クレジットカードは、それぞれの会社によって引き落とし日が決まっています。例えば、楽天カードの締め日および引き落とし日は、それぞれ以下のとおりです。

• 締め日：毎月月末
• 引き落とし日：翌月27日（金融機関が休業日の場合は翌営業日）

引き落としが行われる時間は金融機関によって異なり、その時間は必ずしも公開されているわけではありません。そのため、確実に引き落としを行うためには、引き落とし日の前日までに入金を済ませるのが望ましいです。

カード払いの代金の入金が遅れた際の対処法はカード会社により異なりますが、主に以下のような方法が挙げられます。

• カード会社に連絡して指定口座に振り込む
• 再引き落とし日までにお金を入金する
• カード会社から郵送されてくる払込用紙を用いて支払う

それぞれの方法について、詳しく解説します。

本来の引き落とし日とは別に再引き落とし日が設定されている場合は、その日までに入金すれば再引き落としとして処理されます。

ただし、カード会社として再引き落とし日を設定していても、利用している金融機関が再引き落としに対応していない場合もあります。その場合は、再引き落とし以外の方法で支払わなければなりません。楽天カードの場合は、以下の金融機関が再引き落としに対応しています（2023年7月時点）。

なお、詳しくは後述しますが、本来の引き落とし日と再引き落とし日の間の日数分だけ遅延損害金が発生する場合がある点には注意しなければなりません。

カード会社に電話で確認した際に、振込用紙を郵送してもらうことを選択した場合は、後日カード会社から払込用紙が郵送されます。払込用紙をコンビニや金融機関の窓口に持っていくと支払いができます。

本来の支払い金額に加えて、コンビニ払込手数料や遅延損害金を別途支払わなければならない可能性がある点には注意しましょう。

クレジットカードの入金が遅れた場合の注意点には、「信用情報機関に支払いを遅延した事実が登録されることがある」「遅延損害金が発生する可能性がある」といったことが挙げられます。それぞれの注意点について、以下で詳しく解説します。

クレジットカードの支払いなどに関する情報は、信用情報機関で管理されています。信用情報機関では、会員であるカード会社などから消費者の個人信用情報を収集・管理し、加盟会員からの照会に対して収集した個人信用情報を提供しています。

信用情報には、引き落とし日にきちんと引き落としが行われたかどうかなども記録に残るため、引き落とし日に適切に引き落としが行われなかったという情報も登録されることがあります。

そのように信用情報に支払いを遅延した事実が登録されると、クレジットカードや各種ローンの審査などに影響が出る可能性があります。今後ローンの申し込みなどを検討している場合は、登録された情報が原因で審査に落ちることも考えられます。

遅延損害金は、クレジットカードやローンの支払い・返済が適切に行われなかった際に支払いが必要となります。遅延損害金として支払う必要がある金額は、支払いが遅れている金額や遅延損害金の年率、支払いが遅れている日数などから算出されます。

支払いが遅れれば遅れるほど遅延損害金の金額は大きくなります。万が一引き落としが遅れた場合でも、なるべく早く支払いを行うことを心がけなければなりません。

クレジットカードの引き落とし日は各カード会社によって決まっていますが、引き落とし時間は金融機関によって異なり、その時間は必ずしも公開されているわけではありません。そのため、確実に引き落としを行ってもらうためには、引き落とし日の前日までに入金する必要があります。

もし入金が遅れた場合でも対処法はいくつかあるので、慌てずにまずはカード会社に連絡をして入金が遅れた旨を伝えましょう。

入金が遅れて本来の引き落とし日に引き落としが行われなければ、信用情報に支払いを遅延した事実が登録されることがあるほか、遅延損害金が発生することもあるので、引き落とし日の前日までに入金することを心がけましょう。