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引っ越し時のやること一覧|新居への住所変更手続きが必要なものも確認
やることがたくさんあって骨の折れる引越し作業は段取りが重要です。この記事では、引っ越しの際にやるべきことを引越し前、引っ越し当日、引越し後に分けて、細かくリスト化してご紹介します。
引っ越しにおすすめの時期
引っ越しにはハイシーズンとオフシーズンがあり、1月~3月は1年の中でも新生活に向けて引っ越しをする人が一番多いハイシーズンに分類されます。また、9月~10月も企業内での人事異動が多いため、引っ越しをする世帯が増加の傾向にあります。ハイシーズンに引っ越しをするメリットは、多くの人が引っ越しをするため物件の選択肢が多くなることです。ただし、ほかの時期に比べて家賃や引っ越し業者の費用が高くなる可能性があります。
また、5月~6月や10月~11月は過ごしやすいシーズンゆえに結婚式を挙げるカップルが多く、この時期にカップル・ファミリー向けの新築物件が増えてくるという特徴があります。
6月~8月は引っ越しのオフシーズンです。6月は雨が多く、7月~8月は暑さが厳しいため、引っ越しをする人は少なくなる傾向にあります。この時期はハイシーズンに比べると引っ越し料金が安くなり、また家賃の値下げ交渉もしやすいというメリットがあります。
費用を抑えたい人は、オフシーズンである6月~8月に引っ越しをするのがおすすめです。一方、物件の条件にこだわりがある方であれば、選択肢が多いハイシーズンに物件探しをすることで希望の物件に出会える可能性が高まるでしょう。
引っ越しの準備はいつまでに始めればいい?
引っ越しをする物件が決まったら、1カ月位前から引っ越しの準備に取り掛かるようにしましょう。引っ越しは準備段階からやることがたくさんあります。引っ越し準備に取り掛かるのが遅れて荷造りが当日までに終わらなければ、追加で料金が発生してしまうこともあるので注意が必要です。
引っ越しは出費がかさむタイミングでもあるため、支出はなるべく抑えたいところです。不要な支出が発生したり、予定日に引っ越しできなくなったりといったトラブルが生じないように、余裕を持って引っ越し準備に取り掛かるようにしましょう。
では、引っ越しにあたって具体的にやることを引っ越し前、当日、引っ越し後の3段階に分けて一覧化し、ご紹介します。
引っ越し前にやること
引っ越しは、事前の準備が一番大変です。荷造り作業から手続きまでやることが盛りだくさん。計画を立て、1つ1つ確実に行うようにしましょう。
【引っ越し1カ月前までにやること】
・旧居や駐車場の解約手続き
解約申請には期限があり、一般的には引っ越し日の1カ月前とされているケースが多いです。引っ越し日が決まったら、できるだけはやめに大家さんや管理会社に連絡しましょう。
・引っ越し業者の選定・依頼
引っ越し業者の選定および依頼は引っ越し予定日の1カ月から2週間前までに行うようにしましょう。2月~4月の繁忙期は金額が高くなる傾向にあるため、複数業者から見積もりをとることをおすすめします。希望の日時で取れないこともあるため、余裕を持って進めましょう。
・引っ越しスケジュールの確認
引っ越し日が決まったら、当日から逆算していつまでに何をするか具体的にスケジュールを立てましょう。プライベートの予定が詰まっているのであれば、前倒しで進める必要があります。
・梱包資材(ダンボールなど)の準備
引っ越し業者が無料で梱包用の資材をくれる場合もありますが、無料サービスがなければ購入するか、近くのスーパーやドラッグストア等のお店で廃棄ダンボールをもらうなど自分で準備する必要があります。
・粗大ごみの対応検討
大型家電や家具など粗大ごみの処分は、回収日の予約が必要になるなど時間がかかります。まだ利用できるものは不用品買取業者に買い取ってもらったり、フリマサイトなどで売ったりすると、ゴミを少なくできます。また無料で回収してくれるサービスもあります。はやめに不用品を振り分け、処分方法を検討しましょう。
・幼稚園や学校の転園・転校手続き
子どもがいる場合は、在籍している幼稚園や学校の転園・転校手続きが必要です。それぞれ手続き方法が異なるため、はやめに確認して余裕を持って進めましょう。
【引っ越し2週間前まで】
・日常的に使わないものから梱包
徐々に荷造りを始めていきます。日常的に使わないものから梱包していきましょう。
・インターネットの移転・解約・契約
インターネット回線の開通には立ち会い工事が必要なこともあり、時間がかかります。引っ越し後すぐにインターネット回線が必要な場合、事前に新居に対応しているインターネット業者を調べて、開通工事の日程調整も済ませておきましょう。
