この「楽天カードタッチ決済利用規約」(以下「本規約」という。)は、楽天カード株式会社(以下「当社」という。)が発行するクレジットカード(以下「当社カード」という。)の本会員又は家族会員(以下「会員」という。)が、楽天カードタッチ決済サービスに当社カードを登録して、楽天ペイアプリを通じて、当社カードを用いて決済をする場合に適用される規約です。本規約に定めがない事項については、当社が別途定める「カード会員規約」(以下「基本規約」という。)が適用されます。
第1条(定義)
- 本規約において、次の各号に定める用語は、それぞれ次の各号で定める意味を有します。
- 「楽天カードタッチ決済サービス」(以下「本サービス」という。)とは、当社が、「楽天ペイアプリ」を通じて提供するサービス(その後継サービスを含む。)をいいます。
- 「楽天ペイアプリ」とは、指定端末を用いて本サービスを利用することができるソフトウェアであって、楽天ペイメント株式会社が提供するものをいいます。
- 「指定端末」とは、楽天ペイアプリに対応した、スマートフォン、タブレット、その他の機器であってNFC(国際標準規格として承認された近距離無線通信技術をいう。)機能を搭載するものをいいます。
- 「利用者」とは、本サービスを利用する会員をいいます。
- 「トークン化」とは、クレジットカード番号の漏洩等による第三者不正利用の対策のための技術であって、クレジットカード番号を、別の文字列に置き換えて、当該文字列(又は番号)を用いて、カード会社と加盟店等が情報をやり取りする方式をいいます。
- 「楽天カードタッチ決済ID(以下「決済ID」という。)」とは、利用者が指定端末毎に発行を受けるトークン化された番号をいいます。
- 本規約において別段の定義がされていない用語は、基本規約で定める意味を有します。
第2条(本サービスの提供主体について)
本サービスは、当社が、本規約に基づき、楽天ペイアプリを通じて利用者に対して提供するサービスです。本サービスは、楽天ペイメント株式会社が提供するサービスではなく、また、同社が提供するサービスの一部を構成するものでもありません。
第3条(本サービスの利用の条件)
- 当社カードの会員が、本サービスを利用するためには、本規約に承諾して、当社から本サービス用に発行した決済IDを得る必要があります。
- 家族会員が、前項の規定に基づき本規約に承諾する場合、本会員の承諾又は了承を得るものとします。家族会員が本規約に同意することにより、本会員も、本規約の適用を受けることとなります。
- 本サービスを利用する場合の支払方法は、原則として1回払いとして処理されます。但し、基本規約の規定に基づき、事後的にリボルビング払い又は分割払いに変更することができる場合があります。
第4条(決済IDの発行)
- 当社は、会員が、その正当に所持する当社カードについて、本サービスへの登録を当社に申請した場合には、カードの利用停止・失効、その他特段の事情が存しない限り、本サービスとの関係で、当社カードを特定するための決済IDを、利用者に対して発行するものとします。
- 当社は、セキュリティ上の理由、その他の事由に基づき、当社が必要と認める場合には、会員に対して発行した決済IDの利用を、いつでも停止し、又は削除することができます。
- 利用者は、本サービス所定の手続を経ることにより、当社が発行した決済IDを削除することができます。但し、当社が発行した決済IDを削除した場合であっても、削除前に本サービスを通じて開始された当社カードによる取引の効力は、特段の事情がない限り、有効となるものとします。
第5条(決済IDの目的外利用の禁止)
利用者は、当社カードに係るクレジットカード番号、セキュリティコード、有効期限、又は決済IDを、本サービスを使用した当社カードの利用又はその利用履歴の閲覧、その他、本サービス又は当社カード・サービスの利用の目的でのみ利用することができ、それ以外の目的のために利用し又は第三者に提供してはなりません。また、その利用の範囲は、当該目的に必要な範囲に限るものとします。
第6条(第三者による不正の防止のための安全管理)
