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デポジットとは?支払いや返金の方法、クレジットカードと現金による支払い方の違いについても解説
海外旅行でしばしば求められる「デポジット」。日本ではまだ馴染みのない文化なので、海外でデポジットを求められて戸惑った経験がある方もいるのではないでしょうか。ここでは、デポジットがどのようなものなのかを解説すると同時に、デポジットにクレジットカード利用をおすすめする理由などをまとめていきます。
- デポジットとは
- デポジットはどのような時に求められる?
- デポジットの支払方法
- デポジットをクレジットカードで支払う時の注意点
- このような時どうする?をケース別に解説
- デポジットの仕組みを理解してスマートに海外旅行を楽しもう
デポジットとは
デポジットとは、「保証金」や「預り金」を意味します。海外のホテルで、チェックイン時に宿泊料とは別に一定金額求められることがありますが、それがデポジットです。デポジットの支払いには、クレジットカードもしくは現金を用いるのが一般的です。その後、問題なく宿泊を終えると、チェックアウト時にデポジットで支払った分の金額が返金されます。
デポジットは、ホテルやレンタカーなどのサービスを提供する側にとって、損失を防ぐためのリスクヘッジに当たるため、店舗によっては支払いに応じなければサービスを受けられない場合もあります。
日本ではまだ普及していない文化なので、デポジットを知らないまま海外のホテルを利用すると、宿泊料以外の料金を求められて戸惑うかもしれません。返金されるお金とはいえ、正しい知識がないままだとトラブルの原因となる可能性もあります。デポジットは海外で一般的に取り入れられている制度なので、慌てずスムーズに対応できるようにしておきましょう。
デポジットはどのような時に求められる?
先述したように、デポジットは日本ではまだ浸透していませんが、海外ではホテルに宿泊する時やレンタカーを借りる時に必要なことが多く、主に利用者の料金未払いリスクを防ぐために求められます。ここでは、デポジットが求められる一例を紹介していきます。
ホテル利用時
デポジットを求められるケースの代表格が、海外ホテルに宿泊する時です。海外ホテルの予約を行うと、多くの場合「バウチャー」と呼ばれる予約確認書が発行され、その中に予約した宿泊代金が記載されます。デポジットは、バウチャーに記載されていないサービス利用料を保証するためのものです。滞在中は、バウチャーに記載されない以下のようなサービスを利用することが考えられます。
- レストランにおけるドリンクや料理の追加注文
- 有料のルームサービス
- 有料インターネット回線
- チェックアウトの延長
ホテル側は、このような予約時には確定していない料金の支払いの保証をデポジットで行います。万が一、上記のサービス利用料金を支払わずに利用客が帰ってしまっても、あらかじめ受け取っていたデポジットからサービス代金の清算が可能となるのです。
レンタカー利用時
海外ではレンタカーを借りる時にも、デポジットが多く取り入れられています。レンタカーには、定められた時間内に返却されないリスクや乗り捨てされるリスクが付きものです。また、車体にキズが付いたり故障したりした状態で返却される場合にも備えてデポジットが要求されます。
レンタカー利用のデポジットは、多くの場合運転手以外のクレジットカードは使用できません。そのため、運転手は必ず利用可能なクレジットカードを用意しておくようにしましょう。
飲食店利用時
飲食店を利用する時にデポジットを求められるケースもあります。特に、格式の高いレストランや、大人数でコース料理を注文した時などに多くみられます。
最近は日本でも、大人数のコース料理を無断キャンセルするケースなどのリスクを少しでも緩和するために、デポジットを取り入れているレストランが増加しているようです。予約時にクレジットカードでデポジットを預かることで、無断キャンセルの防止とキャンセル代金の請求が可能となります。
交通系ICカードの発行時
日本の身近なデポジットの例に、SuicaやPASMOといった交通系ICカードの発行があげられます。あまり意識していなかったという人も多いかもしれませんが、交通系ICカードの発行時に希望するチャージ金額にプラスしてデポジット分の金額を支払っているのです。デポジットは交通系ICカード本体の保証金に当たり、カードを返却するとデポジットが返ってきます。
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デポジットの支払方法
デポジットは、現金またはクレジットカードで支払うことができます。多くの海外のホテルでは、チェックインのタイミングでクレジットカードの提示を求められ、従業員がコピーを取ってチェックアウト時まで保管しておく方法が一般的です。しかし、一部のホテルや飲食店などでは、カードではなく一定金額を現金で支払うよう要求されるケースもあります。
デポジットの方法はサービス提供側によってさまざまですが、自分で選択できる場合はクレジットカードで支払うのがおすすめです。そもそも海外の多くの国では、クレジットカードはその人の支払い能力の証明や身分証明として使われています。そのため、クレジットカードなら提示、もしくはコピーを取るだけでOKとされる場合があるのです。現金を多く持ち歩く必要がなくなるため、外貨両替手数料を削減できたり、持ち歩きがスマートになったりとメリットが多くなります。
一方で、デポジットを現金でしか対応していないところもあるようです。利用前に公式サイトなどでクレジットカードに対応しているか確認しておくと安心でしょう。
デポジットをクレジットカードで支払う時の注意点
デポジットを支払う時はクレジットカードがおすすめですが、以下の注意点もあります。
- 対応していない国際ブランドがある
- クレジットカードの利用可能枠に気をつける
- プリオーソライゼーションと呼ばれる方法でデポジットが求められる場合がある
現地で慌てなくて済むよう、あらかじめこのような注意点をしっかり押さえておきましょう。
対応していない国際ブランドがある
海外のホテルやレンタカー会社では、クレジットカードでデポジットを支払う方法が一般的ですが、対応していない国際ブランドもあるため注意しましょう。VisaやMastercardといった世界的にシェア率が高いカードでも、支払うところによっては対応していない可能性もあるため事前の確認は必須です。
