お金を借りるには?銀行やクレジットカードからの借入方法を紹介します
銀行からお金を借りるメリットとデメリット!ローンの種類や意識すべきポイントも紹介
銀行などの金融機関からお金を借りるときは、目的ローンやフリーローン、カードローンなどの選択肢があります。ここでは、ローンの種類や金融機関でお金を借りるメリットやデメリットなどを紹介します。金融機関以外でのお金を借りられる機関についてもあわせて見ていきましょう。
- ローンとは?銀行からお金を借りる方法
- ローンの種類
- 銀行からお金を借りるメリット
- 銀行からお金を借りるデメリット
- 銀行以外でお金を借りられる機関とそれぞれの特徴
- お金を借りるときに意識するべきポイント
ローンとは?銀行からお金を借りる方法
銀行などの金融機関からお金を借りる仕組みをローンといいます。ローンとは「貸付」を意味し、高額な商品を購入するときなどに金融機関からお金を借りて、後から少しずつ返済する約束事です。
ローンの種類
ローンは、大きく分けて「目的ローン」「フリーローン」「カードローン」があります。それぞれどのような目的でお金を借りられるのか、順番に見ていきましょう。
目的ローン
目的ローンは、使い道が特定の目的に限定されているローンです。フリーローンやカードローンよりも低金利である傾向にあります。金融機関によって取り扱っている商品は異なりますが、ここでは主な目的ローンを8つ見ていきましょう。
- 住宅ローン
- リフォームローン
- 教育ローン
- オートローン
- ブライダルローン
- ビジネスローン
- 医療費ローン
- トラベルローン
住宅ローン
住宅ローンとは、名前のとおりマイホームを購入するために組むローンです。新築だけでなく、中古一戸建てや中古マンション、住宅を建てるための土地の購入目的などでも利用できます。
住宅ローンは一般的に有担保です。返済が完了するまで対象の家や土地に抵当権が設定されるため、後述のフリーローンやカードローンと比べると金利は低くなる傾向にあります。ただし、長期の借り入れとなる場合が多いので安定的な返済が求められます。
返済方法は「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類があり、元利均等返済は返済額(元金+利息の合計)が毎月一定の返済方法です。返済計画が立てやすい反面、元金均等返済と比べて総返済額が多くなり、残高の減り方も遅いという特徴があります。元金均等返済は毎月の支払元金が一定である返済方法です。残高に対応した利息額が上乗せされるため当初の支払いは大きくはなるものの、返済期間が進むとともに利息額が減少していくため、総返済額は元利均等返済よりも少なくなります。計画に応じて返済方法を考えましょう。
リフォームローン
リフォームローンは、マイホームのリフォームのための費用を借りられるローンです。家の老朽化や家族構成の変化などによって、リフォームを検討する機会が訪れることもあるでしょう。リフォームの費用は、工事によっては非常に高額になることもあります。
リフォームローンが住宅ローンと違う点は、無担保で組める場合があることや、借入期間が比較的短いことなどです。ご自身や家族の希望を叶え住みやすい家にするために、リフォームローンをうまく活用していきましょう。
教育ローン
教育ローンは大学や専門学校、留学などの学校教育費にかかわるお金を借りられるローンです。多くの金融機関で教育ローンを扱っていますが、入学金や授業料などの学校教育費のみに対してお金を貸してくれるところや、学校教育費に加えてアパートの家賃や交通費なども対象となるところがあります。
さまざまな金融機関の教育ローンを検討し、最適なものを選びましょう。
オートローン
オートローンは自動車購入のときに利用できるローンです。金融機関によっては、自動車だけでなくバイク購入、運転免許の取得、車体のカスタマイズや修理などにも利用できます。車を購入するときはディーラーが用意しているディーラーローンもあるので、金利などを比較して検討すると良いでしょう。
ブライダルローン
ブライダルローンは挙式や披露宴、フォトウェディング、婚約指輪や衣装など、結婚のために利用できるローンです。結婚を人生の一大イベントと考え、式場やプランを理想どおりに選びたい人は、ブライダルローンを利用すれば比較的低い金利でまとまったお金を借りられます。
ただし、お金を借りられるまでに日数がかかる場合があるため、夫婦で事前に相談し、しっかりと計画しておくことが大切です。
ビジネスローン
