お金を借りるには?銀行やクレジットカードからの借入方法を紹介します
住宅ローン金利について。過去20年間の推移や住宅ローンを選ぶポイントについて解説!
1990年頃には8.0%を越えていた金利が1996年に向けて下がり、2007年~2008年頃に一旦上がったものの、2009年以降は横ばいが続いておりました。2024年10月よりの変動金利の基準金利が0.15%引き上げとなり、年 1.820%となっています。
マイナス金利と住宅ローン
2016年に日銀のマイナス金利政策が始まったことにより、住宅ローンが低金利になったと思っていた人もいるでしょう。実際のところ、マイナス金利の対象となるのは金融機関が持っている日銀の当座預金のごく一部。住宅ローン金利には、直接の関係はないのです。
住宅ローンの変動金利は短期プライムレートと連動しています。短期プライムレートとは、銀行が企業に対して1年以下の短期貸付を行うときの金利。この短期プライムレートが2009年1月13日の1.475%から動いていませんでしたが、2024年10月より変動金利が0.15%引き上げとなり、年1.820%となりました。
一方、住宅ローンの固定金利は「10年物国債利回り」などの長期金利に連動します。変動金利と固定金利が違うのはこのためです。
基準金利と適用金利の違い
住宅ローンには基準金利と適用金利があります。
- 基準金利 金融機関が設定する、元となる金利。商品でいう定価のイメージ。店頭金利、店頭表示金利とも呼ばれる。
- 適用金利 基準金利を引き下げ、実際に借り入れるときの金利。優遇金利、サービス金利とも呼ばれる。
適用金利は「給与振込に使用、基準金利からマイナス◯%」、「インターネットバンキング利用で基準金利からマイナス◯%」など、金融機関のサービス利用状況によって内容が変わってきます。可能な限りで対象サービスを利用して、より有利な金利を目指すと良いでしょう。
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低金利で住宅ローンを組むメリット
住宅ローンを低金利で借りると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
総返済額が少なくなる
低金利最大のメリットは総返済額が少なくなるということ。仮に3,000万円借り入れて、1年後に全額返済するとしましょう。金利年1%の場合は3,030万円、年2%の場合は3,060万円になります。これらは1年であまり大きな差になりませんが、30年以上の長期にわたって住宅ローンを返済する場合だと大きな差になります。
住宅ローン控除でお得になる
住宅ローンを借りたらぜひ利用したいのが住宅ローン控除です。簡単に言えば10年にわたって住宅ローン残高の1%分、税金が安くなる仕組みです。
毎月返済を考慮せず、単純な例で見てみます。住宅ローンの年末残高が3,000万円なら、住宅ローン控除で30万円税金が安くなります。住宅ローン金利が0.5%なら、3,000万円に対して支払う利息は15万円となり、15万円得します。
実際にはその他の費用がかかるため、差額分がまるごと儲かるわけではありません。それでも低金利がお得なのは間違いないでしょう。
住宅ローンを選ぶ際のポイント
変動金利にするか固定金利にするか
住宅ローンには変動金利と固定金利の2種類があります。一定期間固定金利で、その後変動になるタイプもあります。
先ほども推移を見たとおり、変動金利だからといって金利や水準が変わるとは限りません。固定金利は変動金利よりも金利が少し高めに設定されていますが、将来の返済額が確定するという理由で好まれます。ライフスタイルに合ったタイプを選びましょう。
複数の金融機関を比較する
住宅ローンを借りるときには複数の金融機関を比較するのが重要です。また、地域密着型の地方銀行や信用金庫ではエリア居住者限定の優遇金利を設定しているところもあるので、アンテナを高く張って、広い範囲から住宅ローン情報を集めましょう。
広告に注意する
広告に書かれているのが基準金利か適用金利かしっかり見極めましょう。「適用金利0.8%」と書いてあることもあれば、「基準金利よりマイナス0.8%」と書いてあることもあるため、注意が必要です。「借り入れから1年は適用金利0.5%!」など、一定期間のみお得な金利を設定していることもあります。
楽天銀行の住宅ローン
楽天銀行の変動金利型住宅ローンでは、住宅ローンシミュレーションが可能です。保証料、繰上返済手数料、団体信用生命保険料は0円で、融資事務手数料は一律33万円(税込み)となっています。一定期間固定金利も選択できるので、変動金利か固定金利で迷っている人も、1度チェックしてみてはいかがでしょうか。
※この記事は2024年10月時点の情報をもとに作成しております。
このテーマに関する気になるポイント!
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マイナス金利と住宅ローンは関係ある?
マイナス金利の対象となるのは金融機関が持っている日銀の当座預金のごく一部なので、住宅ローン金利には、直接の関係はありません。
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基準金利と適用金利の違いは?
基準金利は金融機関が設定する、元となる金利です。適用金利は基準金利を引き下げ、実際に借り入れるときの金利です。
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低金利で住宅ローンを組むメリットは?
総返済額が少なくなる、住宅ローン控除でお得になるなどがあります。
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金利のローン返済だと税金が安くなるなんて知らかったわ!