海外で使えるデビットカードとは?海外での使い方と注意点についても紹介

リリース日:2024/11/15 更新日:2024/11/15

デビットカードは国内だけでなく海外でも使えると聞いて「どのように使えば良いのか」「海外ならクレジットカードのほうが便利ではないのか」と疑問に思う方もいるでしょう。

ここではデビットカードの海外での使い方やクレジットカードとの違い、注意点を解説します。海外に行く前に、デビットカードの支払方法や気を付けるポイントを理解しておきましょう。

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  1. デビットカードとは?
  2. 海外で使えるデビットカード
  3. デビットカードの海外での使い方
  4. 留学など長期滞在にも適している理由
  5. 海外でデビットカードを使う際の注意点
  6. 海外利用におすすめのデビットカード

デビットカードとは?

デビットカードとは?

デビットカードは、キャッシュレス決済のひとつです。お買い物時にデビットカードで支払いすると、指定の銀行口座から利用代金が即時に引き落とされます

 

銀行のキャッシュカードの役割も果たすため、ATMで現金の引き出しも可能です。

 

国内だけでなく海外で使えるデビットカードもあり、滞在先でキャッシュレス決済をしたりATMで現地通貨を引き出したりできます。

デビットカードとクレジットカードの違い

キャッシュレス決済ができる点はクレジットカードと同じですが、支払方法や支払回数などが異なります。下記の表で確認してみましょう。

項目 デビットカード クレジットカード
支払方法 即時払い 後払い
支払回数 1回払いのみ 1回払い、分割払い、リボ払い、ボーナス払い
利用可能額 設定した利用限度額、または口座残高のうち低い方 審査によって決められた利用限度額
海外利用 国際ブランド(Visa、Mastercardなど)なら可能
申込年齢条件 原則16歳以上
※銀行によって異なる
原則18歳以上
※安定した収入や勤続年数などカード会社による審査あり
使いすぎのリスク 比較的低い 比較的高い
 

2つのカードの大きな違いは、支払いのタイミングです。デビットカードは支払いと同時に口座から引き落とされますが、クレジットカードは後払いです。

 

デビットカードの場合、口座残高を超えては支払いができないため、使いすぎのリスクは少ないでしょう。

海外で使えるデビットカード

海外で使えるデビットカード

海外で使えるデビットカードですが、利用には条件があります。また、使えない機能もあるため、以下の内容を理解して手持ちのデビットカードが使えるのか、今後どのようなデビットカードを持つべきかを判断しましょう。

海外で使えるもの

海外で使えるデビットカードは「ブランドデビット」と呼ばれ、VisaやMastercardなどの国際ブランドが付いているものが対象です。

 

ブランドデビットは、国際ブランドのネットワークを利用できるため、ブランドと提携しているお店であれば世界中で使用できます。

 

さらに便利なのは、海外のATMで現地のお金を引き出せることです。日本円を現地通貨に両替する手間が省けます。ただし、手数料がかかる場合があると覚えておきましょう。

海外で使えないデビットカード

国際ブランドが付いていないデビットカードは、海外では使えません。

 

日本国内限定のデビットカードは「J-Debit」と呼ばれ、海外での利用はできず、国内のお店やATMだけの制限が定められています。

 

ほかにも、ブランドデビットは保険などの付帯内容がカードの種類によって異なり、海外旅行保険が付いていないケースがあります。例えば、楽天銀行デビットカードの場合、楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa)のみが保険の対象です。




デビットカードの海外での使い方

デビットカードの海外での使い方

ここでは、デビットカードを海外でどのように使用するのか解説します。出発前に確認しておき、現地で利用する際の参考にしてみてください。

海外へ出発する前に準備すること

まずは、海外に出発する前に準備しておくと良い項目を説明します。

 

  • 口座残高の確認
  • 利用限度額の確認
  • 暗証番号の確認
  • 万が一に備えて複数枚のカードを準備

海外に行ってからデビットカードを使用できない事態にならないよう、出発前に確認しておきましょう。

口座残高の確認

海外へ出発する前に、必ず口座残高を確認しましょう。デビットカードは支払いと同時に口座から引き落とされるため、口座残高が不足していると支払いができません

 

特に長期滞在の場合は、滞在費や食費、交通費など必要な金額を事前に計算して入金しておきましょう。

 

海外滞在中に口座残高を確認したい方は、楽天銀行のようにアプリで確認できるものが便利です。アプリで利用状況の確認もできるため、使った額を把握しやすく口座残高の確認にも役立ちます。

