楽天銀行では0歳から子供名義の銀行口座が開設ができます。12歳以下の子供は、親権者が代わりに手続きを行います。ここでは、子供名義の口座は12歳以下の子供の口座という意味で話を進めます。

必要なもの：メールアドレス、子供の本人確認書類、親権者の本人確認書類
不要なもの：印鑑

通常、銀行口座の開設には印鑑が必要となる金融機関が多いですが、楽天銀行では不要です。

メールアドレスは申込時に入力します。申込時はほかの口座と同じメールアドレスでも構いませんが、口座に初めてログインするときには子供の口座管理用のメールアドレスが必要です。あらかじめ取得しておくと良いでしょう。

本人確認書類は子供のものと親権者のもの、両方が必要です。提出にはスマホのアプリから送信する方法と、郵送する方法があります。

以下の中から、2点（住民票などは１点）が必要です。

• マイナンバーカード（顔写真付き）
• カード型健康保険証（住所が記入されているもの）
• 医療証または医療費受給者証（子供医療費受給者証など）
• 母子健康手帳
• パスポート（所持人記入欄に現住所の記載があるもの）
• 各種年金手帳、各種福祉手帳（身体障害者手帳など）
• 住民票の写しの原本または戸籍の附票の写し、印鑑登録証明書（原本のみ有効 ）

以下の中から、2点（住民票などは１点）が必要です。

• マイナンバーカード（顔写真付き）
• 運転免許証または運転履歴証明書（顔写真付き）
• 住民基本台帳カード（顔写真付き）
• カード型健康保険証（住所が記入されているもの）
• パスポート（所持人記入欄に現住所の記載があるもの）
• 母子健康手帳（親権者が母親に限る）
• 各種年金手帳、各種福祉手帳（身体障害者手帳など）
• 公共料金、国税、地方税の領収書
• 住民票の写しの原本または戸籍の附票の写し、印鑑登録証明書（原本のみ有効 ）

住民票や戸籍謄本・抄本を郵送する場合は、1枚だけで子供と親権者両方の本人確認書類として有効です。こちらはコピー不可で、アプリでは提出できません。

住民票や戸籍謄本は取得に手数料がかかるため、ほかの書類のほうが手軽でしょう。ただし、子供と親権者の住所が異なる場合には戸籍謄本の提出が求められます。

口座開設はスマホやパソコンから申し込めます。

口座開設申込情報入力画面のフォームに、子供の氏名・性別・生年月日・電話番号・メールアドレス・住所・国籍・職業を入力していきます。

その次に親権者情報の入力欄があるので、親権者の続柄・氏名・生年月日・住所・国籍を入力します。

キャッシュカードの選択では、先述したとおり、16歳未満は楽天銀行キャッシュカードしか選べません。

口座の利用目的、提出する本人確認書類、反社会的勢力に関する条項の確認を行い、次の画面に進みます。

本人確認書類の提出方法は、アプリと郵送の2種類です。

楽天銀行アプリをダウンロードして、スマホのカメラで本人確認書類を撮影して送信します。

口座開設申込後、楽天銀行から返信用封筒が届きます。案内に従い、本人確認書類を返送します。住民票または戸籍謄本・抄本は原本でないといけませんが、ほかの本人確認書類はコピーでOKです。

口座開設が完了すると、ThankYouレター 初期設定ガイドが転送不要の簡易書留で送られてきます。アプリは送信から2日～2週間程度で、郵送は返送から1週間～10日程度です。

ThankYouレターには初期ユーザIDと仮ログインパスワードが書かれています。初期設定ガイドに従い、楽天銀行のログイン画面でこれらを入力してログインしましょう。

子供名義の口座では、一部のサービスが制限されます。

楽天証券の口座と紐づけることで特典が受けられるマネーブリッジ。こちらは利用規定で18歳以上と定められているため、18歳未満の子供の口座ではマネーブリッジが利用できません。

大人が楽天銀行に口座を開設するときは、クレジット機能やデビット機能が付いたキャッシュカードを選べますが、16歳未満の子供は「楽天銀行キャッシュカード」1種類のみです。ちなみに16歳以上はデビット機能付き、高校生を除く18歳以上はクレジット機能付きが選べるようになります。（※）

※クレジット機能付きキャッシュカードは、所定の審査があります。

ひとつのアプリで利用できる楽天銀行口座はひとつだけなので、親がすでに自分の口座で楽天銀行アプリを使っている場合は同じ端末で子供の口座を登録することができません。スマホやパソコンのブラウザからはログインできます。

