nanacoは、株式会社セブン・カードサービスが発行する電子マネーです。プリペイド方式で、事前に一定の金額をチャージ（入金）しておき、買い物などに利用します。支払いはnanacoだけで済むため、小銭が増えることも、お財布が重くなることもありません。さらに、スピーディーに支払いができるので、楽に買い物ができます。

nanacoは、セブン＆アイホールディングス系列のスーパーマーケットやセブン-イレブンをはじめ、飲食店や量販店、ドラッグストアなどnanacoマークのあるお店で使えます。身近なお店も多いため、持っていると便利ですね。

買い物をnanacoで支払えば、200円（税抜き）につき1nanacoポイントが貯まります。（※一部ご利用いただけない店舗やポイント還元率が異なる場合があります）貯めたポイントは1nanacoポイント＝1円分の電子マネーに交換し、買い物に利用することができます。

これを読んでいる方の中には、nanacoの便利さやお得さをご存じで、すでに利用しているという人も多いかもしれません。ここでは、さらにお得に利用する方法として、チャージを現金ではなくクレジットカードから行う方法を紹介します。

なお、クレジットカードでチャージするには、クレジットカードの事前登録が必要です。登録できるクレジットカードの種類も決められているため、注意しましょう。

1. クレジットチャージの利用が初めての場合は、クレジットカードの事前登録をする前にセブンカードサイトから本人認証サービスの登録を行う必要があります。

2. パソコン・スマートフォンでnanaco会員メニューを開き、お手元のnanacoカード裏面に記載されているnanaco番号と、初回ログイン時に設定した会員メニュー用パスワードを入力してログインします。

3. （初回のみ）ログイン後、メニューから「クレジットチャージ」を選び、クレジットカードの事前登録を行います。クレジットカードの情報と必要事項の入力、クレジットカードの本人認証パスワードの入力を終えたら、事前登録完了です。24時間経てば、チャージが可能になります。 ※事前登録はnanacoカード入会後、10日後から利用できます。

4. nanaco会員メニューの「クレジットチャージ」からチャージ金額を選択し、チャージの申し込みを行います。

5. セブン‐イレブンなどのお店やセブン銀行ATMで残高確認を行い、チャージ金額を受け取ります。

1. nanacoモバイルを使用している場合も、クレジットチャージの利用が初めてであれば、クレジットカードの事前登録をする前にセブンカードサイトから本人認証サービスに登録を行う必要があります。

2. nanacoモバイルアプリのクレジットチャージをタップします。

3. （初回のみ）クレジットカードの事前登録をタップし、nanaco番号、会員メニュー用パスワードでログインします。クレジットカードの情報と必要事項の入力、クレジットカードの本人認証パスワードを入力すれば、事前登録が完了です。24時間経てば、チャージが可能になります。 ※事前登録は、nanacoモバイルの新規入会や機種変更から4日後のAM6時以降に利用できます。

4. nanacoモバイルアプリの「クレジットチャージ」から、チャージしたい金額とパスワードを入力します。チャージ処理が行われ、画面上にチャージ結果が表示されたら、利用可能です。

ただし、いずれの方法も登録できるクレジットカードの種類は決められています。

nanacoチャージにクレジットカードを利用するメリットは、チャージのために現金を用意する必要がないことです。

チャージのために口座から現金を引き出したあと、さらにレジやATMでチャージをする、というのは意外と手間がかかります。クレジットカードであれば、その手間はかかりません。

nanacoにチャージできるクレジットカードや、ポイント還元率・条件等はカード会社によって異なりますので、事前にホームページなどでご確認ください。

nanacoチャージに登録できるクレジットカードの種類は決められていると前述しましたが、現在登録できるのはセブンカード系列のクレジットカードのみとなっています。
ただし、2020年3月11日以前に登録していたクレジットカードであれば、セブンカード系列以外であってもチャージが可能です。

また、iOS端末を利用している人はApple Pay経由で「Mastercard」「JCB」「American Express」いずれかのカードでもクレジットチャージができます。楽天カードでチャージをしたい場合は、Apple Pay経由を利用するとよいでしょう。

クレジットカードを使ってのチャージは手間がかかりませんが、チャージのために財布からお金を出さないのでいくら使っているかがわかりにくくなりがちです。楽天カードでは、公式アプリ「楽天カードアプリ」でカード利用明細が一覧で確認でき、自動で家計簿に記録する機能もあるためチャージ金額の管理も簡単でしょう。いつでもアプリから利用明細が確認できるので、楽天カードなら使い過ぎに気をつけることもできます。

また、楽天カードは楽天Edyを付帯させることができます。楽天Edyも、nanacoと同じ、事前にチャージをして使うプリペイド型の電子マネーです。もちろん、楽天カードを利用してチャージができます。買い物をしていると、nanacoに対応していないお店で、楽天Edyが使えることもあるでしょう。状況にあわせて使うこともできますので、持っておくと便利です。

nanacoは、1度にチャージしておける金額や、1回のチャージ可能金額に上限があります。これらはチャージ方法によって変わりますので、大きな金額の買い物や各種支払いにnanacoを使いたい場合は、残高とチャージ可能金額を確かめておくと良いでしょう。

なお、現金でのチャージは、店頭レジでのチャージのほか、セブン銀行のATMやnanacoチャージ機などの機械で行うことができます。機械の種類や設置場所によっては、上限金額が異なる場合があるため、注意が必要です。