ETCカードが更新されるのは、古いETCカードの有効期限が切れるタイミングです。 ETCカードの有効期限は、基本的にはカード表面に記載されていますが、カードによって表記が異なるので注意しましょう。

クレジットカード一体型ETCカードやETC専用カードでは「月／年」で記載されており、ETCパーソナルカードやETCコーポレートカードでは、「年／月」で記載されています。例えばETC専用カードに「05/24」と記載されている場合は、2024年5月が有効期限となります。

ETCカードは、有効期限が近づいてきたら更新する必要があります。ただ、ETCカードは原則自動更新なので、利用者側で何か手続きを行う必要はありません。

有効期限が近づくとカード会社などから新しいETCカードが送られてくるので、そちらに切り替えて利用すれば問題ありません。

有効期限が近づいてもETCカードが届かない場合は、カード会社などに問い合わせてみましょう。

なお、新しいETCカードは有効期限前までに届く場合が一般的ですが、有効期限直前になる可能性も考えられます（※）。

※カード発行には所定の審査がございます。

ETCカードの更新に関する注意点としては、「古いETCカードを間違って使わないよう処分する」「タイミングによっては新しいETCカードの発行が遅れることがある」などが挙げられます。それぞれの注意点について、以下で詳しく説明します。

新しいETCカードが発行されても、古いETCカードが回収されるわけではありません。そのため、手元には新しいものと古いもの、2つのETCカードがあることになります。

有効期限切れの古いETCカードでは当然支払いすることができなくなるので、車載器に入れたまま高速道路のETCレーンを利用してしまうと、発進制御バーが開かずに後続車との接触事故につながる可能性も考えられます。

新しいETCカードが届いたら、古いカードはすぐにハサミを入れるなどして処分しましょう。

カード会社などに登録している住所や勤務先などの情報は、変更があった際に都度更新しなければなりません。ただ、その更新のタイミングとETCカードの有効期限が切れるタイミングが重なると、新しいETCカードの発行が遅れることがあります。

日常的にETCカードを利用している方は、登録情報更新のタイミングに気を付けましょう。