楽天銀行は2010年にイーバンク銀行株式会社から商号変更した、国内最大級のインターネットバンキングです。一般的な銀行とは異なり、ネット銀行は対面の店舗を持っていません。インターネット上での取引を中心に営業し、店舗がないぶん振り込みやコンビニATMの手数料などは一般の銀行よりも安く提供されています。

利用にあたって必要になるのは、インターネット環境と、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などです。従来であれば直接銀行へ足を運んでいた取引も、自宅や外出先にいながらにして、24時間（※）いつでも行えるようになりました。

楽天銀行では残高照会や取引の明細詳細も、パソコン・スマートフォンから確認できます。もちろん振り込みも同じくお手持ちの端末からどこにいてもでき、銀行の窓口が開いている時間にあわせる必要がありません。平日の日中など時間がなかなか取れない方には便利なサービスでしょう。

また楽天銀行では、楽天グループが提供するサービスと併用できることも特徴です。楽天証券や楽天カードとの併用もでき、ポイントが貯まりやすくなります。楽天サービスをよく利用する方には、特にメリットが大きいでしょう。

楽天銀行にはほかの銀行にはないメリットがあります。一方いくつかの注意点もあり、利用にあたっては両方を知っておくことが大切です。まずはメリットから確認してみましょう。

お金をおろすときに、いつでもコンビニATMが使えます。銀行ATMは曜日や祝祭日、時間帯によっては利用できないため、いつでも利用できるコンビニATMは大変便利でしょう。ネット銀行も普通の銀行と同じくキャッシュカードを作り、提携 ATMでそのカードを利用して簡単にお金を引き出すことが可能です。なお、楽天銀行にはクレジット機能も付帯しています。

外出時に口座の残高を確認したい場合、スマートフォンで確認ができます。機種によっては指紋認証で簡単にログインできます。ひと目で残高を確認することができ、通帳に記帳する必要もありません。また振り込みもスマートフォンでできるため、振込先の口座情報さえわかれば、自宅にいても振り込みを行うことができます。

メガバンクや地方銀行よりは安いものの、ほかのネットバンクに比べると楽天銀行の振込手数料やATM手数料などの手数料が高い場合があります。振込手数料やATM手数料が月に何回か無料になるハッピープログラムを上手に活用しましょう。楽天銀行の残高・取引件数を増やしていけば、ほかのネットバンクよりもお得になる場合もあります。

ATMを使って楽天銀行に入金する際、基本的に3万円未満だと手数料がかかります。3万円以上の入金であれば手数料は無料です。少額を楽天銀行に入金する際は注意しましょう。

楽天銀行の口座開設は簡単です。配達による受取人確認配達サービス、郵送の利用、アプリの利用の3択があります。中でもスピーディーな開設を望むのであれば、楽天銀行アプリがおすすめです。パソコンやスマートフォンから楽天銀行の口座開設の申し込みを行い、本人確認が済めば2日～2週間ほどで完了。本人確認書類を撮影して送信するだけで良いので、郵送よりもかなり早く開設できます。

1. 楽天銀行アプリをダウンロード
2. パソコンやスマートフォンから口座開設の申し込み
3. 本人確認書類を撮影、データ送信（免許証の裏表の画像など）
4. 本人確認がとれたら、指示に従って初期設定
5. 初期設定ができれば完了

楽天銀行で上手にポイントを貯めるには、普段の買い物を意識することが大切です。例えば普段スーパーで買い物をしている商品の中に、楽天市場で購入できるものがあれば楽天市場を利用して購入してみましょう。まとめて購入すると送料無料になることも多く、さらにポイントが貯まります。まずは普段の買い物を見直してみてはいかがでしょうか。

楽天市場ではよくキャンペーンが開催されています。キャンペーンの内容次第では最大10倍以上のポイントが貯まることもあります。急ぎでない買い物であればキャンペーン時に買い物するようにしてみてください。

スマートフォンひとつでクレジットカードでの支払いができる、楽天ペイアプリ。コンビニや美容室、カフェ、家電屋、飲食店など利用できるお店は全国で拡大中です。支払いがスムーズになるだけでなく、楽天ポイントも貯まります。楽天カードを登録し、ポイントを二重でゲットすることも可能です。

楽天Edyはプリペイド型の電子マネーです。使いたい金額だけを事前にチャージでき、使い過ぎの心配がありません。クレジットカードを持つことに抵抗がある方におすすめです。200円につき1ポイントが貯まります。

貯まったポイントは、先述したとおり1ポイント1円相当として買い物に利用できます。1度のお会計で保有しているすべてのポイントを使うことも、一部だけ使うことも可能です。会計額の端数だけポイントで支払い、小銭を計算する手間を省くといった使い方もできます。