クレジットカードのセキュリティ対策のひとつとして、「3Dセキュア（本人認証サービス）」と呼ばれる仕組みがあります。3Dセキュアとは、インターネット上でのお買い物をより安全に行うための本人認証サービスです。

3Dセキュアに対応しているオンラインショップでは、クレジットカードで支払うときに追加のパスワード（本人認証パスワード）などが必要な場合があります。そのため、カード情報を入手した第三者によるなりすましを未然に防止できます。

また、3Dセキュアは、以下に示すように国際ブランドごとに名称が異なります。

• Visa：Visa Secure
• Mastercard：Mastercard ID Check
• JCB：J/Secure
• American Express：American Express SafeKey

次の章以降では、楽天カードを例に3Dセキュアの登録手順や利用方法を解説します。

以下は、楽天カードの3Dセキュアの登録手順です。

1. 楽天カード会員様専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」にログインし、「セキュリティ」を選択
2. 「本人認証サービス（3Dセキュア）」に進み、登録する本人認証パスワード（半角英数記号4～20桁）を入力
3. 「パスワードを登録する」「ワンタイムパスワードを送信する」を押す
4. SMSで届いたワンタイムパスワード、およびセキュリティコードを入力
5. 内容を確認して「登録する」を押せば、登録完了

本人認証パスワードの登録が完了すると、すぐに3Dセキュアが利用可能になります。本人認証パスワードは、第三者に知られないように厳重に管理しましょう。

以下は、3Dセキュアに対応したオンラインショップにおいて、楽天カードでお買い物をする流れです。

1. オンラインショップの購入画面でカード番号や有効期限などを入力
2. 3Dセキュアの画面でパスワードが求められた場合は、本人認証パスワードを入力
3. 支払い完了

なお、3Dセキュアは、3Dセキュア対応店舗でしか利用できません。非対応の店舗では、通常のカード払いとなります。

3Dセキュアのパスワードを忘れてしまった場合、以下に示すように、困った状況になる可能性があるので注意しましょう。

• 一部の店舗において楽天カードでお買い物ができなくなる
• 一部のサービスで楽天カードの登録ができなくなる

それぞれについて詳しく解説します。

3Dセキュアに対応しているオンラインショップにおいて、3Dセキュアに登録したクレジットカードで支払う場合、本人認証パスワードの入力を求められる可能性があります。

パスワードを忘れてしまった場合は本人認証ができないため、お買い物ができなくなることもあるでしょう。そのときは、後述する方法でパスワードの再登録を済ませたうえで、お買い物を再開してください。

一部のスマホ決済サービスでは、支払い元として楽天カードを設定するために3Dセキュアの登録が必要になるケースがあります。

例えば楽天ペイアプリでは、本人認証サービスに非対応のクレジットカードや本人認証パスワードが未登録のクレジットカードは、支払い元として設定できません。

本人認証パスワードを忘れてしまった場合も設定できないため、次の章に記載する手順で、新しいパスワードに変更してください。

楽天カードでは、登録済みの本人認証パスワードを確認する手段は存在しません。3Dセキュアの本人認証パスワードを忘れてしまったら、以下の手順で新しいパスワードを登録してください。

• 「楽天e-NAVI」にログインし、「セキュリティ」を選択
• 「本人認証サービス（3Dセキュア）」に進み、「パスワードを変更する」を押して新しい本人認証パスワードを登録

なお、セキュリティ対策として、本人認証パスワードは定期的に変更を行い、パスワードの使いまわさないようにしましょう。

3Dセキュアは、インターネット上でのお買い物をより安全に行うための本人認証サービスです。国際ブランドごとに名称が異なり、Visaの場合は「Visa Secure」と呼ばれます。

パスワードを忘れると3Dセキュアに対応したオンラインショップでのお買い物ができない場合があるので、再登録を行いましょう。

（※）アメリカン・エキスプレス®のカードは、アメリカン・エキスプレスのライセンスにもとづき楽天カード株式会社が発行・運営しております。

※この記事は2023年11月時点の情報をもとに作成しております。