利用限度額の確認

デビットカードには、1回や1日、1カ月ごとの利用限度額が設定されている場合が多いです。

 

銀行によって利用限度額は異なり、初期設定では海外利用が制限されているケースもあります。限度額を超えての支払いはできないため、長期滞在や高額な買い物を予定している方は、事前に限度額の変更を検討しましょう

暗証番号の確認

デビットカードには専用の暗証番号があります。これは、国内のATMで使うキャッシュカードの暗証番号とは異なるため、注意が必要です。

 

暗証番号を間違えると、セキュリティのためにカードがロックされ、カードが使えなくなる可能性もあります。

 

暗証番号を思い出せない場合は、出発前に発行元の銀行に問い合わせて再設定しておきましょう。

万が一に備えて複数枚のカードを準備

デビットカードやクレジットカードは紛失や盗難に遭った場合に備えて、複数枚を持っておきましょう。

 

国や地域によって特定の国際ブランドが使えないケースも考えられるため、ブランド別に持っておくのがおすすめです。

 

VisaやMastercardなど、異なるブランドのカードを準備して、万が一の事態に備えつつ、支払いの選択肢を広げておきましょう

お店でデビットカードを使って支払い

海外のお店でデビットカードを使うときは、クレジットカードと同じように使います。国際ブランドと提携しているお店なら支払い可能です。

 

特に「デビットカードで支払う」と伝える必要はありませんが、支払回数は1回払いのみと覚えておきましょう。

 

また、お店によっては利用できる国際ブランドが限られている場合があるため、レジ付近に表示されているブランド加盟店シールを見るか、店員に直接確認しましょう。

海外でデビットカードを使ってATM引き出し

海外滞在中に現金が必要になった場合は、デビットカードを使って現地のATMから引き出すことができます。ただし、国際ブランドに対応したATMでなければ利用ができないので注意しましょう

 

操作方法や言語は国によって違いますが、ATMによっては言語選択ができるため、日本語や英語を選んで操作しましょう。

 

注意点として、使用する暗証番号はキャッシュカードの番号ではなく、デビットカードの番号であることを忘れないようにしてください。

留学など長期滞在にも適している理由

留学など長期滞在にも適している理由

デビットカードは、海外留学や長期滞在に向いている理由が4つあります。

 

  • 多額の現金を持ち歩かずに済む
  • 現金が必要な際にスムーズに対応できる
  • 国内から追加入金ができる
  • 補償サービス付きで安心

キャッシュレス決済だけでなくATMから現金を引き出すこともできるため、デビットカードを持って海外に行くと大変便利です。

多額の現金を持ち歩かずに済む

デビットカードがあれば、クレジットカードと同じように支払いができて、現地のATMから現金を引き出せます。必要なときに利用する金額分を引き出せるため、常に現金を持ち歩く必要がなくなり、紛失や盗難のリスクを減らせます

 

ただし、デビットカード自体を紛失しないように注意しましょう。

現金が必要な際にスムーズに対応できる

海外では、クレジットカードが使えても、現金が必要になる場面が出てきます。屋台や市場のクレジットカードが使えないお店で支払うときや、チップを渡したいときなど状況はさまざまです。

 

デビットカードは、世界中の提携ATMで現地通貨を引き出せて、手持ちの日本円を両替する手間が省けます

 

すべての国でキャッシュレス決済ができるわけではないため、長期滞在時にはデビットカードを所持して、いつでも現金を引き出せるようにしておきましょう。

国内から追加入金ができる

デビットカードは、海外滞在中でも指定口座に追加入金が可能です。長期滞在の場合、予想よりもお金が必要になる場面も出てくるでしょう。

 

万が一の事故などで大きな出費が必要になった場合は、日本の家族などに頼んで指定口座への入金することで、デビットカードでの支払いが可能です。ほかにも、自身が持っている別の口座から、ネットやアプリを利用して入金する方法もあります。

補償サービス付きで安心

デビットカードには、利用者の安全を守るための補償サービスが付帯していることがあります。主な補償サービスは、以下のとおりです。

保障内容 内容
ショッピング保険 購入した商品が一定期間内に破損や盗難にあった場合、損害額を補償
不正使用補償 カードの紛失や盗難による不正使用があった場合、銀行が定めた金額まで補償
海外旅行傷害保険 海外滞在中のケガや病気をカバーする保険
 

ただし、すべてのデビットカードに補償が付帯しているわけではありません。カードの種類によって付帯内容は異なるため、自身のカードの付帯内容を確認して、必要があれば補償サービス付きのカードに変更しましょう。

