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クレジットカードのセキュリティコードとは?
ネットショッピングなどで入力を求められる、クレジットカードのセキュリティコード。「そもそもセキュリティコードとは?」と疑問を持つ方も多いでしょう。今回はセキュリティコードの役割や、万が一流出してしまった場合の対応などを解説します。
- クレジットカードにあるセキュリティコードとは
- クレジットカードのセキュリティコードの記載箇所
- セキュリティコードの安全性
- クレジットカードのセキュリティコードの4つの注意点
- クレジットカードのセキュリティコードを正しく知って安全性UP!
クレジットカードにあるセキュリティコードとは
セキュリティコードとは、クレジットカードのセキュリティを向上させるための数字の番号です。カード番号や有効期限からは独立しており、かつ磁気情報にも含まれません。明細書や伝票に書かれることもなく、クレジットカードの所有者本人にのみ知ることのできる情報です。万が一磁気情報などからカード情報が第三者に知られてしまっても、クレジットカードの実物に記載されているコードを入力しなければ使用できないことで安全性を確保しています。
セキュリティコードはクレジットカードに記載されているだけなので、物理的に見られなければ流出することがありません。詳しくは後述しますが、セキュリティコードを物理的に見られることがないように対策することも可能です。あらかじめ対策を知ったうえで注意しておけば、セキュリティコード流出のリスクは最低限に抑えることが可能です。
なお、セキュリティコードはカード会社によって呼び名が違い、CVCやCVV、CIDといわれていることもあります。したがって、セキュリティコードの入力を求められた場合には、これらの番号を使用すれば問題ありません。
クレジットカードのセキュリティコードの記載箇所
セキュリティコードは数字でカード本体に記載されていますので、お手持ちのクレジットカードをぜひ確認してみてください。クレジットカードのどの位置に記載されているかは、国際ブランドにより異なります。一般的にはクレジットカードの裏面が多く、「Mastercard」「Visa」「JCB」はカード裏面に記載されており、数字は3桁です。
一方で、「American Express」の場合、セキュリティコードが書かれているのはクレジットカードの表面で4桁の数字になります。複数のクレジットカードを持ち歩いている方は、確認したいときにどの場所に記載されているかを迷わないように確認してみましょう。
まとめると、以下のイラストのようになっています。
Mastercard/Visa/JCB:カード裏面
American Express:カード表面
セキュリティコードは桁数が少ないので、覚えておくとすぐに入力することができます。使うには便利ですが、裏を返せば人に見られると一瞬で記憶される可能性もありので注意しましょう。
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セキュリティコードの安全性
セキュリティコードの入力が必要な理由は、最初にご紹介したとおりクレジットカードの安全性を確保するためです。
セキュリティコードはカード本体のみに書かれている番号ですから、実物のクレジットカードが手元にないと知ることはできません。そのため、店舗がカード本体を確認できないネットショッピングの場合に、カード所有者本人が利用していることを証明する意味でセキュリティコードの入力が求められることがあります。
セキュリティコードの入力を求めることで、第三者にカード番号が知られてしまったり、ランダムな番号を使用してカード所有者本人以外がカード決済を行おうとしたりしても、セキュリティコードが間違っている場合にはエラーとなり決済できない仕組みになっています。
ですが、セキュリティコードによってクレジットカードの安全性が守られるといっても、いまいち腑に落ちないという方もいるでしょう。
そこで、より具体的にセキュリティコードによって防げる不正などを解説します。セキュリティコードによって防げるのは、「店頭でカードの磁気情報を盗むスキミング」「無作為にカード番号を作り出すクレジットマスター」などによる不正利用です。
カード情報のみでクレジットカードが使える場面というとインターネット上での利用になりますが、セキュリティコードの入力を必須化しているウェブサイトも多く、セキュリティコードがないと利用できません。
セキュリティコードは磁気情報の中に組み込まれていないため、スキミングによってセキュリティコードが盗まれることはありませんし、無作為のカード番号を利用しようとしても、セキュリティコードまで作り出すことは非常に困難です。
つまり、万が一磁気情報からカード情報が盗まれたり、カード番号を第三者に知られてしまったとしても、セキュリティコードがあるおかげで不正利用されないケースもあります。
逆にいえば、セキュリティコードだけ記憶されたとしても、そのほかのカード情報が知られていなければクレジットカードを利用することはできません。クレジットカードを利用する際に複数の情報を必要とすることで、安全性を高めています。
図のとおり、磁気情報と結びついているのはカード番号の部分のみです。セキュリティコードは磁気情報に含まれません。
クレジットカードのセキュリティコードの4つの注意点
第三者に知られないようにする必要がある
セキュリティコードはクレジットカード本体に記載されているため、クレジットカードを物理的に紛失すると第三者に知られてしまいます。メモのつもりで紙にセキュリティコードを書くことや、SNSなどにクレジットカードの写真を載せることもセキュリティコード流出の要因です。自分のセキュリティコードが漏れているかもしれないと気になったら、カード再発行手続きについてカード会社に問い合わせることをおすすめします。
悪用に注意し、万が一のときはすぐに連絡
クレジットカードが手元から離れてしまえば、その間に悪用されるリスクが高まります。万が一クレジットカードを紛失した場合は、速やかにカード会社に連絡してクレジットカードを停止、再発行しましょう。
再発行するとセキュリティコードは変更される
再発行した際のセキュリティコードについては、変更になる場合とそうでない場合があります。詳細は各カード会社の規約によりますが、破損による再発行などそのほかのカード情報が変更されない場合は、セキュリティコードも変更されないケースが多いです。
逆に期限切れによる更新やそのほかカード情報を変更して再発行した場合は、セキュリティコードも一緒に変更されるケースが多くなります。
故意に削るのは改ざん
故意にセキュリティコードを削る行為は、クレジットカードの改ざんに当たります。禁止事項なので、絶対に削ってはいけません。
クレジットカードのセキュリティコードを正しく知って安全性UP!
インターネットショッピングの普及によって、オンラインでカード決済を行うことも増えてきましたが、セキュリティコードによって、クレジットカードを使った決済がより安全になりました。
セキュリティコードはカード番号とは独立しており、加盟店での保存は禁止されているため、万が一カード番号が流出してしまっても、セキュリティコードまで知られることは通常ありません。セキュリティコードはカード本体に記載されていますので、クレジットカードの所有者ではない第三者が、本人になりすましてカード番号のみでカード決済を行うことはできないようになっています。
クレジットカードのセキュリティコードは、カード決済の安全性の確保の一端を担っています。インターネットでお買い物をする際に安全にクレジットカードが使えるのは、セキュリティコードがあるおかげです。
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