Interview

私は就職活動の際に、「尊敬できる人たちと一緒に働ける会社かどうか」を軸に会社選びをしていました。なぜなら、自分の間違いを指摘してくれる上司や切磋琢磨しあえる同僚など、尊敬できる人たちがいる環境で働くことが、自身の成長にもつながると考えていたからです。また会社が成長していくためにも、そこで働く「人」が大切だと感じていました。楽天グループに惹かれたのは、企業研究などを通して楽天グループの三木谷会長の仕事への姿勢や考え方に感銘を受けたからです。その中でも楽天カードを選んだ大きなきっかけは、インターンシップに参加したことでした。
印象に残っているのが、カード企画部の先輩社員に仕事のやりがいや心構えについて質問したときに、「プライベートでもさまざまな他社カードを利用するなどして常にリサーチをしている」という話を聞いたことです。実際に働いている先輩社員の皆さんの仕事への熱量や人柄に惹かれたことが、入社の決め手になりました。

現在は人事部で人事異動と緊急時の安否確認に関する業務を担当しています。適材適所の人材配置を目的として、社員の適性にあった部署や業務へ異動ができるようサポートすること、そして楽天カードをより良い組織にしていくことが大きなミッションです。主な業務のひとつに、人事異動通知の作成があります。具体的には、各本部からの異動案の取りまとめ、「異動して人がいなくなった部署に社員を補充できているか」などの確認作業、社内通知などを行っています。
さらに、適切な昇進が行われているかを人事部の視点で確認する昇進基準の作成、入社して一定期間を過ぎた中途入社の社員を対象に異動希望や心身の状態をヒアリングするフォロー面談なども担当しています。そのほか、社員が望むキャリアを選択し、チャレンジできるよう支援する「キャリアチャレンジ制度」、社員から会社への意見をヒアリングする社内アンケート制度「VOICE」の実施などにも携わり、業務は多岐にわたります。社員一人ひとりのキャリアと向き合う人事部の仕事は、言い換えるとその人の人生を変えることになるかもしれないので、責任とともに大きなやりがいを感じています。

人事部の仕事は約2,000人の全社員に関わるものです。規模が大きい分、組織変更や人事異動も増えるので、発生する多くのタスクをこなすのに日々苦労しています。しかしそれらをチームで協力しながらやりきれたときは、成長できたと感じることができます。私が仕事をするうえで大切にしているのは、素直でいることと自分の意見を持つことです。基本的なことですが、わからないことがあれば確認する、ミスをしたらすぐに上司に報告する、これらのことを特に徹底しています。というのも、楽天カードは大きな組織なので、ひとつのミスが顧客やステークホルダーに与えるインパクトも大きいと考えているからです。また事業を続けていくために利益を上げることも考えなくてはなりません。そのため業務で改善できそうなことなど、自分が気付いたことは積極的に伝えるようにしています。若手社員が意見を言うのは勇気がいることに思えるかもしれませんが、「もし間違ったことを言ってしまっても上司や先輩社員は受け止めてくれる」という安心感があるからこそ、臆せず伝えることができています。

経営層との距離が近いところは楽天カードの良いところです。特に人事部の仕事は経営層と関わることが多く、考えていることがダイレクトに伝わってくるので、人事部として社内制度などの企画立案もしやすいと感じています。そして縦だけでなく横のつながりがあるところも魅力です。楽天カードでは新卒研修のほか、入社5年目まで毎年年次研修があるので同期社員との関係性を深めることができます。こうした機会があるおかげで、プライベートで毎年旅行するほど仲の良い同期たちができましたし、業務でも何か頼みごとをしたいときに声をかけやすいと感じています。
また、会社全体に若手の成長を後押ししてくれる雰囲気があります。特にそれを感じたのが、本配属から3カ月でカード審査部の審査企画グループに配属されたことです。審査企画の業務は実務経験を積んでからでないと活躍することが難しいイメージがあったのですが、早くからチャレンジする機会をもらえて、カード審査に関わるWebサイトの改善業務などに携わることができました。そこで鍛えられたデータ作成やプレゼンテーションのスキルは、今の業務でも活かすことができていると感じています。