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ETCカードにプリペイド式は存在しない?廃止された理由とは?
結論から言うと、現在プリペイド式のETCカードはありません。当記事では、ETCカードにプリペイド式がない理由を解説します。また、ETCカードを作る方法やクレジットカード付帯のETCカードのメリットについても理解できます。
ETCカードにプリペイド式がない理由
ETCカードにプリペイド式がない一番の理由は、渋滞緩和です。ETCカードのメリットは、料金を後払いにすることで料金所をスムーズに通過できること。もしこれがプリペイド式だった場合、逆に混雑の原因になってしまうからです。たとえば、プリペイドカードのチャージを忘れていて、そのまま料金所を通過しようとしたとします。当然プリペイドカードの残高は足りないので出口のバーは上がらず、その場で料金の精算が必要になり後ろの車が詰まってしまうのです。
また、プリペイド式は事故の恐れもあります。プリペイドカードの残高が不足していた場合、出口のバーは上がりません。普通ならそのまま通過できるものなので、バーが上がらないとぶつかってしまい事故の原因になります。
このように、プリペイド式には様々な問題点があります。そのため、現在は後払い式のETCカードしか存在しないのです。
昔はプリペイド式のカードがあった!
もちろん最初からプリペイド式がなかったのかというと、そうではありません。過去には「ハイウェイカード」という高速道路専用のプリペイドカードがありました。1987年〜2006年の間、日本道路公団が発行しており、5,000円以上のカードにはボーナスが上乗せされる特典もあり魅力的なカードでした。たとえば、50,000円分のハイウェイカードを購入すると、58,000円分の料金を支払うことができたのです。
ではなぜ、ハイウェイカードがなくなったのかというと、偽造される被害が多かったからです。1999年にはじめてハイウェイカードの偽造が発覚。日本道路公団は、さまざまな対策を施しましたが、偽造カードはなくならず2006年に廃止という流れになりました。
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ETCカードを作るには?
ETCパーソナルカードを申し込む方法
ETCカードを作る方法のひとつが、ETCパーソナルカードです。ETCパーソナルカードとは、有料道路の支払いにのみ利用できるカードのこと。クレジット機能が付いていないので審査などはありませんが、デポジット(保証金)が必要になります。申し込みの際に、月に利用する平均利用額を申告し、その金額に対して4倍のデポジットを預託。もし、5,000円未満の場合は5,000円として計算、5,000円単位で切り上げられていきます。たとえば、平均利用額が4,500円なら、デポジットは20,000円です。
ETCパーソナルカードを申し込む方法は2通りあります。ひとつは、サービスエリアのインフォメーションにある「ETCパーソナルカード利用申込書」から申し込む方法。もうひとつは、パーソナルカード事務局に直接電話の上、申込書を請求して申し込む方法です。どちらも申込書に必要事項を記載して、ETCパーソナルカード事務局あてに郵送します。
家族カードでETCカードを作成する方法
カード会社によっては、家族カードに対してもETCカードの発行が可能です。家族カードとは、本会員のクレジットカードに対して、家族が追加で発行できるクレジットカードのこと。支払いは通常本会員がまとめて行います。そのため、家族カードをもつ人の審査は不要で、ETCカードも審査なしで作れます。
家族カードでETCカードを発行した場合、そのETCカードの利用では家族カード利用者の信用は積まれず、あくまでも本会員の信用として扱われますので、利用する際は気をつけましょう。
クレジットカードに付帯しているETCカードを発行する方法
ETCパーソナルカードや家族カードで申し込む方法を紹介しましたが、デポジットは支払いたくないし、家族カードも気が進まないという人もいるでしょう。そんな人にはクレジットカードがおすすめです。クレジットカードの中には、ETCカードが付帯しているものもあります。ETCカードが付帯しているクレジットカードを新規で発行するには、クレジットカードの申し込みの際にETCカードの有無を聞かれるので、その時に「申し込む」を選びましょう。
もし、すでにクレジットカードを持っているのなら、追加してETCカードを申し込むこともできます。たとえば、楽天カードなら「楽天e-NAVI」よりETCカードを簡単に申し込むことが可能です。
クレジットカードに付帯しているETCカードのメリットは?
クレジットカードに付帯しているETCカードにはいくつかのメリットがあります。ひとつは、ETC利用でクレジットカードのポイントが貯まることです。楽天ETCカードの場合なら、通行料金100円に対して楽天ポイントが1ポイント付与されます。さらに、特定のガソリンスタンドでは、楽天ポイント加盟店のため、楽天カードで支払うとポイントは最大1.5倍になります。
もうひとつのメリットが年会費です。通常ETCカードには年会費がかかるものが多いですが、楽天ETCカードでは無料になる場合があります。無料となる例をご紹介しましょう。楽天ETCカードの年会費は通常550円(税込み)ですが、楽天の会員ランクが「ダイヤモンド会員」、もしくは「プラチナ会員」の場合は年会費が無料になります(次年度1年間が無料)。
また、
・年会費2,200円(税込み)の楽天ゴールドカード
・年会費11,000円(税込み)の楽天プレミアムカード
上記のクレジットカードにETCカードを付帯する場合も年会費はかかりません。
このように、クレジットカードにETCカードを付帯するとポイントや年会費の点でお得になります。
ETCカードは後払いが基本!
このように、現在はプリペイド式のETCカードは発行されておらず、後払いが基本となっています。ETCカードは料金所をキャッシュレスで通過できるため、スムーズに決済することができます。カード会社によっては、ポイントや年会費がお得になるので、ぜひETCカードを有効活用しましょう。
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。