楽天銀行口座には通帳がありません。子供名義の口座も同様で、入出金履歴はマイページから確認します。

子供名義の口座開設と入金で、1,000円がもらえる常設プログラムがあります。子供名義の口座の開設を完了したうえで、その口座に「ATMから入金」または「他行から振込」することが条件です。（2023年10月時点）

また、1,000円をもらうためには、楽天銀行の専用ページからの申し込みが必要となります。

親が楽天銀行の口座を持っていなくても、子供の口座を開設することは可能です。しかし、親も楽天銀行の口座を持つメリットがあります。

楽天銀行口座同士では、回数制限なく振込手数料が無料です。家族で楽天銀行口座を持っていると、家族間でいつでも無料でお金を移動できます。

楽天銀行には専用の店舗やATMがありませんが、提携している金融機関やコンビニのATMで現金を引き出せます。セブン銀行ATMとゆうちょ銀行ATMなら24時間いつでも利用可能。イオン銀行ATMの利用可能時間は0:00～23:45、イーネットATM、ローソンATM、三菱UFJ銀行ATMは0:05～23:45です 。

現金の引き出しや3万円未満の入金にはA TM利用手数料がかかりますが、ハッピープログラムに加入すれば会員ステージに応じて手数料が無料になります。

金融機関のATMや窓口は待ち時間が長くなりがちです。楽天銀行なら入出金履歴の確認や振り込みが自宅でできます。

楽天銀行の普通預金金利は年0.10％（税引前、税引後年0.079％）のため、大手銀行の普通預金金利と同様になります。

※普通預金金利は変動金利であり、今後、金融情勢等により予告なく変更する場合があります。普通預金（「マネーブリッジ」利用者）商品詳細説明書は、楽天銀行のWebサイトをご覧ください。

楽天証券の口座と楽天銀行の口座を連携させるマネーブリッジを設定すると、金利が優遇され、楽天銀行の普通預金金利が年0.18％（税引前、税引後年0.143％）になります。

※普通預金残高300万円を超えた分の金利は年0.12％（税引前、税引後年0.095％）となります。
※利息には20.315％（国税15.315％ 〈復興特別所得税含む〉＋地方税5％）の税金がかかります。
※普通預金金利は変動金利であり、今後、金融情勢等により予告なく変更する場合があります。普通預金（「マネーブリッジ」利用者）商品詳細説明書は、楽天銀行のWebサイトをご覧ください。
※マネーブリッジの登録にはあらかじめ証券口座の初期設定（マイナンバー登録含む）が必要です。

楽天ママ割メンバー限定で、ママorパパの口座を新規開設し、入金することで1,500円もらえるプログラムがあります。まだ楽天ママ割メンバーになっていない人は、申込月の口座開設申込期間終了までに登録すればOKです。口座開設を完了し、その口座に「ATMから入金」または「他行から振込」を行えば、ママorパパ1人につき1,500円、子供1人につき1,000円もらえます（2024年10月時点）。

例えばママ、パパ、子供2人の4人家族で、全員がまだ楽天銀行に口座を持っていない場合。プログラムページのリンクから申し込んで条件を満たせば、1,500円＋1,500円＋1,000円＋1,000円＝5,000円がもらえます。

楽天会員情報と楽天銀行の口座情報を連携させると、ハッピープログラムが利用できます。楽天会員になっていなくても楽天銀行の口座は開設できますが、楽天会員登録をしてハッピープログラムにエントリーした方がさまざまな特典を受けられます。

ハッピープログラムでは、会員ステージに応じた特典が受けられます。例えば残高300万円以上or取り引きを30件以上を満たして最上位のスーパーVIPになると、ATM手数料が月7回まで無料、他行振込手数料が月3回まで無料です。残高10万円以上or取引5件以上のアドバンストでも、ATM手数料が月1回無料、他行振込手数料が月1回無料になります。

スーパーVIPやVIP以外のステージの人でも、ハッピープログラムにエントリーしたうえで、楽天銀行で給与や賞与を受け取ると、他行振込手数料が月3回まで無料になります。

他行口座からの振り込み、他行口座への振り込み、ATM取引、口座振替などの取り引きをすると会員ステージに応じて1件につき1ポイント～3ポイントの楽天ポイントがもらえるのもメリットです。