楽天銀行 研究ガイド!メリット・課題点・ポイント還元について解説
楽天銀行 研究ガイド!メリット・課題点・ポイント還元について解説
数あるネットバンクの中で、初めての口座開設に楽天銀行を選ぶ方もいるでしょう。楽天銀行のサービスや入出金の利便性、手数料、ポイント還元率のほか、楽天銀行を利用することのメリット・課題点について詳しくまとめました。
楽天銀行の特徴
楽天銀行は、楽天グループのネット銀行です。「楽天市場」と同じグループであるため、ネットショッピングをよく利用する方なら、聞き馴染みがあるかもしれません。楽天銀行は以前「イーバンク銀行」という会社でしたが、2009年に楽天の子会社となりました。
口座数や預金残高は年々増加傾向にあり、2023年6月には口座数が1,400万を突破し、2023年12月末には単体預金残高が10兆円を突破しています。
楽天銀行の普通預金・定期預金
サービス面で楽天銀行は、どのような特徴があるのでしょうか。普通預金と定期預金について紹介します。
普通預金の金利
銀行口座を開設してお金を預けるのが普通預金ですが、預けるだけで利息がつきます。
楽天銀行の普通預金金利は通常なら年0.10%(税引前、税引後年0.079%)ですが、マネーブリッジを利用すると年0.18%(税引前、税引き後年0.143%)になります。
※普通預金残高300万円を超えた分の金利は年0.12%(税引後年0.095%)となります。
※利息には20.315%(国税15.315% 〈復興特別所得税含む〉+地方税5%)の税金がかかります。
※普通預金金利は変動金利であり、今後、金融情勢等により予告なく変更する場合があります。普通預金(「マネーブリッジ」利用者)商品詳細説明書は、楽天銀行のWebサイトをご覧ください。
※マネーブリッジの登録にはあらかじめ証券口座の初期設定(マイナンバー登録含む)が必要です。
定期預金の金利
普通預金と違って、指定された期間は原則預金を引き出せないのが定期預金です。しかし、普通預金より高い金利となる傾向があります。100万円を期間1年の定期預金で預けた場合、楽天銀行では年0.11%です。
※2024年10月時点の情報です。
※金利は税引き前の年利です。利息には復興特別所得税が課され、20.315% (国税15.315%、地方税5%)の税金がかかります。
※定期預金金利は、金融情勢等により予告なく変更する場合があります。
※詳しくは、定期預金の商品詳細説明書をご覧ください。
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メリット・課題点
ここでは楽天銀行を利用することのメリット・課題点をまとめてみました。
メリット
利用できるATMが多い
現金を入金したり出金したりするにはATMを利用しますが、楽天銀行はコンビニや多くの銀行と提携しています。楽天銀行と提携しているATMは、以下のとおりです。
- セブン銀行ATM
- イオン銀行ATM
- ステーションATMPatSat
- イーネットATM
- ローソンATM
- 三菱UFJ銀行ATM
- みずほ銀行ATM
- ゆうちょ銀行ATM
- VIEW ALTTE(出金・残高照会のみ)
これだけ多くのATMを利用できるのであれば、全国どこでも入金・出金ができるでしょう。
手数料が安い
一般的にほかの銀行へ振り込む場合は振込手数料がかかりますが、楽天銀行では、優遇プログラムであるハッピープログラムにエントリーするだけで、給与受取に利用すると月3回まで無料です。また預金残高や取引回数に応じて最大月7回(スーパーVIPの場合)までATM手数料が無料となります。
ポイント還元率1%のデビットカード
楽天銀行で口座開設すると、年会費無料でデビット機能付キャッシュカードを利用可能です。国際ブランドは、Visa、Mastercard、JCBから選択できます。さらにデビットカードのポイント還元率は1%で、利用額100円につき楽天ポイントが1ポイント進呈されます。
※一部ポイント還元の対象外、もしくは、還元率が異なる場合がございます。詳しくはこちら
ポイントアッププログラムで楽天市場でのお買い物がお得
楽天市場では、SPU(スーパーポイントアッププログラム)という楽天グループサービスを使えば使うほど楽天市場でのお買い物でもらえるポイント倍率がアップするプログラムを常時開催しています。SPUでは、楽天銀行で楽天カードの引き落としをすると0.3倍、さらに給与・賞与・年金を受け取ると0.2倍、合計0.5倍ポイント倍率がアップします。また楽天市場で楽天カードを使ってお買い物した場合、ポイント倍率は2倍(※1)となります。
※1 楽天カード通常分1倍(※2)
楽天カード特典分1倍(※3)
※2 楽天市場でのカードご利用額100円につき1ポイント(通常ポイント)となります。
※3 楽天市場でのカードご利用額(消費税・送料・ラッピング料除く)100円につき1ポイント(期間限定ポイント)となります。
