クレジットカードの暗証番号とは、カード申し込み時にご自身で設定する「4桁の番号」のことです。カード払いのときに、「カード会員本人」であることを証明するために用います。

万が一ご自身が設定した暗証番号を忘れても、現在の暗証番号から新しい暗証番号に変更することは可能です。

クレジットカードの暗証番号の変更方法はカード会社によって異なるため、ここでは楽天カードを例に説明します。

楽天カードの場合は、暗証番号の変更時にカードの作り直しが必要です。まずは楽天カード会員様専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」で、「お申し込み（カード/サービス）」メニューから「カードの作り直し」を選択します。「ICチップ付きカードの暗証番号変更」を選択し、申請書の請求を行いましょう。

暗証番号変更後のクレジットカードは、申請書がカード会社に到着してから約2週間で発送されます。新しいクレジットカードがご自身の手元に届いた後は、以前のクレジットカードは使えなくなるのでハサミなどで裁断してから捨てましょう。

クレジットカードの暗証番号は、一般的には手数料不要で変更できます。

ただし、手続き方法やクレジットカードの種類によってはクレジットカードの再発行が必要になります。再発行には手数料がかかる可能性もあるため、公式サイトなどを確認しましょう。

クレジットカードの暗証番号を変更するときの注意点は、主に以下が挙げられます。

• 誕生日など推測されやすい番号は避ける
• ほかのサービスで利用している番号の使いまわしはしない
• ファイル・紙などの流出しやすい形で保存しない

それぞれの注意点について、詳しく説明します。

暗証番号を忘れないようにと、ご自身の誕生日や電話番号、「0000」「1234」などのわかりやすい番号を付ける方もいるかもしれません。ただし、このような暗証番号は他人に推測されやすく、万が一悪意ある第三者に流出した場合は悪用される危険性があります。

ご自身だけが推測できる、意味がわかるような暗証番号を設定するのが望ましいです。

暗証番号を設定するとき、別々のサービスで同じ番号を設定することがあるかもしれません。しかし、万が一使いまわしている暗証番号が流出した場合、1度に複数のサービスで被害を受ける可能性も考えられます。

面倒に感じられるかもしれませんが、暗証番号は使いまわさずにそれぞれ別の数字を設定しましょう。

設定した暗証番号を紙に書いたり、パソコンのデスクトップにファイル保存して残したりする形で保存している方がいるかもしれません。ただし、そういった形で保存されたものは流出しやすいです。

また、そのほかの方法としてクラウドでの保存もありますが、こちらも不正アクセスに遭う危険性があることを認識しておきましょう。

クレジットカードの暗証番号は万が一忘れてしまっても変更できる場合が多いですが、各カード会社によって手続き方法や手数料の有無は異なります。暗証番号はご自身だけがわかるものにし、流出しやすい形で保存しないよう心がけましょう。