Interview

学生時代は工学部で都市システムを専攻していました。研究していたのは、店のレジ前などで起こる“待ち行列”を数理モデルに置き換え、どのようにすれば待ち時間を短縮できるのかという、都市部で課題となる現象の解析です。
学生時代の研究を活かし、就職活動ではデータ解析を行う仕事を志望していました。中でも、今後大きく成長することが見込めるキャッシュレス業界に絞って就活を進め、特に大手クレジットカード会社のひとつで会員数も多いことから、さまざまなデータに携わることができる可能性のある楽天カードに就職を決めました。
入社して印象的だったのは、同世代である20代の若手社員が多いことです。また、入社1～2年目でも規模の大きな案件を任されることがあり、若手でも積極的にチャレンジできる環境が整っていることでした。

入社当初からカード企画部に配属され、現在4年目になります。カード企画部は、カードの新しい商品やデザインなどを考えるグループと、カードに付帯しているサービスを企画するグループの2つに分かれています。私はサービス企画グループに所属しており、主に3つの業務を行っています。1つ目は、各国際ブランドの特性をつかんでお客様にマッチしたサービスを提供するための準備を進めること。2つ目は、お得感を出す一方で社内のコスト調整を行うことです。既存サービスが変わる場合にはお客様に何をお伝えするべきか告知内容を考えたりもします。3つ目は、海外旅行保険などカードに付帯する保険の契約内容を取りまとめることです。いずれも長期的なスケジュールで行っており、長いもので企画からリリースまで2～3年かかるものもあります。ようやくリリースできたときには非常にやりがいを感じますし、リリースした案件に対し、SNSなどでさまざまなご意見をいただくと、世の中に影響のある仕事をしているのだと実感します。

入社2年目のときに、社内のあるプロジェクトをリードする立場になりました。準備期間中は関係各所でさまざまな意見が出たため、毎日関係者に声をかけながら、意見の食い違いが起きないよう入念にすりあわせ、意見を取りまとめました。
無事にリリースまでたどり着いたときは、心の底から安堵したのを覚えています。3～4カ月という短期間で準備し、収益拡大につながったことが評価され、楽天グループ全体での報奨である「楽天賞」でMVPを獲得しました。MVP Grand獲得者だけが参加できる海外研修ツアーにも参加し、アメリカの拠点である「楽天クリムゾンハウス ウエスト」の社内見学ができたのも良い経験になりました。私自身もこのプロジェクトに取り組んだことで、期日を決めてやり切る力が身に付いたと感じています。

世代の近い若手社員が多いため風通しが良く、気兼ねなく相談しやすい雰囲気があります。例えば、ほかの部署の人に仕事を依頼する際に、専門用語を使わずにわかりやすい説明ができているかどうかを近くの席の人に試しに聞いてもらったり、企画のアイデアを思いついたときは部内の社員に声をかけて説明し、意見をもらったりしています。
部長とも入社当初から月1回の「1on1ミーティング」で話す機会があり、悩みがあれば何でも相談できる関係です。また、定時退社しやすい点も魅力のひとつです。先輩社員は男女問わず育児休業を取得されていますし、趣味や家族との時間など、プライベートを大切にできる環境が整っています。飲み会が好きな明るい社員も多く、仕事以外でも仲を深めることができます。私はあまりお酒が飲めませんが、行きたいときに自由に参加できる雰囲気があるのも良い点だと思っています。