※「楽天カード特典分」は、楽天市場で開催中のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の特典となります。特典(期間限定ポイント含む)進呈には上限や条件があります。詳細はこちら
楽天銀行と楽天証券の入出金が自動
楽天銀行と楽天証券の口座を資金が自動で移動する自動入出金(スイープ)というサービスがあります。自動入出金には手数料もかからず、簡単に設定できるので便利です。
住宅ローンなどのローンを提供している
楽天銀行では目的型ローンや教育ローン、カードローンだけでなく、住宅ローンも提供しています。他の金融機関の住宅ローンと同じように、変動金利・固定金利・フラット35などの商品から選択することが可能です。
楽天銀行スーパーローンの同時申し込みで30日間無利息
楽天銀行スーパーローンとは楽天銀行が提供するカードローンのことです。楽天銀行の口座開設と同時に申し込むと、初めての借入の翌日から30日間利息が無料となります。
課題点
何かあったとき実店舗に相談できない
何か相談したいことが発生した場合、実店舗のある銀行なら店頭で対応してもらえます。一方、ネットバンクの楽天銀行には実店舗がないため、対面での相談はできません。
残高が少ないと、出金手数料の無料回数が少ない
ATMの出金手数料は預金残高と取引回数に応じて無料回数が決まっています。預金残高が少ない場合、出金手数料の無料回数は少なってしまう可能性があります。
振込手数料の無料条件がある
振込手数料が無料になるには条件があります。給与・賞与・公的年金の受取を設定する必要があるほか、預金残高や取引回数が少ないと無料になりません。
ポイントの貯め方
楽天ポイントは1ポイント=1円相当として、楽天市場はもちろんのこと、それ以外にも多くの実店舗で利用できます。楽天銀行に口座開設して利用すれば、楽天ポイントもどんどん貯まっていくでしょう。楽天ポイントの貯め方にはさまざまな方法がありますが、ここではハッピープログラムとマネーブリッジについて解説します。
ハッピープログラム
ハッピープログラムとは、エントリーして楽天会員IDと連携するだけで特典が進呈される楽天銀行のサービスです。振込手数料が最大月3回無料になったり、ATM手数料が最大月7回(スーパーVIPの場合)無料になったりします。またATMの利用や他行口座からの振り込み、口座振替などの取り引きなどによりポイントが貯まり、貯まったポイントは手数料に使うことも可能です。
ベーシック、アドバンスト、プレミアム、VIP、スーパーVIPとステージが上がっていくと、進呈されるポイントもアップしていきます。
マネーブリッジ
マネーブリッジとは、楽天銀行と楽天証券の口座連携サービスです。マネーブリッジを設定すると、楽天銀行と楽天証券の間で自動的に入金と出金ができるようになります。
マネーブリッジの特典のひとつは、金利が優遇されることです。楽天銀行の普通預金金利は年0.10%(税引前、税引後年0.079%)ですが、マネーブリッジを利用するなら年0.18%(税引前、税引後年0.143%)にアップします。
※普通預金残高300万円を超えた分の金利は年0.12%(税引き後年0.095%)となります。
※利息には20.315%(国税15.315% 〈復興特別所得税含む〉+地方税5%)の税金がかかります。
※普通預金金利は変動金利であり、今後、金融情勢等により予告なく変更する場合があります。普通預金(「マネーブリッジ」利用者)商品詳細説明書は、楽天銀行のWebサイトをご覧ください。
※マネーブリッジの登録にはあらかじめ証券口座の初期設定(マイナンバー登録含む)が必要です。
(2024年10月時点)
このように楽天銀行にはメリットが多くあり、優遇制度によってポイントが貯まりやすいのが特徴です。ネットバンクの数が増え口座開設に迷ったときには、ポイント還元制度や利便性の高さで比較してみてください。「お得で手軽なものを」ということなら、ネットから申し込める楽天銀行を上手に利用しましょう。
※この記事は、2024年10月時点の情報をもとに作成しております。
このテーマに関する気になるポイント!
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楽天銀行の普通預金金利は?
年0.10%(税引前、税引後年0.079%)ですが、マネーブリッジを利用者であれば年0.18%(税引前、税引後年0.143%)にアップします。
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楽天銀行のメリットは?
複数のメリットがあります。
・利用できるATMが多い
・手数料が安い
・ポイント還元率が1%のデビットカード
・ポイントアッププログラムで楽天市場でのお買い物がお得
・楽天銀行と楽天証券の入出金が自動
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
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