海外でデビットカードを使う際の注意点

海外でデビットカードを使う際の注意点

海外で便利に使えるデビットカードですが、使用時には注意点もあるため、以下の内容を覚えておきましょう。

デポジットによる残高不足

海外のホテルやレンタカー会社では、サービス利用時に預り金や保証金としてデポジットを求められることがあります。

 

例えば、ホテルで部屋の鍵を受け取るときや、レンタカーを借りるときに、デポジットとして一定額を預けます。部屋を破損した場合や料金を支払わなかった場合に備えるためのものです。

 

デビットカードで支払う場合、デポジット分も口座から一時的に引き落とされます。チェックアウト時やレンタカー返却時に問題がなければ返金されますが、デポジットの金額によっては、一時的に口座残高が不足する可能性があるため注意が必要です。

利用できない場所がある

デビットカードは便利な支払い方法ですが、海外では利用できない場所があります。

 

現金しか受け付けていないお店はもちろん、自動販売機、ガソリンスタンドなどは、デビットカードが使えない可能性があります

 

また、国や地域によっては利用できないケースもあるため、事前に現金を用意したりクレジットカードも所持したりと、ほかの支払手段も用意しておきましょう。

手数料がかかる

海外でデビットカードを利用するときは、下記2つの手数料がかかります。

 

  • 海外事務手数料:現地通貨から日本円に換算するときに発生
  • 海外ATM手数料:海外のATMで現金を引き出すときに発生

海外事務手数料は、カード会社によって異なりますが、手数料の額は一般的に支払額の約0.5~4%です

 

海外ATM手数料は、無料のATMもありますが、カード会社や利用するATMによって手数料が発生します。

 

デビットカードを利用する回数が多いほど、手数料が発生するタイミングも増えると覚えておきましょう。

海外利用におすすめのデビットカード

海外利用におすすめのデビットカード

デビットカードは海外で利用できて、キャッシュレス決済だけでなくATMから現地通貨を引き出せる便利なカードです。

 

口座残高を超えてでの利用はできないため、使いすぎ防止にも役立ちます。

デビットカードを作るなら楽天銀行デビットカードがおすすめです。楽天銀行デビットカードなら、国際ブランドが選べて、楽天ポイントをデビットカードの決済に利用できます(※1)。また、海外ATMから現地通貨の引き出しも可能なので、海外で現金が必要になった際に便利です。

 

楽天銀行を開設すれば同時に楽天銀行デビットカードも作成できます。ポイントが貯められて(※2)、お得に利用できる楽天銀行デビットカードにしてはいかがでしょうか。

 

※1 ご利用にはハッピープログラムへのエントリー(無料)が必要です。
※1 期間限定ポイントおよび楽天キャッシュはご利用いただけません。
※2楽天会員リンク登録完了前のお取引についてはポイント進呈の対象外となりますのでご注意ください。

 
※この記事は2024年9月時点の情報をもとに作成しております。

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このテーマに関する気になるポイント!

  • デビットカードとは?

    キャッシュレス決済のひとつで、支払いと同時に指定口座からお金が引き落とされるカードです。また、銀行のATMで使えるキャッシュカードの役割も果たします。

  • 海外で使えるデビットカードにはどんなものがある?

    海外で使えるのは「ブランドデビット」と呼ばれるカードのみです。「J-Debit」の場合は日本国内のみの使用に限られます。

  • デビットカードは海外でどのように使うの?

    お店でデビットカードを使って支払ったり、海外のATMで現地通貨を引き出せたりできます。ただし、海外出発前には以下の準備を忘れないようにしましょう。

    ・口座残高の確認
    ・利用限度額の確認
    ・暗証番号の確認
    ・万が一に備えて複数枚のカードを準備

  • デビットカードは留学や長期滞在にも適しているの?

    デビットカードは、以下の理由から留学や長期滞在に適しています。

    ・多額の現金を持ち歩かずに済む
    ・現金が必要になったときスムーズに対応できる
    ・国内から追加入金ができる
    ・補償サービス付きで安心

  • 海外でデビットカードを使うときの注意点は?

    以下の3点を注意しましょう。
    ・デポジットによる残高不足がないか
    ・利用できない場所がある
    ・手数料がかかる




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だいぞう
この記事を書いた人
だいぞう

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

九州在住のFP2級持ちWebライター。化粧品検定3級も持っており、日焼け止めは365日欠かしません。お金や生活に関する不安を解決できるような記事を心掛けており、誰が見てもわかりやすい内容に執筆します。

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