- 利用者は、本サービスを通じた当社カードの第三者による不正利用等を防ぐため、次に掲げる機器又は情報を善良な管理者の注意義務をもって厳重に保管し、かつ、これらの機器又は情報を、正当な事由なく、第三者に譲渡し、引き渡し又は伝達してはならないものとします。
- 利用者が保有する楽天IDとパスワードの全部又は一部の情報
- 指定端末又はその情報
- 当社カードに対して発行された決済IDの情報
- 利用者は、本サービスを利用して当社カードによる決済を行った場合には、速やかに、楽天e-NAVIの会員向けの利用履歴画面、その他、当社所定のウェブサイトにおいて表示される利用履歴の内容に誤りがないか確認するものとし、誤りがあった場合には、速やかに当社に申し出るものとします。
- 利用者は、本サービスの利用を全面的に停止する場合、直ちに、楽天ペイアプリ若しくは楽天e-NAVI上で本サービスの利用停止のための措置をとるか、又は当社所定の方法により利用停止を届け出る等、第三者による不正利用を防止するために必要な措置を講じるものとします。
- 利用者は、第1項の規定にかかわらず、正当な事由に基づき指定端末を第三者に譲渡する場合においては、指定端末の設定を初期化するなど、第三者による不正利用を防止するために必要な措置を講じるものとします。
第7条(指定端末等の紛失時の対応)
- 本サービスを通じた当社カードの第三者による不正利用等を防ぐため、利用者は、当社カードを登録した指定端末を紛失した場合又は紛失した可能性を認識した場合、直ちに、当社に紛失の届出を行い、かつ、楽天e-NAVI上で利用停止措置を含む当社所定の方法による本サービスの利用停止の措置を講じなければならないものとします。
- 利用者が、当社カードの登録をした楽天ID若しくはパスワードを紛失し、若しくは盗難にあい、又はそのおそれがあることに気づいた場合、利用者は、速やかに当該アカウントの利用停止の手続を取り、又は、紛失等した、若しくはそのおそれのある楽天ID若しくはパスワードを直ちに変更する等、不正利用を防止するために適正と認められる措置を講じなければなりません。
第8条(責任制限)
- 当社は、次の各号のいずれかに起因して生じた損害について責任を負いません。
- 利用者が、楽天ID・パスワード、指定端末、又は決済IDを第三者に伝達し、当該第三者又はその転得者を通じて、楽天ID・パスワード、指定端末、又は決済IDが悪用されたことに起因する事故。
- 利用者が、当社又は楽天ペイメント株式会社の利用規約、特約、その他の付随規約等に違反したことに起因する事故。
- 当社による楽天ペイアプリとの連携機能の提供の中止又は中断。
- 当社は、いかなる場合においても、利用者による逸失利益について、損害賠償の責任を負いません。
第9条(無保証)
- 楽天ペイアプリの内容・品質、目的適合性、情報の最新性、瑕疵がないこと、その他の事項について、当社が保証するものではありません。
- 当社は、事前の予告なく本サービスの提供を中止する場合があります。
第10条(禁止事項)
利用者は、本サービスの利用に関し、次の各号のいずれかに該当する行為を行ってはなりません。
- 本サービス又は当社カード・サービスの利用申請及び利用に際して、虚偽の情報を申告、送信、又は登録する行為
- 本サービス又は当社カード・サービスの利用申請及び利用に際して、法令等に違反する行為、又は違反するおそれのある行為
- 当社と競合するサービスの提供・開発等のために当社カード・サービスを利用する行為
- 楽天ペイアプリの利用に際し、楽天ペイメント株式会社が提示する利用規約及びその付随規約・ガイドライン等に違反する行為
- その他、当社ウェブサイト等において、当社が禁止事項として指定し、周知する行為
第11条(基本規約との関係)
- 本規約に定めのない事項については、基本規約及びその付随特約の各関連条項が適用されるものとします。
- 本規約と、基本規約との間で矛盾・抵触する条項については、本規約が優先するものとします。
楽天カードタッチ決済の利用に伴う個人情報の取扱いに係る同意条項
利用者は、当社が、楽天ペイメント株式会社より、利用者の楽天ID、電話番号、端末情報(device ID)等の提供を受け、当社が有する会員情報と突合し、利用者を特定するために利用することに同意するものとします。
以上
(2022年9月制定)