ビジネスローンは事業の開業資金や運転資金、設備費用などのビジネスにかかわるお金を借りられるローンです。金利は高めの傾向があるため、事業用資金の調達を目的にする場合でも、のちに紹介するカードローンを使ったほうが良い場合もあります。
ビジネスローンという名前に惑わされず、金利や借入額などを検討し、最適な商品を選びましょう。
医療費ローン
医療費ローンとは、高額な医療費を借りられるローンです。保険適用外のレーシックや美容整形、歯のインプラントなどの費用にも充てられるため、医療に対してのハードルが下がります。
審査に日数がかかる場合もあるので、実際にお金を借りられるまで自己資金で賄うか、治療スケジュールに余裕をもたせるなど計画的に行うことが大切です。
トラベルローン
トラベルローンは、国内旅行や海外旅行の費用や交通費、宿泊費用や旅行会社のパック旅行費用に充てられるローンです。トラベルローンの利用で、新婚旅行や卒業旅行、親族での旅行など、大きな旅行もしっかりと楽しめます。
旅行代理店でローンを扱っていることもありますが、代理店を通さず旅行したい場合や代理店でローンを扱っていない場合は、銀行などの金融機関のトラベルローンを活用するのもひとつです。金融機関でトラベルローンの扱いがない場合は、フリーローン、カードローンなども検討してみましょう。
フリーローン
フリーローンとは、基本的に借入金の使い道に制限がなく自由に使えるローンです。自由といっても、金融機関によっては投資やビジネス目的は禁止としている場合もあるので注意しましょう。
このあと紹介するカードローンも使い道が自由なローン商品ですが、借入可能回数に違いがあります。フリーローンの借入回数は1回のみで、追加でお金を借りたい場合は改めて申し込み、再度審査を受け直す必要があります。1度審査に通ったからといって次回も必ず通るわけではありません。
ただし、借り入れたら設定された期限までに返済するだけなので、返済スケジュールが立てやすいというメリットがあります。
カードローン
カードローンもフリーローンと同様、借入金の使用目的が限定されないローンです。フリーローンとの違いはお金の借り方で、フリーローンの借入回数が1回であるのに対し、カードローンでは決められた限度枠内であれば何度でも借り入れができます。限度枠が100万円だとしたら、100万円を1度に借りることも、50万円ずつ2回に分けて借りることもできるということです。
返済方法は一括払い・リボ払いを選択できるほか、口座振替や銀行振込、ATMを利用した返済などにも対応している場合があります。審査も早いため、なるべく早くお金を借りたい人にとっては利用しやすいローンでしょう。
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銀行からお金を借りるメリット
銀行などの金融機関からお金を借りるメリットとして、「金利が低い」「信頼度が高い」「総量規制の対象外」などが挙げられます。
金利が低い
お金を借りるとき、なるべくなら金利の低いところを選びたいものです。金融機関のローン商品は消費者金融と比較して金利が低い傾向にあり、少しでも利息負担を減らしたいのであれば、金融機関でお金を借りるメリットは大きいといえるでしょう。
信頼度が高い
銀行などの金融機関からお金を借りるとき、借り主に返済能力があるかどうかを細かく審査されます。金融機関の審査が厳しいということは、信用してお金を借りられるところでもあるといえるでしょう。出自のはっきりしないところや審査が不要なところからお金を借りてしまうと、後々トラブルに巻き込まれる可能性もあるため、注意しましょう。
総量規制の対象外
総量規制とは、「貸金業者がお金を貸せるのは年収の3分の1まで」という法律上の規制です。これは貸金業者からの借り入れを対象としたもので、銀行などの金融機関は対象外とされています。
とはいえ、金融機関からであれば上限なく借り入れできるわけではなく、金融機関も自主的な規制ラインを設けて本当にお金を返す能力があるかを審査します。無理せず確実に返していけるような返済計画を検討していきましょう。
銀行からお金を借りるデメリット
銀行などの金融機関からお金を借りるデメリットとして、審査が厳しい点と即日対応できない点が挙げられます。前述したように、金融機関からの借り入れは金利が比較的低く、信頼度も高い反面、支払い能力を判断する厳しい審査があります。
審査に時間を要するため、希望のタイミングまでにお金を借りられないこともあるでしょう。すぐにお金が必要な場合は、審査に時間を要さないカードローンを検討するか、金融機関以外の消費者金融や信販会社などを検討することになります。
