クレジットカードの利用明細の正しい見方は?見るべきポイントや保管期間を解説

リリース日:2022/07/20 更新日:2024/07/12

クレジットカードの利用明細を普段からしっかり確認していますか。請求漏れや不正利用を防ぐためにも、利用明細をチェックする癖をつけていきましょう。今回は、利用明細の見方や見るべきポイント、保管期間などを解説します。

  1. クレジットカードの利用明細の見方
  2. 郵送で届くクレジットカードの利用明細の保管の仕方
  3. クレジットカードの利用明細はウェブでも見ることができる
  4. クレジットカードの利用明細の見方や見るべきポイントを押さえ、しっかりと確認しよう!

クレジットカードの利用明細の見方

利用履歴や支払い方法を確認する

クレジットカードを利用したことがある人なら、一度は目を通したことがある利用明細。ただ目を通すだけではなく、内容をしっかり確認することが大切です。利用履歴や支払い方法を確認する際には、以下4つのポイントは必ず押さえておきましょう。



【利用明細の見るべきポイント】
・クレジット売上票やお客様控えのレシートが「利用明細の金額」と相違していないか
・支払い方法の確認
・請求漏れ
・身に覚えのない請求



まず、利用明細に書かれている金額と会計時に渡されるクレジット売上票、もしくはお客様控えの金額が相違していないか確認します。もし、金額に相違があればすぐにカード会社に連絡しましょう。ネットショッピングの場合は売上票や控えがもらえないので、代わりに購入確認履歴などで確認するようにしましょう。

次に確認するのは支払い方法です。意図しないリボ払いや、分割払いになっていないかチェックしてください。一括で設定していても、カード会社のキャンペーンなどで、一時的にリボ払いや分割払いに自ら変更している可能性があります。たとえ変更した記憶がなくとも、絶対ないとはいい切れないので、毎回必ずチェックするようにしてください。

請求漏れがないかもしっかり確認してください。請求漏れがないかを確認すれば、意図しないリボ払いや、分割払いを見抜くことができます。例えば、10万円の商品を購入したとします。一括払いであれば利用明細に10万円と記載されますが、1万円や5万円など実際にくると思っていた請求金額よりも少なければ、リボ払いや分割払いになっている可能性があります。意図しない支払い方法になっていないかの確認のため、請求漏れは必ずチェックしましょう。

最後は身に覚えのない請求がないか確認してください。もし買った覚えのない商品名や利用したことがない店舗でキャッシングされていた場合、不正利用の可能性があります。ほとんどのクレジットカードには「盗難保険」というものがついており、クレジットカードを契約者以外の第三者に不正利用されると損害額の補償がなされます。ただし、「何日前までに遡って補償」というように様々な条件があるため、明細に身に覚えのない請求があれば早めにカード会社へ連絡してください。

注意点として、利用店舗が請求業務を他者に委託している、または複数店舗を持っている法人会社の場合には、利用したお店の名前とは違う名称になっていることがあります。

支払い日・請求予定額・銀行口座の3つを確認する

利用履歴や支払い方法を確認したら、次は支払い日・請求予定額・銀行口座の3つを確認しましょう。

【支払い日の確認】
カード会社によって支払い日は異なりますが、基本的に支払い日の前日までに入金する必要があります例えば、支払い日が10日なら、9日までに入金しないといけません。ただし、支払い日が休業日の場合は翌営業日の引き落としとなります。

また、「支払い日の10日が土曜日」だった場合、実際に引き落とされるのは12日の月曜日になります。ここで気をつけてほしいのが銀行口座への入金日です。入金は引き落としされる前日だからといって、11日の日曜日に入金しても休業日のため12日に引き落としされない場合があります。そのため、「9日の金曜日」までに入金する必要があります。

【請求予定額の確認】
また、請求予定額もしっかり確認しましょう。確認しないで入金すると、実際の引き落とし額より少なく入金してしまい、残高不足で引き落としがされないという恐れがあります。そうなると、未納扱いとなりクレジットカードが利用できなくなってしまうことも考えられます。

【銀行口座の確認】
同じように銀行口座の確認も大切です。入金した銀行口座と実際の引き落とし口座が違っていたら未納になってしまいます。請求予定額や銀行口座は必ずチェックするようにしましょう。

郵送で届くクレジットカードの利用明細の保管の仕方

郵送で届いた利用明細は、大切に保管しておいてください。基本的には、5年間保管しておくと安心です。なぜなら、確定申告の際に必要な書類の保存期間が5年となっているからです。しっかり保管していれば、万が一確定申告の際に税務署から明細内容を聞かれてもすぐに提示することができます。

基本的に利用明細の再発行は可能ですが、カードの種類や期間によっては再発行できない恐れもあります。そのため、5年間は大切に保管しておくようにしましょう。




クレジットカードの利用明細はウェブでも見ることができる

最近では、ウェブ上で利用明細を簡単に確認できるようになっています。紙の明細書と違い、スマホやパソコンからいつでも確認でき、発行料がかからないというメリットがあります。また、パソコンに保存が可能で印刷も簡単にできるため、紙の明細が欲しいときにもすぐ準備することができます。さらに、手間のかかる明細書の処分も必要ありません。ほとんどのカード会社がWEB明細を推奨しているので、手軽に明細の確認や管理をしたい人は、WEB明細を活用しましょう。

ただし、何年も前の明細をWEB明細で見られるかについては、カード会社によって対応が異なりますので、注意が必要です。

画像出典:fotolia

クレジットカードの利用明細の見方や見るべきポイントを押さえ、しっかりと確認しよう!

今回紹介したように、利用明細をしっかりチェックすることで、支払い方法の変更忘れや料金未納を回避することができます。利用明細の確認はウェブ上でも簡単に行えるので、「クレジットカードが利用できなくなった」ということにならないよう必ず確認するようにしましょう。

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トウマ
この記事を書いた人
一種外務員
トウマ

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

大学卒業後、証券会社に就職。お客様の株の売買や新規口座開設の案内などカスタマーサポート業務を担当。在職中に証券外務員I種の資格を取得。資格取得後は幅広い金融商品を取り扱う業務に従事。現在はWebライターとして活動。証券会社時代の経験を活かして、投資やFX、クレジットカードなどのお金に関する情報を初心者向けに発信しています。

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