最初に、ジャンボ宝くじとはどういうものかを見ていきましょう。

宝くじには、組・番号などが決められている「普通くじ」、くじ券の表面を削るとその場で当せんがわかる「スクラッチ」、数字を選択する「ロト」や「ナンバーズ」など、多くの種類があります。

ジャンボ宝くじは普通くじに分類されるもので、組・番号などの組み合わせによって当せん番号が決まる仕組みです。抽せんによって決められた当せん番号と、自身が購入した宝くじの番号が同じであれば、当せん金を受け取ることができます。

なお、普通くじにはジャンボ宝くじ以外に、「全国通常宝くじ」や「ブロック宝くじ」があります。

ジャンボ宝くじは、季節やイベントなどにあわせて、年5回発売されるのが恒例です。当せん金額や当せん本数はそれぞれ異なりますが、1等の当せん金額がどれも億単位と高額なのが特徴です。特に年末ジャンボ宝くじの当せん金額は高額で、1等と前後賞をあわせて、なんと10億円にもなります。当たれば、まさに一攫千金となるでしょう。

ジャンボミニ宝くじは、ジャンボ宝くじよりも発売枚数や当せん金額が少なく設定されています。

ジャンボ宝くじの1等の当せん金額が億単位なのに対して、ジャンボミニ宝くじの1等は基本的に数千万円です。当せん金額が低い代わりに、1等や2等などの高額当せんの本数はジャンボ宝くじよりも多く設定されているので、高い等級で当せんする確率は高くなります。

ジャンボミニ宝くじは、当たる確率を上げたい人におすすめです。

ジャンボ宝くじの買い方は、主に「宝くじ売り場に直接足を運んで買う方法」「インターネット上の宝くじ公式サイトで買う方法」「みずほ銀行のサイトで買う方法」の3つあります。それぞれの買い方と決済方法を見ていきましょう。

ジャンボ宝くじの発売期間であれば、駅前や商業施設の中にある宝くじ売り場で購入が可能です。宝くじ売り場で購入をすると、実際の宝くじ券を手にすることができるので、ほかの購入方法よりも宝くじを買ったという気分を味わいやすいでしょう。

宝くじ売り場で購入する場合は、場所や日にちによっては長時間並ばなければならないことがあります。特に、高額当せんが出ている売り場は人気があり、売り場の前に行列ができることも多いので、あらかじめ並ぶことを想定して買いに行く必要があります。宝くじ売り場での決済方法は、現金以外にも、キャッシュレス決済が対応可能な売り場が増えてきています。

宝くじ公式サイトで全国の売り場を検索でき、決済方法の絞り込みも可能なので、近くの売り場やキャッシュレス決済が可能かを知りたいときなどに便利です。

インターネットでジャンボ宝くじを購入する場合は、宝くじの情報なども得られる「宝くじ公式サイト」が便利です。

宝くじ公式サイトでの購入は、会員情報や当せん金の受け取り口座の登録が必要ですが、販売期間内であれば時間に関係なくいつでも購入できます。日中仕事などで買いに行けない場合や、近くに宝くじ売り場がない場合、行列に並びたくないという場合に便利でしょう。また、宝くじ公式サイトでは発売前に予約購入ができます。予約をすると販売開始日に自動で購入されるので、買い忘れなどを防ぐことができるでしょう。

宝くじ公式サイトでの決済方法は、クレジットカードとキャリア決済の2種類があります。

インターネットでの購入は、宝くじ公式サイト以外に、みずほ銀行のサイトからでもできます。みずほ銀行のインターネットバンキングを利用している場合は、宝くじ公式サイトのような口座の登録が必要ないので、スムーズにネット購入ができるでしょう。みずほ銀行の口座がない場合は、口座開設やインターネットバンキングである「みずほダイレクト」への申し込みが必要です。

みずほ銀行のサイトで購入したときは、口座から直接購入代金が引き落とされる仕組みになっています。

ジャンボ宝くじは、最低購入枚数などが決まっておらず、1枚でも購入は可能です。複数枚購入する場合は5つの買い方があり、それぞれ当せん確率や最低当せん金額などが異なります。

連番とは、1セット10枚の下1桁の数字が0～9の連続した番号になっている買い方です。番号が連続しているので、3枚以上購入すれば、1等と前後賞をあわせた高額当せんを狙うことができます。

番号の組み合わせは、組と6桁の番号のうち上から5桁までが同じ番号で、下1桁が0〜9の10枚です。一番下の等級は下1桁が一致すれば当せんなので、1セット購入すれば最低でも300円は当たります。

