Interview

私が就職活動で重要視していたのは、今後伸びていく業界であることと、長く勤められる会社であることでした。大学時代、キャッシュレス決済が普及しつつあったのですが、まだ現金でしか決済ができない場面が多くありました。そうした自分の経験からも、「これからキャッシュレス決済が導入される店舗も多いだろうから、クレジットカード業界は成長の余地が大きいはず」と考え、業界を絞って就活を行いました。私の就活の時期はコロナ禍の真っ只中で、インターンシップもオンラインが中心でした。楽天カードのインターンシップもオンラインで開催されましたが、「人間関係のよさ」がとても伝わってきました。「ここで働けたら毎日楽しそう」という直感が働き、入社を決めました。実際に入社してからも人間関係に恵まれ、充実した生活を送っています。ひとつのことに長く取り組むのが性にあっていて、新卒で入社した会社で長く働きたいと思っていたため、楽天カードの福利厚生や、リフレッシュできる制度の充実ぶりにも惹かれました。

私の所属する信用企画部は、福岡が勤務地です。その中でも与信企画第1チームは、少人数で平均年齢が25歳と比較的若いチームです。主な業務は、新規申込に対する「審査基準」の作成と見直しです。膨大なデータを分析し、審査基準を定めることで、お客様ごとにカード発行の可否、適正な利用可能枠の設定を行っています。また、コロナ禍で消費が落ち着いていた時期、コロナ禍が明けた後など、その時々の社会情勢を踏まえたうえでの基準の見直しも実施しています。基準の作成・見直しは、会社の収益に直接影響を与えます。私は1年目から「企画」、つまり審査基準の作成を任せてもらいました。自分の仕事がどのぐらい収益に寄与したのかを数字で見ることができ、自分の貢献度を感じられるところが当部の魅力だと思います。

1年目から企画を任されたのは嬉しかった一方で、データ分析に対する苦手意識もあり、苦労しました。私は法学部出身で、大学では知的財産権などについて学んできたのですが、データ分析や、数学的な知識・スキルは全くない状態での配属でした。そのため、最初のうちは分析といっても右も左も分からず、上司に言われるがままに作業していました。自分なりの分析の視点を取り入れることができず、ふがいなさを感じたこともありました。でも、そこで投げやりにならず、分からないことは徹底的に聞いて、上長とコミュニケーションを取りながら、粘り強く分析に取り組みました。その結果として、分析という仕事との向き合い方が分かってきたように感じます。また、苦労した中でも1年目に自分が考えた企画をリリースすることができ、その嬉しさは今も自分の中に非常に強く残っています。
今ではメンターとして、後輩社員に分析のロジックを教える立場になりました。教える立場になると、その作業の意義を改めて深く考える必要があるので、仕事のやり方を見直すきっかけにもなっています。

楽天カードは、仕事で悩んでも1人で抱え込むことなく、上長や先輩社員とのコミュニケーションを通じて成長できる環境です。上長には、案件の進捗状況はもちろん、些細なことでも相談し、良好な信頼関係が築けています。
また、私の同期は、今は全国の拠点に配属されていますが、最初の4カ月は全員が福岡拠点で、お客様への電話対応の業務を行っていました。お客様と直接コミュニケーションがとれる貴重な機会でもありましたが、そこで同期みんなとも仲良くなり、別の拠点にいる同期とも今も定期的に会ったりしています。他部署の同期に頼みごとをした際は、嫌な顔ひとつせず、こちらの期待値を超える対応をしてくれたりもし、弊社の「おもてなし」マインドが浸透しているなと実感します。もうひとつ、弊社のよいところが、社員のやりたいことをサポートしてくれる体制です。楽天グループで必須となる「TOEIC800点」についても、内定期間に毎週レッスンを受けさせてもらいました。他部署から異動してきた方に対して、しっかり研修期間があり、「教え・教えられる」体制があります。