もし利用するホテルやレンタカー会社の公式サイトに、対応する国際ブランドが書かれていない場合は、現地通貨の現金を多めに用意しておきましょう。また、渡航までに時間的余裕があるなら対応する国際ブランドのクレジットカードを作っておくのもおすすめです。
クレジットカードの利用可能枠に気をつける
クレジットカードを利用してデポジットを支払う場合、チェックイン時にカードの利用可能枠内からデポジット分が引かれることもあるため、キャンセル処理が完了するまでその分の金額は使えません。
例えば、チェックイン時にデポジットで5万円支払った場合、カードの利用可能枠から5万円が差し引かれます。仮に、この時点でクレジットカードの利用可能枠が残り5万円しかなかった場合、デポジット分を差し引かれた時点で上限に達してしまうため、キャンセル処理が完了するまではそのカードが使用できなくなってしまいます。
デポジットの支払いで旅行中の買い物や飲食がカード払いできなくなることがないよう、渡航前にカードの利用可能枠を確認しておくことが大切です。また、クレジットカードを2枚以上持っておくなどの対策を講じておくと旅行を気兼ねなく楽しめるでしょう。
プリオーソライゼーションと呼ばれる方法でデポジットが求められる場合がある
最近では、デポジットで提示されたクレジットカードが本当に利用できるかを確認するための仮チャージ「プリオーソライゼーション」が取り入れられているところもあります。これにより、ホテルはチェックイン時に預かったクレジットカードに一定金額をその場でチャージして、カードがきちんと利用できるものであるかを確認できるのです。
プリオーソライゼーションは確認のための仮チャージであるため、チェックアウト時までにキャンセル処理されます。プリオーソライゼーションは、すでに海外では一般的になっているため、チェックイン時の説明が省略されていることも多いようです。
なにも説明を受けないまま明細書には仮チャージ金額が記載されるため、海外旅行に慣れていない人にとっては「よくわからない金額が請求されている」と困惑するかもしれません。不安な場合は、きちんとカードの利用日時と金額を把握しておくようにしましょう。
このような時どうする?をケース別に解説
デポジットは、日本ではまだまだ馴染みのないものです。海外旅行中にデポジットを要求された時に困らないよう、以下2つのケースが起こった場合の対処法について解説していきます。
- 支払い額がデポジットの金額を超えた場合
- デポジットで支払った金額が余った場合
現地で焦らなくて済むように、想定外のケースもしっかり理解しておきましょう。
支払い額がデポジットの金額を超えた場合
ホテルなどのサービス利用料がデポジットの金額を超えた場合の対応方法は、現金かクレジットカードかによって異なります。
現金でデポジットを支払っていた場合は、チェックアウト時に追加の料金を請求されます。デポジット分と追加料金は現地通貨で支払わなければならないため、現金を多めに持ち歩いておかなければなりません。
一方で、チェックイン時にクレジットカードを提示していた場合は、提示していたカードで清算されます。この時、カードの利用可能枠を超える支払い額が発生した場合はカードが使えなくなってしまうので、デポジットを支払うクレジットカードは利用可能枠に余裕のあるカードを選びましょう。
デポジットで支払った金額が余った場合
デポジットは「保証金」または「預り金」を意味するため、使われなかった分の金額は返金されます。デポジット分の金額を一切利用しなかった場合は全額が、デポジットの一部を利用した場合は残りの金額が返金の対象です。
返金方法は、クレジットカードであれば利用した分のみが清算されます。デポジットを現金で支払った場合、利用した分の金額を差し引いた金額がチェックアウト時に返金されます。返金が確実にされているかどうかは、明細書で確認できるため必ずチェックするようにしましょう。
デポジットの仕組みを理解してスマートに海外旅行を楽しもう
デポジットは、日本ではまだまだ普及していない文化です。しかし、海外では一般的に取り入れられているため、デポジットを求められた時に慌てず対応できるよう、仕組みを理解しておきましょう。
デポジットの支払いは、提示するだけで済む場合もあるクレジットカードが便利です。まだクレジットカードを持っていない人や、保有しているクレジットカードがこれから行く旅行先で利用できない国際ブランドであるという人は、この機会にクレジットカードを作成してみてはいかがでしょうか。
楽天カードは、Visa・Mastercard・JCB・American Expressの国際ブランドから選択でき、海外ホテルやレンタカー会社などでも幅広く利用できます。また、楽天カードには事前申込不要(※)の海外旅行傷害保険も付帯しており、海外旅行中に病気やケガをした場合のお金の不安を軽減できます。さらに旅先で困ったことがあれば、24時間365日問い合わせが可能な海外アシスタンスサービスもあるので、安心して利用できるでしょう。
※ただし海外旅行傷害保険が有効となるためには、楽天カードをお持ちの方がカード決済の条件(ご利用条件)を満たしている必要があります。詳細はこちら 。
※この記事は2024年2月時点の情報をもとに作成しております。
このテーマに関する気になるポイント!
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デポジットとは?
デポジットとは、いわゆる「保証金」や「預り金」のことです。海外のホテルでは、チェックイン時に一定金額をデポジットとして支払い、その後問題なく宿泊を終えるとチェックアウト時にデポジットの金額が返金されます。
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デポジットの支払い方法はなにがおすすめ?
デポジットは現金またはクレジットカードで支払いますが、自分で選択できるならクレジットカードがおすすめです。カードの提示のみで完了する場合もあり、余計な現金を持ち歩かずに済むためです。
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デポジットをクレジットカードで支払う時の注意点は?
1つ目は対応していない国際ブランドがあること、2つ目はクレジットカードの利用可能枠がデポジットの支払いで減少することです。
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
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