バラとは、組や番号の数字がランダムで、下1桁は0～9の番号がそろっている買い方です。こちらも1セット10枚で購入できます。

連番と異なり、1等と前後賞をあわせた高額当せんは狙えませんが、当せん番号を確認するときは1枚1枚確認する必要があるので、当たるかどうかのドキドキ感を楽しむことができるでしょう。

組も番号もバラバラですが、下1桁は0〜9のすべての番号がそろうため、連番と同じように最低でも300円が1枚当たります。

福連100は、同じ組の連番10枚が10セット入っていて、下2桁の番号が00〜99のすべてを含む組み合わせです。100枚単位で購入できます。連番になっているので、1等と前後賞をあわせた高額当せんを狙うことができるでしょう。一番下の等級（当せん金300円）が確実に10枚当せんし、その上の等級（下2桁が一致した場合で、当せん金3,000円）も確実に1枚当せんするので、最低でも6,000円が当たる仕組みになっています。

福バラ100は、1枚ずつ組や番号の数字が異なっているが、下2桁の番号が00～99のすべてを含む組み合わせです。こちらも100枚単位で購入できます。組がバラバラなので1等と前後賞を同時には狙えませんが、下2桁の番号が00～99になっているので、福連100と同じように3,000円1枚と300円10枚が当せんし、最低でも6,000円分が当たる仕組みです。

一方、通常のバラを10セット購入した場合は、下1桁が0〜9の連続した番号になっているだけなので、10セット購入したとしても当せんが確実なのは300円10枚だけとなります。

3連バラは、1セット30枚で、10枚セットのバラそれぞれの組・番号が3連続になっているものです。

各セット（10枚）は、組が異なり下1桁のすべての数字がそろう組み合わせです。しかし、組の組み合わせは3セットに共通しており、番号も3セットで連続するように組まれています。言い換えれば、下1桁が3枚連続した10組のくじの組み合わせとも言えます。

通常のバラや福バラは組と数字が連続することがないため、1等と前後賞の両方が当たることはありませんが、3連バラならそれも狙えます。

ジャンボ宝くじの当せん番号を知りたいときは、新聞やインターネットなどで確認しましょう。

宝くじの当せん番号は、抽せん日の翌日の朝刊に掲載されます。また、みずほ銀行の当せん番号案内を見れば、過去1年分の宝くじの当せん番号がわかります。

宝くじの購入方法によって当せん金の受け取り方法が異なるため、しっかり押さえておきましょう。

宝くじ売り場で購入した場合、当せん金額によって受け取り方法が異なります。

当せん金が5万円以下の場合は、全国の宝くじ売り場やみずほ銀行本支店（一部を除く）で受け取りができます。（※一部の宝くじ売り場では、1当せん金あたり1万円以下の当せん金のみの取り扱い可能となっている場合があります。詳しくは、各宝くじ売り場でご確認ください。）

当せん金が5万円を超える場合は、みずほ銀行本支店（一部を除く）のみでの受け取りになるので注意が必要です。ただし、10万円マークのある宝くじ売り場では、10万円以下の当せん金をその場で受け取ることもできます。

当せん金が高額になると、運転免許証など本人確認ができるものや印鑑が必要になるので準備しておきましょう。また、当せん金の受け取りは、支払開始日から1年以内のため、受け取りを忘れることがないよう注意が必要です。

宝くじサイトで購入した場合は、あらかじめ登録した当せん金の受け取り口座に入金となり、みずほ銀行のサイトで購入した場合も、当せん金が自動的にみずほ銀行の口座に入金されます。

宝くじ公式サイトからは、ジャンボ宝くじなどの「普通くじ」以外にも「ロト」「ナンバーズ」「ビンゴ5」「着せかえクーちゃん」「クイックワン」が購入できます。銀行のサイト上でも宝くじが購入できますが、これらすべてが買えるわけではありません。比較的多くの銀行が取り扱っているのは、ロトとナンバーズです。ネットでの購入は、いつでもどこでもでき、手軽で便利です。

ジャンボ宝くじは年に5回発売される普通くじの1つで、当せん金額が高額なため、宝くじの中でも一攫千金を狙うことができるくじとなります。高額当せんの確率は低いとはいえ、購入すればわくわく感を味わうことができるでしょう。いろいろな買い方があるので、何枚もまとめて買うときは、福連100や福バラ100のようなセットでの買い方も検討してみてください。