クレジットカードの中には、持っているだけで保険が適用されるものがあります。適用される保険の種類はクレジットカードによって様々。同じカード会社でも、クレジットカードの種類によって付帯されている保険の種類が違ったり、自動で付帯される・条件付きや有償で付帯できるという違いがあったりします。

それでは次の項目から、クレジットカードの付帯保険にはどのようなものがあるのか解説しましょう。

まずご紹介したい付帯保険が「ショッピング保険」。クレジットカードで購入した物の補償が受けられるという保険です。クレジットカードで購入した物が盗難にあってしまったり、不注意で壊してしまったりした場合に補償が受けられます。ただし、自転車や切手、動植物などショッピング保険の対象外となる物がありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

国内旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードがあります。国内旅行で起こった事故などの補償を受けられる保険です。例えば、国内旅行中の移動手段（国内航空機・電車・バス・タクシーなど）で事故が発生して怪我をしたり、宿泊中のホテルで躓いて怪我をしたりなどのケースが考えられます。その他、ツアー旅行中にも適用されることがあります。国内旅行が多い人には魅力的な保険です。

詳しい補償内容についてはご利用のクレジットカードによって異なりますので、気になる方は確認してみましょう。

クレジットカードの中には、海外旅行傷害保険が付帯できるものがあります。海外旅行中に起こった怪我や病気、盗難などを補償する保険です。例えば、海外旅行先で物を盗まれたり、海外旅行先で病気になり入院することになったり、海外旅行中にカメラを壊してしまったりなどが考えられます。海外旅行が多い人は、クレジットカードを選ぶときに、海外旅行傷害保険が付帯できるかどうかという観点から考えても良いかもしれませんね。

ちなみに、楽天カードでも海外旅行傷害保険が付帯されています。ただし、保険が有効となるためには利用条件を満たしている必要があります。利用条件に当てはまるか不安な方はあらかじめ確認しておきましょう。

クレジットカードの付帯保険には様々な種類があります。ここでは、クレジットカードに付帯される保険の種類の一部をご紹介します。

シートベルト保険とは、日本国内でシートベルトを着用した状態で自動車に搭乗していた際に起こった事故を補償するものです。適用条件は、「本人がシートベルトをしていて事故に遭い、死亡もしくは重度後遺障害になった場合のみ」とされています。

カード会社によっては、選んだクレジットカードの種類によって自動付帯されないものがあります。シートベルト保険を利用したい方は注意して選びましょう。

インターネットでは、クレジットカードの情報が盗用され、他人に使用されてしまうなどの不正利用のリスクがあります。自分では気を付けていても、登録したサイトからの情報漏洩などもあり得ます。こうしたインターネット上の不正利用に備える保険が「オンライン不正利用保険」です。万が一、インターネットショッピングにおいて身に覚えのない請求があった場合には、オンライン不正利用保険があると補償が受けられます。

オンライン不正利用保険は、自動的に付帯されているクレジットカードもありますが、どのクレジットカードにもついているというわけではありません。また、保険の名称や補償の条件、内容もそれぞれ異なります。興味のある方は、自分が持っているクレジットカードのホームページで確認するとよいでしょう。

ゴルファー保険とは、ゴルフの練習中やプレイ中における事故や盗難に対応した保険です。具体的な補償内容には、ゴルフ練習場で打ったボールで他人に怪我をさせてしまった場合の賠償責任補償や、ゴルフ場で他人が打ったボールが当たって怪我を負った場合の傷害補償などがあります。また、ホールインワン・アルバトロスの際にかかった費用を補償するものもありますので、ゴルフを趣味としている人には魅力的な保険だといえるでしょう。

クレジットカードに付帯できる保険には様々な種類があります。ゴルフが趣味の方はゴルファー保険、海外旅行が多い人は海外旅行傷害保険といったように、自分に必要な保険は何であるかを見極めて、クレジットカードを選ぶと良いでしょう。