更になる可能性があります。その場合、クレジットカードの登録情報を変更しなければ、携帯電話料金を支払うことができません。

カード番号が変更になった場合は、携帯電話料金だけでなく元のカード情報で支払い登録を行っていたすべてのものに関して、支払い登録情報を変更しなければならない点に注意しましょう。

携帯電話料金をカード払いする場合はご自身名義のクレジットカードを利用することになりますが、配偶者や両親などのご家族名義のカードを利用できる場合もあります。

ただし、提出する書類が多くなるなど手続きが煩雑になるケースもあることは、念頭に置いておきましょう。詳しくは、各携帯電話会社の公式サイトからご確認ください。

携帯電話料金の支払い方法を変更するための方法は各携帯電話会社によって異なりますが、一般的には以下のような方法で変更可能です。

• Webサイト
• 店舗
• 書類郵送

Webサイトから変更手続きを行う場合、携帯電話会社のWebサイトにアクセスし、「支払い方法変更」などから手続きを進めましょう（※1）。

店舗で変更手続きを行う場合は、店員に携帯電話料金の支払い方法を変更したい旨を伝えれば手続きを行える場合があります。なお、クレジットカードおよび契約者の本人確認書類などが必要になることもあるので、必ず持参しましょう。

書類郵送で変更手続きを行う場合は、書類を取り寄せて必要事項を記入して返送しましょう。手続き完了までは、1～2カ月かかる場合があります。

ご自身が行いやすいと思う方法で変更手続きを行いましょう。

（※1）楽天カードの場合、NTTドコモご利用料金はドコモインフォメーションセンターへお電話、またはドコモショップでのお手続きとなります。

携帯電話料金は、カード払いできることがあります。カード払いすることでポイントやマイルが貯まるほか、払い忘れを防ぐことにもつながるといったメリットがあります。

しかし、利用可能枠いっぱいまでカードを利用してしまうと、その月の携帯電話料金の支払いが行えなくなる可能性もあることには注意しましょう。