銀行以外でお金を借りられる機関とそれぞれの特徴
銀行などの金融機関以外でお金を借りられる機関としては、公的機関、消費者金融、信販会社などがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
公的機関
厚生労働省や財務省が管轄する公的融資制度を利用すれば、無利子または低金利で国からお金を借りられることがあります。公的融資制度とは、生活が困難とされる人に向けてお金を貸し出す制度で、主に低収入や無職の人などが借りられる制度です。
利用できる公的融資制度としては、生活に困窮している世帯が対象の「生活福祉資金貸付制度」や子供の学費が必要な人に向けた「国の教育ローン」、ハローワークの職業訓練を受講している人に向けた「求職者支援資金融資」などがあります。
消費者金融
消費者金融は、個人へのお金の貸付を専門としている金融機関です。消費者金融というと少し怖いイメージを抱く人もいるかと思いますが、法律に基づいて運営しているため安心できる借入先といえるでしょう。消費者金融は金融機関同様のカードローンのほか、複数の借り入れを一本化する「おまとめローン」、事業者向けの無担保・有担保ローンなどがあります。
銀行などの金融機関と比べて金利は高い傾向にありますが、即日借り入れが可能なところもあり、すぐにお金が必要なときに利用しやすい機関といえるでしょう。
信販会社
信販会社は、ショッピングクレジットやオートローンなどの立て替え払いサービスのほか、クレジットカードや融資商品を提供している会社です。信販会社からお金を借りる方法は目的ローン以外に、カードローンやクレジットカードのキャッシング機能の利用があります。
キャッシングについては、利用可能枠内であれば提携ATMなどを使って気軽にお金が借りられますが、消費者金融と同じ程度の金利がかかる場合もありますので注意しましょう。
お金を借りるときに意識するべきポイント
お金を借りるときに意識しなければならないことは、
- お金を借りた場合の利息を考慮すること
- 具体的な返済計画を立てること
- どの金融機関から借りれば良いか判断できる知識を付けてから借りること
の3点です。
お金を借りれば利息が付き、総返済額は借りた金額よりも多くなります。返済期間が長ければ長いほど利息は増えていくので、繰り上げ返済など早めの返済も検討しましょう。
また、返済計画は具体的に立てることが大切です。自分や家族のライフプランを考え、返済中に起こるあらゆる事態を想定しながら、本当に返済し続けられるのか検討しましょう。
お金を借りる機関をしっかりと判断できる知識を身に付けることも必要です。金融機関ごとに扱う目的ローンやフリーローン、カードローンなどはさまざまで、「有名だから」「ネットで検索したらすぐ出てきたから」といった理由で安易に決めないようにしましょう。いろいろなポイントを比較し、自分の状況に合った機関を選びましょう。
このテーマに関する気になるポイント!
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ローンの種類は?
主に、住宅ローンや教育ローンなどの「目的別ローン」と「フリーローン」、「カードローン」があります。利用目的に応じて選ぶことが大切です。
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銀行からお金を借りるメリットは?
金利が比較的低いことと信頼度が高いこと、総量規制の対象外になることです。
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銀行からお金を借りるデメリットは?
審査が厳しいことと即日借りられないことが挙げられます。
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ほかにもお金を借りられる方法があるか知りたい
お金を借りる方法として、公的融資、消費者金融、信販会社などの利用も考えられます。
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お金を借りるときに意識するべきポイントは?
利息を意識すること、無理なくお金を返していける返済計画を立てること、どこでお金を借りるかの判断ができる知識を身に着けてから借りることの3点です。
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目的ローンにはこんなに種類があるのね!お金が必要なときの選択肢として覚えておくと良いわね!