現在（2023年5月23日時点）は、すべての国・地域というわけではありませんが、海外旅行に行くことは可能です。

海外では入国制限を撤廃、または緩和する国・地域が増えており、例えばハワイやグアムなどは、アメリカ政府が公衆衛生上の緊急事態宣言を解除したため、ワクチン接種証明の提示をしなくても入国可能になっています。また、韓国は制限なく入国できます。

日本でも2023年4月29日よりワクチンの接種証明書や陰性証明書の提示などの「水際措置」が終了したため（療養期間は2023年5月7日まで）、徐々に海外旅行のハードルは下がってきていると考えて良いでしょう。

海外旅行に行くときはさまざまなものが必要になります。中には準備するのに時間がかかってしまうものもあるため、海外旅行を計画している方は早めに準備しておいたほうが良いでしょう。

ここでは、海外旅行に備えて用意しておきたいものを紹介します。

海外旅行に行くのであればパスポートは必須です。パスポートの申請から受け取りまでの日数は、申請の種類や申請窓口・受取窓口によって異なりますが、概ね1週間程度の期間が必要になるため、余裕を持って準備しておきましょう。

また、パスポートをすでに持っている方も更新が必要な場合があります。各国が外国人のパスポートに求める残存有効期間は、滞在時間や入国目的などによって異なるため、事前に確認して更新が必要であれば早めに申請しておくことをおすすめします。

なお、渡航先によってはビザが必要な国もあるため、あわせて確認しておくと良いでしょう。ビザの取得に関しても1週間程度は余裕を持っておくのが無難です（場合によっては、1カ月以上かかることもあります）。

海外旅行中の万が一の事態に備えて、海外旅行傷害保険への加入も忘れずに行いましょう。

海外では病気やケガにより医療機関を利用すると、日本の健康保険が適用されないため、医療費が高額になることも珍しくありません。そのため、海外旅行に行くときは海外旅行傷害保険に加入するのが一般的です。

海外旅行傷害保険の種類はさまざまあり、補償内容も異なります。最適な海外旅行傷害保険を選択するためにも、早めに検討しておくことをおすすめします。

渡航先でスマートフォンやパソコンなどを使う方の中にはWi-Fiをレンタルしようと考えている方もいるはずです。

Wi-Fiは当日のレンタルも可能ですが、事前に予約すると当日すぐに受け取ることができるため、出国前に慌てる必要がなくなります。

海外旅行に行くときは、クレジットカードを1枚は用意しておくのがおすすめです。クレジットカードはキャッシュレスでのお買い物はもちろん、海外キャッシングを利用できるものもあるため、渡航先で多額の現金を持ち歩く必要がなくなりとても便利です。

また、クレジットカードによっては海外旅行傷害保険が付帯しているものもあり、旅行であればカード付帯の海外旅行傷害保険で十分なケースもあります。新たに保険会社の海外旅行傷害保険に加入しなくても良いため、費用の節約にもなるでしょう。

なお、異なる国際ブランドのクレジットカードを2枚以上保有しておくと、利用できる店舗の幅が広がるので、1枚しか持っていない方は複数のクレジットカードを保有することも検討してみてください。