・固定電話・携帯電話の変更手続き
引っ越し時には、新たに固定電話の開通工事が必要となるケースもあります。はやめに通信会社に連絡して確認しましょう。
・火災保険の住所変更
旧居で火災保険・地震保険をかけている場合は住所変更の手続きが必要です。保険会社や保険代理店に変更申請を行いましょう。
【引っ越し1週間前までにやること】
・転出手続き
引っ越しの14日前から役所に転出届を提出できます。同一市区町村内での転居の場合を除いて、転出届は引っ越しの14日後までに提出しなければなりません。
・印鑑登録の廃止
印鑑登録をしている人は、役所で廃止手続きをします。
・国民健康保険の資格喪失手続き
会社員でない方などは、転出届とあわせて役所で国民健康保険の資格喪失手続きを済ませます。保険証の返還も必要となりますので、忘れないようにしましょう。
・福祉医療や各種手当の手続き
児童手当や介護保険、後期高齢者医療費助成などの福祉医療や手当を受けている場合、役所に申し出て手続きをしましょう。
・電気、ガス、水道の手続き
旧居での電気・ガス・水道を停止する手続き、そして新居で利用できるようにする手続きが必要です。引っ越し日が決まったら各業者への連絡を忘れないようにしましょう。
・郵送物の転居届
郵便局で転居届を提出すると、旧住所に届いた郵便物を新居に1年間転送してくれます。郵便局の窓口やインターネットから手続きが可能です。
・NHKの受信住所変更
NHK受信契約の住所も変更する必要があります。インターネットや電話で住所変更の手続きが可能です。
・衛星放送、ケーブルテレビの住所変更
衛星放送やケーブルテレビを契約している場合、アンテナやチューナーの取り外し、取り付け、ケーブルの撤去工事が必要となるケースもあります。シーズンによっては工事の予約が混み合い希望日にできなくなる可能性もあるため、はやめに契約会社に連絡しておきましょう。
・配達サービスの住所変更
新聞やウォーターサーバーなどを契約している場合は住所変更するか、解約手続きを行います。
【引っ越し前日までにやること】
・引っ越し当日に使うもの以外全てを梱包
衣類や書籍、雑貨用品、キッチン用品、家電など、引っ越し当日にも使うというものを除いて徐々にダンボールに詰めていきましょう。
・当日自分で持ち運ぶ貴重品などを荷造り
注意したいのは、財布や銀行通帳、実印などの貴重品の扱いです。これらはダンボールには詰めず、手荷物として自分で運ぶようにしましょう。またハサミやペン、ティッシュ、トイレットペーパーなどは手荷物として持っていくと、すぐに使えるので便利です。
・旧居の清掃やゴミ捨て
旧居に居住中、入居者の不注意で生じた汚れや破損などを修復する費用は原則入居者負担です。退去前にできる限り清掃を行っておくことで、退去後にハウスクリーニング費用を追加で請求される可能性は低くなるでしょう。また、清掃によって出たゴミも全て当日までに捨てきれるよう、スケジュールを組みましょう。
・パソコンのバックアップ
引っ越し業者による運搬中に、パソコンなどの精密機器は衝撃や振動で破損してしまう可能性もあります。万が一に備えて、データは必ずバックアップをとっておきましょう。
・旧居のご近所さんへの挨拶
引っ越し当日は業者の出入りやトラックの停車など、近隣の方に迷惑がかかるケースもあります。事前に引っ越し日と迷惑をかけるかもしれない旨の謝罪を、お世話になった挨拶とあわせて伝えておくとトラブルを未然に防げるでしょう。
・ご近所さんへの挨拶用手土産の購入
旧居や新居のご近所さんへの挨拶時に渡す手土産も準備しましょう。一般的に、戸建てであれば向こう3軒両隣まで、集合住宅であれば両隣・上下に挨拶しておくと良いとされています。手土産は500円前後が妥当な金額といえるでしょう。
【引っ越し前日にやること】
・冷蔵庫の運搬準備
運搬時に冷蔵庫の中の霜が溶けてほかの荷物を水浸しにしてしまうのを防ぐため、引っ越しの前日には必ずコンセントを抜いておきましょう。
・洗濯機の運搬準備
洗濯機には水が溜まっている部分があるため、水抜きが必要です。水抜きの方法は取扱説明書に記載されています。
・ダンボールの個数確認
送り漏れや運搬中の紛失を防ぐために、事前にダンボールの個数を確認しておきましょう。
引っ越し当日にやること
いよいよ引っ越し当日。当日は引っ越し業者への指示や搬入後の確認、大型家電の設置など立ち会いが必要なケースも多く、自分たちも旧居から新居に移動する必要もあり、とにかくバタバタします。時間にゆとりを持って行動するようにしましょう。
