毎年9月2日は、「く（9）じ（2）」の語呂合わせで「宝くじの日」です。この記念日は、1967年に第一勧業銀行（現在のみずほ銀行の前身のひとつ）が制定しました。この日にちなみ時効当せん金ゼロを目指して、手元にある宝くじ券が当せんしていないか、当せんしている場合は当せん金の引き換え漏れがないか再度確認するように呼びかけられています。 

宝くじの日には、「宝くじの日お楽しみ抽せん」という、過去のハズレ券を対象にした抽せんが行われます。抽せん対象となる宝くじは、前年9月1日から当年8月31日の1年間に抽せん済みのハズレ券で、当せんすれば賞品を受け取ることができます。

対象となるのは、全国自治宝くじ、東京都宝くじ、関東・中部・東北自治宝くじ、近畿宝くじ、西日本宝くじ、地域医療等振興自治宝くじです。スクラッチも抽せん対象となっていますので、ハズレ券もすぐに捨てないようにしましょう。

一方、対象外となっているのは、ビンゴ5・ロト7・ロト6・ミニロト・ナンバーズといった数字選択式宝くじと、イベントくじです。

宝くじの日お楽しみ抽せんでは、下4桁の数字が毎年当せん番号として公表されます。この4桁の数字と、お手持ちのハズレ券の下4桁の数字が一致すると当せんということになります。2024年の当せん番号は下4桁が「5172」でした。

賞品は5種類あり、その中から当せん者がひとつ選ぶ形になっています。2024年の場合、商品内容は以下の5種類でした。

• ブランド米2種食べ比べセット（1kg×各1袋）
• 今治365毎日タオル フェイスタオル
• 燕熟の技 プロスタイル フライパン
• 颯 ステンレス断熱タンブラー
• 宝くじポイント（2,000ポイント）（※宝くじ公式サイトの会員登録が必要）

宝くじの日お楽しみ抽せんの当せん番号は、宝くじ公式サイトなどで確認可能です。年末ジャンボなどの宝くじでは、ハズレ券の下4桁が当せん番号と一致しているかを確認することになります。スクラッチの場合は、表面に宝くじの日お楽しみ抽せん用の番号が記されています。この番号の下4桁を見れば、当せん確認ができるでしょう。

賞品を受け取るには、まず当せんした宝くじ券を郵送します。郵送するとき、宝くじ券の裏面枠内に住所・氏名を、裏面余白に電話番号を記入する必要があります。郵送方法は簡易書留または特定記録郵便で、指定の宛先まで郵送しましょう。締め切りは、202４年の場合10月31日(木)（当日消印有効）になります。3週間ほど待つと、「お楽しみ賞品カタログ」が届きます。そのカタログの中に申込ハガキが同封されているので、欲しい賞品を1つ選んで申し込み、手続き完了です。

このように宝くじは1度抽せんではずれても、ハズレ券を取っておけばもう1度当せんできるチャンスがあります。せっかく購入した宝くじですから、楽しみが1度きりで終わらないのは嬉しいですね。