・荷物の最終梱包
旧居で引っ越し当日まで使っていたものを梱包し、荷造りを完了させましょう。
・電気、ガス、水道の使用停止
ガスの閉栓は立ち会いが必要な場合もあります。立ち会った後に新居に移動するようスケジュールを立てておきましょう。旧居での作業が全て終わったら、電気のブレーカーを落とすのも忘れないようにしましょう。
・引っ越し費用の支払い
引っ越し業者への費用は、作業が始まる前に料金を支払うのが一般的です。クレジットカードでの支払いは受け付けていない業者もあるため、確認の上、現金で払う際はおつりがないように準備しておきましょう。
・旧居に忘れ物がないかを確認
旧居を退去する前に、積み忘れた荷物がないか部屋中をくまなくチェックしましょう。
・旧居の退去立ち会い/鍵の返却
賃貸の場合、管理会社立ち会いのもと部屋の状況を確認した上で鍵を返却します。
・引っ越し業者への指示
新居に家具や家電を搬入する際、どこに何を置くか引っ越し業者に指示することになります。事前にレイアウトを考えておきましょう。
・搬入荷物の確認
新居への搬入が完了したらダンボールの個数を確認し、荷物の破損などがないかを引っ越し業者の立ち会いのもと一緒に確認しましょう。
・電気、ガス、水道の使用開始
当日からライフラインを利用できるよう、電気・ガス会社には事前に連絡をしておきます。ガスは開栓に立ち会いが必要となるため、引っ越し前に予約しておきましょう。
・荷解き、整理
荷物はすぐに使うものから開けていくようにします。
・新居のご近所さんへの挨拶
ご近所さんへの挨拶は、日中の時間帯に伺うのが失礼なく良いでしょう。遅い時間になるのであれば翌日以降の週末などを使いながら挨拶しましょう。
引っ越し後にやること
引っ越しが終わった後もやることはたくさんあります。期日が決まっているものもあるため、無事新居に越した後もはやめに行動しましょう。
【引っ越し後14日以内にやること】
・転入手続き
旧住所の役所からもらった「転出証明書」とともに転入届を提出します。
・マイナンバーの住所変更手続き
住民票とあわせてマイナンバーの住所変更も行いましょう。
・印鑑の登録手続き
印鑑登録が必要な場合は、役所にて新しく印鑑登録をしてください。
・国民健康保険の住所変更
転入の手続きと同時に「国民健康保険の資格取得届」も提出します。提出が遅れると保険証の発行も遅れるため、必ず忘れないようにしましょう。
・福祉医療や手当の手続き
福祉手当や医療制度を受けている場合は、転入届を提出後、窓口で手続きを行いましょう。
・運転免許証の住所変更
運転免許証を保有していれば、警察署・免許センターにて免許証の住所変更を行う必要があります。
・自動車、バイクの登録住所手続き
自動車やバイクを所有している場合、登録住所を管轄する陸運局に届ける必要があります。
・転校の最終手続き
子どもが学校に通っている場合は役所にて入学通知書を発行してもらい、転校先の学校に書類を提出しましょう。
・犬の登録
犬を飼っている場合、区役所か保健所で犬の登録住所の変更を行います。犬の登録時に発行される鑑札と狂犬病の予防注射済票を準備してきましょう。
【その他やっておくべきこと】
スマートフォンや銀行口座、クレジットカード、各種保険や会員サービスなど、住所を登録しているサービスは基本的に全て住所変更の手続きをします。
オンライン上で手続きを済ませられるケースもあれば、コールセンターなどに連絡して書類を取り寄せる必要があり、手続きに時間がかかるケースもあります。引っ越し作業が一段落したら、登録しているサービスを洗い出して1つずつできるだけはやめに進めていきましょう。なお、楽天カードはオンラインの楽天e-NAVIにて住所変更ができます。
まとめ
このテーマに関する気になるポイント!
- 引っ越しにおすすめの時期は?
費用を抑えたい人は6月~8月のオフシーズン、豊富な選択肢から物件を選びたい人は1月~3月のハイシーズンがおすすめです。 - 引っ越しはいつから取り掛かると良い?
やることがたくさんある引っ越し作業は、1カ月くらい前から余裕を持って準備に取り掛かるようにしましょう。 - 転出届・転入届は何日以内に届け出る必要がある?
市区町村外に転居した場合、転居後14日以内に転出届を提出しなければなりません。転入届も転居後14日以内に新住所の役所に提出する必要があります。同一市区町村内で引っ越すときは、転入・転出の手続きはなく、転居後14日以内に転居届を提出します。
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